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ヘルマンス
第73話 王都へ
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《途中の街・宿》
宿で一泊しました。
特に何も起こらなければ、翌朝には出発する予定です。
「折角お部屋で一緒に過ごせられると思ったのに―!」
「もう少しお話をしたかったですわ。」
プリスカ様とカトリナ様です。2人とは違う馬車だったので、休憩時に少し会話をする程度だった事もあり、不満があったのかな?
まさか僕と同じ部屋で寝泊まりさせる訳にはいきません。
僕は1人部屋に泊まりました。
寝る前に、外へスライム達を解き放ちます。
宿から少し離れた場所に空き地があって、色々な薬草やウィート等の植物が生えています。嬉々として向かっていきました。ポーションの回収はどうしよう?
結局僕も空き地に向かう事にしました。あっという間にお腹を満たしたスライム達。
ポーションを得られる状態になったスライム達に並んでもらい、僕は口元へ容器を差し出します。そしてそのまま吐き出してもらいました。
その後に固形物を落としたスライム達は満足したのか、カバンの中へ戻っていきます。
ワーム達は適当に地面の中で過ごすそうです。出発前に回収すればいいかな?
《翌朝・宿》
朝早くに食事を終えた僕達は早速出発する事に。その前にワーム達を回収しないと。
従者の方が馬車を準備している間に、ワームを回収しました。
どうやら空き地を耕してしまったようです。いいのかな?思わず空き地に生い茂る雑草を想像してしまいました。
まあ、草を食べる魔獣なんかの餌になるよね?そう思いつつちょっと気がひけてしまいました。ごめんなさい。
馬車の前に戻ると、準備は既に終わっていたようで、僕を待っていてくれていました。
乗り込むとすぐに出発。
一路王都へ!食事とおトイレの休憩はありますけどね。
《王都・門》
お昼を少し過ぎると、伯爵様は僕に、
「もうすぐ着く様だ。流石は天馬というべきか。しかし困った事になった。約束はまだ先なのだよ。遅れるよりは早く着いた方がいいから仕方ない。まあ一度城へ連絡はしてみるつもりだよ。ロキュス君は商人ギルドへ向かうといい。マルセル君がいるはずだ。」
暫くして城壁が見えてきました。
そのまま馬車は門の所へ。
ただ、門を通過する為でしょうか、沢山の馬車や人が列をなしています。
そんな列を尻目に僕達の馬車は、その隣にある少し小さな門へ向かっています。
この馬車だと何とか通過できる大きさ。
護衛の騎士の1人が天馬から降り、何かを門番の方に見せています。
それを見た門番の方は一瞬驚いたような表情をしていました。
そして馬車はそのまま門を通過していきます。
大きな門に並ばなくてよかったのかな?
「いいのだよ。この門は貴族や王族の為に存在しているのだ。」
成程。貴族はこういった特権を使って素早く移動できるようです。
《王都》
無事王都に入りました。
護衛の騎士の1人はそのまま先行し、何処かへ消えていきました。
また宿の確保でしょうか?
馬車は街道を進んでいきます。暫くすると先行していた騎士の方と合流しました。
どうやら宿泊先の交渉を終えて戻ってきたようです。
宿で一泊しました。
特に何も起こらなければ、翌朝には出発する予定です。
「折角お部屋で一緒に過ごせられると思ったのに―!」
「もう少しお話をしたかったですわ。」
プリスカ様とカトリナ様です。2人とは違う馬車だったので、休憩時に少し会話をする程度だった事もあり、不満があったのかな?
まさか僕と同じ部屋で寝泊まりさせる訳にはいきません。
僕は1人部屋に泊まりました。
寝る前に、外へスライム達を解き放ちます。
宿から少し離れた場所に空き地があって、色々な薬草やウィート等の植物が生えています。嬉々として向かっていきました。ポーションの回収はどうしよう?
結局僕も空き地に向かう事にしました。あっという間にお腹を満たしたスライム達。
ポーションを得られる状態になったスライム達に並んでもらい、僕は口元へ容器を差し出します。そしてそのまま吐き出してもらいました。
その後に固形物を落としたスライム達は満足したのか、カバンの中へ戻っていきます。
ワーム達は適当に地面の中で過ごすそうです。出発前に回収すればいいかな?
《翌朝・宿》
朝早くに食事を終えた僕達は早速出発する事に。その前にワーム達を回収しないと。
従者の方が馬車を準備している間に、ワームを回収しました。
どうやら空き地を耕してしまったようです。いいのかな?思わず空き地に生い茂る雑草を想像してしまいました。
まあ、草を食べる魔獣なんかの餌になるよね?そう思いつつちょっと気がひけてしまいました。ごめんなさい。
馬車の前に戻ると、準備は既に終わっていたようで、僕を待っていてくれていました。
乗り込むとすぐに出発。
一路王都へ!食事とおトイレの休憩はありますけどね。
《王都・門》
お昼を少し過ぎると、伯爵様は僕に、
「もうすぐ着く様だ。流石は天馬というべきか。しかし困った事になった。約束はまだ先なのだよ。遅れるよりは早く着いた方がいいから仕方ない。まあ一度城へ連絡はしてみるつもりだよ。ロキュス君は商人ギルドへ向かうといい。マルセル君がいるはずだ。」
暫くして城壁が見えてきました。
そのまま馬車は門の所へ。
ただ、門を通過する為でしょうか、沢山の馬車や人が列をなしています。
そんな列を尻目に僕達の馬車は、その隣にある少し小さな門へ向かっています。
この馬車だと何とか通過できる大きさ。
護衛の騎士の1人が天馬から降り、何かを門番の方に見せています。
それを見た門番の方は一瞬驚いたような表情をしていました。
そして馬車はそのまま門を通過していきます。
大きな門に並ばなくてよかったのかな?
「いいのだよ。この門は貴族や王族の為に存在しているのだ。」
成程。貴族はこういった特権を使って素早く移動できるようです。
《王都》
無事王都に入りました。
護衛の騎士の1人はそのまま先行し、何処かへ消えていきました。
また宿の確保でしょうか?
馬車は街道を進んでいきます。暫くすると先行していた騎士の方と合流しました。
どうやら宿泊先の交渉を終えて戻ってきたようです。
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