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王都ルーペルト
第84話 そのまま冒険者ギルドへ
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スライムの増やし方はマルセル夫妻も知っていますが、どうやらスライムの扱いについて、僕と違いがあるようです。
今まで僕が傍に行くと、常に土の中から飛び出してくれていたので気が付かなかったのです。
そう、僕以外ではわざわざスライムを掘り起こした後、手で暫く握ってあげないといけないという事実。
スラちゃんに確認すると、
【だって主は主だもん!】
と、答えになっていない返答です。
多分気配とか絆?どうやら僕とスラちゃん・・・・だけではなく、アスワムちゃんとも何か見えない絆のような、言葉にできない何かで繋がっているらしいです。
勿論天ちゃんとも。
念話みたいなのを、お互いやり取りできるのもこの絆?
そしてスラちゃんに頼んで眷属を人へと貸している現状において、スライム達の頑張り次第ではあっという間に数が増えちゃうんです。
固まったら地面に埋めて、翌日に掘り出すと新たな眷属スライムの誕生・・・・あれ?この場合新たな子ってどうなるの?
【僕の子の子だよー!だから僕の言う事を聞くんだよ―――!!!あとねー僕が伝えたら皆動かなくなるからねー!】
何だか今、物騒な事を伝えてくれた気もします。
こんな事をスラちゃんが眷属に伝えないで済むよう、気を付けないといけませんね。
《商人ギルド》
結局マルセルさんの出勤時間になったので、スライムの増え方に関しては有耶無耶になったまま、商人ギルドへ向かいました。
今回増えたスライムは全部連れて商人ギルドへ向かいますけれど。
マルセルさんは職員専用の出入り口から建物に入っていき、直ぐに玄関が開きました。そして僕を建物に入れてくれました。
まだ商人ギルドはやっていなかったようです。しかし、マルセルさんがこうやって直ぐに僕を建物内に入れてくれたのには訳があったようで、
「きゃあ!ロキュス君!青いスライムは?増えた?増えたわよね?」
「この子がロキュス君?いえロキュス様?ロキュス様!どうかこの私に青いスライムを最初にお貸し下さいませ!!」
「ちょっと何よあんたこんな時にいい子ぶったりして!」
「いいじゃない減るもんじゃないし!」
「き―――――――!」
「むき―――――――――――!」
暫くお待ち下さい・・・・
マルセルさんが呆れた表情をしながら、
「ほらほら、青いスライムは逃げませんからちゃんと並んで下さいよ!それとここは商人ギルドという事おを忘れなく。」
「あ、そうだったわ!ちゃんとお金はあります!さあ受け取って!」
・・・・青いスライムってこんなに必死になって求めるほどの効果なのでしょうか?
どうやら僕が考えているよりも、女性は必要らしいです。
その後、新たに青いスライムは4体増えた訳ですけれど、全て商人ギルドの女性職員に渡しました。
ここで用を終えた僕は、冒険者ギルドに向かう事にしました。
中々商人ギルドのお姉さん達は離してくれませんでしたけれど、玄関には今か今かと待っている商人の姿を見かけたので、何とか解放されました。以前もそうですけれど、女性って怖い・・・・
《冒険者ギルド》
「あ!ロキュスさんこっちですよー!」
入って早々にプリスカ様のお出迎えです。
今まで僕が傍に行くと、常に土の中から飛び出してくれていたので気が付かなかったのです。
そう、僕以外ではわざわざスライムを掘り起こした後、手で暫く握ってあげないといけないという事実。
スラちゃんに確認すると、
【だって主は主だもん!】
と、答えになっていない返答です。
多分気配とか絆?どうやら僕とスラちゃん・・・・だけではなく、アスワムちゃんとも何か見えない絆のような、言葉にできない何かで繋がっているらしいです。
勿論天ちゃんとも。
念話みたいなのを、お互いやり取りできるのもこの絆?
そしてスラちゃんに頼んで眷属を人へと貸している現状において、スライム達の頑張り次第ではあっという間に数が増えちゃうんです。
固まったら地面に埋めて、翌日に掘り出すと新たな眷属スライムの誕生・・・・あれ?この場合新たな子ってどうなるの?
【僕の子の子だよー!だから僕の言う事を聞くんだよ―――!!!あとねー僕が伝えたら皆動かなくなるからねー!】
何だか今、物騒な事を伝えてくれた気もします。
こんな事をスラちゃんが眷属に伝えないで済むよう、気を付けないといけませんね。
《商人ギルド》
結局マルセルさんの出勤時間になったので、スライムの増え方に関しては有耶無耶になったまま、商人ギルドへ向かいました。
今回増えたスライムは全部連れて商人ギルドへ向かいますけれど。
マルセルさんは職員専用の出入り口から建物に入っていき、直ぐに玄関が開きました。そして僕を建物に入れてくれました。
まだ商人ギルドはやっていなかったようです。しかし、マルセルさんがこうやって直ぐに僕を建物内に入れてくれたのには訳があったようで、
「きゃあ!ロキュス君!青いスライムは?増えた?増えたわよね?」
「この子がロキュス君?いえロキュス様?ロキュス様!どうかこの私に青いスライムを最初にお貸し下さいませ!!」
「ちょっと何よあんたこんな時にいい子ぶったりして!」
「いいじゃない減るもんじゃないし!」
「き―――――――!」
「むき―――――――――――!」
暫くお待ち下さい・・・・
マルセルさんが呆れた表情をしながら、
「ほらほら、青いスライムは逃げませんからちゃんと並んで下さいよ!それとここは商人ギルドという事おを忘れなく。」
「あ、そうだったわ!ちゃんとお金はあります!さあ受け取って!」
・・・・青いスライムってこんなに必死になって求めるほどの効果なのでしょうか?
どうやら僕が考えているよりも、女性は必要らしいです。
その後、新たに青いスライムは4体増えた訳ですけれど、全て商人ギルドの女性職員に渡しました。
ここで用を終えた僕は、冒険者ギルドに向かう事にしました。
中々商人ギルドのお姉さん達は離してくれませんでしたけれど、玄関には今か今かと待っている商人の姿を見かけたので、何とか解放されました。以前もそうですけれど、女性って怖い・・・・
《冒険者ギルド》
「あ!ロキュスさんこっちですよー!」
入って早々にプリスカ様のお出迎えです。
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