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外伝 リュークとエリザヴェータ
命の水だよ!
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僕達勇者パーティーは今、安全地帯と言われている場所で休憩中です。
聖女さまは魔力枯渇により動けない状態なので、ビーチェさんが傍に控えていて横で寝ています。
そして気が付けば、ビーチェさんも半ば倒れる感じで寝てしまっていました。
そして勇者さまとイディオさんですが、何やら懐から取り出し、また喫煙?そう思ったのですが何やら様子が変です。
「お、おおお?いいじゃねえka!イケてるze!キてるキてる!来てるze!」
「流石は勇者!効くのが早いな!俺はまだ・・・・うひょ?」
お酒でも飲んでいるのかと思ったのですが、それにしても様子が変です。
先程から変だと思ってはいたのですが、何か分からないものの僕が理解できる範疇を超えているようです。
「まさかとは思ったけれど、薬のようね。セアリアス帝国では使用するのを禁止しているのよ、あの手の薬は。」
レーツェルさんは何やら難しい顔をしながら2人の様子を見ていたのですが、そんな呟きともいえる言葉を僕に。
薬って何の事ですか?
「あの、薬って何ですか?回復薬や薬草なんかの事でしょうか?」
尤も回復薬も元をただせば薬草が主な成分。
「脳に直接影響が出る、一種の麻薬ね。酷い怪我人がいれば、回復させるまでの一時しのぎに用いる事もあるようだけれど、そんなのは例外中の例外。一度使用したら依存度の高さが酷いからと、かなり前から使用はおろか、所持すら禁止されているのよ。」
そんな危険な薬があるんだ。
「知りませんでした。ロニーさんもそのような薬は扱っていませんでしたし、聞いた事もなかったです。」
僕はレーツェルさんに返答しました。
「知らなくて当然。密輸が発覚すれば死罪になるから、真っ当な商人はそんなリスクを負ってまで仕入れないわね。ただ問題なのはそれを行う商人がいるって事ね。」
レーツェルさんは物知りです。
僕が知らない事を沢山知っていますし、機嫌がいい時は惜しみなく教えてくれます。
今のレーツェルさんは表情こそ険しいですが、僕に対する機嫌?はいいようです。
「そんな商人がいるんですね。」
聞いた事もないや。
「それはそうでしょうね。他国の商人ですから。それよりあの2人、暫くは無理そうね。何故薬に手を出したのかしら。ただでさえ素行がよくないのに、あれでは今後勇者として活動できるか怪しいわね。」
既に勇者さまとイディオさんはテンションが変です。
そんな中イディオさんが僕の所にやってきて、
「出せ!」
出せって何を?
「あの、何を出しますか?」
「決まってるじゃねえか!命の水だよ!」
そう言えば樽ごと仕舞っていたっけ。
「あ・・・・何処に出しますか?」
「何処ってそりゃあ・・・・勇者の所だ!」
その後樽を出したのですが、勇者さまとイディオさんは寝るまで・・・・半ば倒れるように寝てしまいましたが・・・・命の水を飲んでいました。
聖女さまは魔力枯渇により動けない状態なので、ビーチェさんが傍に控えていて横で寝ています。
そして気が付けば、ビーチェさんも半ば倒れる感じで寝てしまっていました。
そして勇者さまとイディオさんですが、何やら懐から取り出し、また喫煙?そう思ったのですが何やら様子が変です。
「お、おおお?いいじゃねえka!イケてるze!キてるキてる!来てるze!」
「流石は勇者!効くのが早いな!俺はまだ・・・・うひょ?」
お酒でも飲んでいるのかと思ったのですが、それにしても様子が変です。
先程から変だと思ってはいたのですが、何か分からないものの僕が理解できる範疇を超えているようです。
「まさかとは思ったけれど、薬のようね。セアリアス帝国では使用するのを禁止しているのよ、あの手の薬は。」
レーツェルさんは何やら難しい顔をしながら2人の様子を見ていたのですが、そんな呟きともいえる言葉を僕に。
薬って何の事ですか?
「あの、薬って何ですか?回復薬や薬草なんかの事でしょうか?」
尤も回復薬も元をただせば薬草が主な成分。
「脳に直接影響が出る、一種の麻薬ね。酷い怪我人がいれば、回復させるまでの一時しのぎに用いる事もあるようだけれど、そんなのは例外中の例外。一度使用したら依存度の高さが酷いからと、かなり前から使用はおろか、所持すら禁止されているのよ。」
そんな危険な薬があるんだ。
「知りませんでした。ロニーさんもそのような薬は扱っていませんでしたし、聞いた事もなかったです。」
僕はレーツェルさんに返答しました。
「知らなくて当然。密輸が発覚すれば死罪になるから、真っ当な商人はそんなリスクを負ってまで仕入れないわね。ただ問題なのはそれを行う商人がいるって事ね。」
レーツェルさんは物知りです。
僕が知らない事を沢山知っていますし、機嫌がいい時は惜しみなく教えてくれます。
今のレーツェルさんは表情こそ険しいですが、僕に対する機嫌?はいいようです。
「そんな商人がいるんですね。」
聞いた事もないや。
「それはそうでしょうね。他国の商人ですから。それよりあの2人、暫くは無理そうね。何故薬に手を出したのかしら。ただでさえ素行がよくないのに、あれでは今後勇者として活動できるか怪しいわね。」
既に勇者さまとイディオさんはテンションが変です。
そんな中イディオさんが僕の所にやってきて、
「出せ!」
出せって何を?
「あの、何を出しますか?」
「決まってるじゃねえか!命の水だよ!」
そう言えば樽ごと仕舞っていたっけ。
「あ・・・・何処に出しますか?」
「何処ってそりゃあ・・・・勇者の所だ!」
その後樽を出したのですが、勇者さまとイディオさんは寝るまで・・・・半ば倒れるように寝てしまいましたが・・・・命の水を飲んでいました。
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