6 / 129
花に嵐
お酒は二十歳になってから。
もうお腹いっぱい、って思った頃合いにデザート。甘いものは好きだから、きちんと別腹で入る。季節のフルーツのアイスと、俺が好きで毎回頼んでもらう冷凍ライチ。
「どうぞ?」
アイスを食べている間に、ライチを柊也が剥いてくれる。
のは、いいんだけど。
毎回、剥いたのを入れる皿もあるのに、なぜか剥いたその手で口元へ。自分でって言っても、手が汚れるからって。
食べてるのはいつも個室だし、双子と俺以外いないから、仕方なく、あーんと口を開けて入れてもらう。
半解凍のライチが口の中いっぱい。超幸せ。
今日のライチ係りが柊也でよかった。藤也だと、無駄に口の中に指突っ込もうとするから攻防に必死で味が時々わかんねぇんだよな……
「おいしいですか?」
「ん!!」
ほんと、美味いもん食ってるときって超幸せ!
高級中華を満喫して、いいもんもらって。今年の誕生日は生まれてから一番いいかもしれない。ちょっと過ぎてるけど。
店を出て、てっきりいつも通り家に送られると思ってたら、エレベーターが上に向かう。
「誕生日だから、特別ですよ」
ちーん、と、到着したのはスカイラウンジになったバー。えーっと、こういうとこ、高校生来てもいいの?
「酒さえ飲まなきゃ構わねぇよ。最近はノンアルコールのカクテルも増えてきてるし大丈夫だろ」
席は窓際のイイところがちゃんとリザーブされていて、カクテルとかよくわかんないから双子にお任せ。オレンジ色のきれいなジュース……だよな? コレ?
ちょっと薬っぽくて癖のある苦味が残るけど、さっぱりしてておいしい。あれはこれはっていろいろ。赤いのや、青いのや、牛乳っぽいの。四、五杯くらい飲んだかな。
なんか、体がフワフワする。きれいな夜景がぐるぐる……する。
「真琴君!?」
しゅーやの声が、遠くに聞こえたのが最後。
ブラックアウト。
----------------------------------------
未成年の飲酒はダメ絶対。
「どうぞ?」
アイスを食べている間に、ライチを柊也が剥いてくれる。
のは、いいんだけど。
毎回、剥いたのを入れる皿もあるのに、なぜか剥いたその手で口元へ。自分でって言っても、手が汚れるからって。
食べてるのはいつも個室だし、双子と俺以外いないから、仕方なく、あーんと口を開けて入れてもらう。
半解凍のライチが口の中いっぱい。超幸せ。
今日のライチ係りが柊也でよかった。藤也だと、無駄に口の中に指突っ込もうとするから攻防に必死で味が時々わかんねぇんだよな……
「おいしいですか?」
「ん!!」
ほんと、美味いもん食ってるときって超幸せ!
高級中華を満喫して、いいもんもらって。今年の誕生日は生まれてから一番いいかもしれない。ちょっと過ぎてるけど。
店を出て、てっきりいつも通り家に送られると思ってたら、エレベーターが上に向かう。
「誕生日だから、特別ですよ」
ちーん、と、到着したのはスカイラウンジになったバー。えーっと、こういうとこ、高校生来てもいいの?
「酒さえ飲まなきゃ構わねぇよ。最近はノンアルコールのカクテルも増えてきてるし大丈夫だろ」
席は窓際のイイところがちゃんとリザーブされていて、カクテルとかよくわかんないから双子にお任せ。オレンジ色のきれいなジュース……だよな? コレ?
ちょっと薬っぽくて癖のある苦味が残るけど、さっぱりしてておいしい。あれはこれはっていろいろ。赤いのや、青いのや、牛乳っぽいの。四、五杯くらい飲んだかな。
なんか、体がフワフワする。きれいな夜景がぐるぐる……する。
「真琴君!?」
しゅーやの声が、遠くに聞こえたのが最後。
ブラックアウト。
----------------------------------------
未成年の飲酒はダメ絶対。
あなたにおすすめの小説