51 / 129
雉も鳴かずば撃たれまい
アンタらほんとにそっくり双子だよ。
しおりを挟む
「あっ! やッ!! 何!? ひッ!!」
俺のヤツの、中。細いはずのその管を、何かが逆流してくる。せっかくおさまった鳥肌が、再びざざぁっと目覚めた。
「動くと余計痛いですよ? じっとしていなさい」
せっかく見なくていいように藤也がキスしてくれていたのに、俺はそれを振り切って、見てしまった。
柊也が、俺のを手のひらに載せて、そして、俺の中に、綿棒を侵入させているところを。
さっと、藤也の手のひらに顔を覆われた。けど、真っ暗になっても、その光景は焼き付いてしまった。
「あっ ああっ あああああああッ!!」
不思議と、痛みはない。ただ、頭の中で、普通なら絶対に何も感じないはずの、管の中を、無理なく押し広げながら入ってくる綿棒の先はちょっと膨らんでて、今お尻のほうに突っ込まれてるのと同じ形だなとか、もう、バカみたいなこと考えて、逃避していた。
「長めのものを準備しましたけど、さすがに抜けなくなったら困りますからね。一番奥まで届かないでしょうけれど、今日はこのくらいで。早急に真琴に合うものを作りましょうね」
「はぅンッ」
「いいお返事ですね」
先っぽから出ている、綿棒の端を突(つつ)いて言った柊也の言葉に返事をするみたいになった。当然そんなつもりじゃなかったけど、確かに返事をしたみたいになった。
「お前、酷いやつだとは思ってたけど、ホント容赦ねぇな」
「なにを言いますか。ほら、真琴は受け入れたでしょう」
「いや、それは俺もびっくり。ってかもう動いていい? 俺、このまま萎(しな)びたら泣けてくる」
「動くから抜いてやれと言わない藤也もいい加減酷いと思いますがね」
「だってキュウキュウ締めてくるし。マコってば挿れられてる間中締め付けてくれるんだぜ? マジ限界。このままヤっていいだろ」
アンタらほんとにそっくり双子だよ。動く許可を俺じゃなくて柊也に求める藤也って、何考えてんだよ……
「お前は? 上のお口も結構イけたぜ?」
「それもそそられますが、攻めまくっているとき口が塞がれていて真琴の声が聞こえないのは結構寂しいものですよ? そうですね……手でしてもらいましょうか」
俺の意思は!? ってか、俺、前に綿棒挿れられたままヤられんの? もう出ないだろうって言われたけど、でちゃいそうになったらどうすんだよ!?
「んじゃ ほどこうか、手。マコ? ちゃんと柊也の握ってろよ? 手ぇ離したらどうなるかは俺も知らないけど。あ、それから壊れない程度に激しくいくからな」
何それ!?
俺の手を拘束していたリボンがほどかれる。しばらく同じ形に固定されていたせいで、動かしたら関節や筋肉がギシギシする。
その手をそっと掴んで、俺の前に膝立ちになった柊也のソレに誘われた。やっぱり形そっくりだ。こんなでかいの挿れられてたのか俺……いや、今も挿れられてんだけど。
「ちゃんとしごいて、イかせてくださいよ?」
添えただけの俺の手に、柊也の手が重なって、ぎゅっと握りこまされる。
「イイ?」
「いいですよ」
「あッ! んあッ!!」
ガンっと突かれて、柊也の腹のあたりにのめりこむ。それでも、手は押さえられてるから離れない。
「うぁ! やッ 奥なのッ! もうそこ、いちばン、奥だからぁ!! 突かないでッ ちゅうちゅうするとこばっかり! やんッ! あンッ! だめぇ!! 奥ばっか、こすんないでぇ!!」
俺のヤツの、中。細いはずのその管を、何かが逆流してくる。せっかくおさまった鳥肌が、再びざざぁっと目覚めた。
「動くと余計痛いですよ? じっとしていなさい」
せっかく見なくていいように藤也がキスしてくれていたのに、俺はそれを振り切って、見てしまった。
柊也が、俺のを手のひらに載せて、そして、俺の中に、綿棒を侵入させているところを。
さっと、藤也の手のひらに顔を覆われた。けど、真っ暗になっても、その光景は焼き付いてしまった。
「あっ ああっ あああああああッ!!」
不思議と、痛みはない。ただ、頭の中で、普通なら絶対に何も感じないはずの、管の中を、無理なく押し広げながら入ってくる綿棒の先はちょっと膨らんでて、今お尻のほうに突っ込まれてるのと同じ形だなとか、もう、バカみたいなこと考えて、逃避していた。
「長めのものを準備しましたけど、さすがに抜けなくなったら困りますからね。一番奥まで届かないでしょうけれど、今日はこのくらいで。早急に真琴に合うものを作りましょうね」
「はぅンッ」
「いいお返事ですね」
先っぽから出ている、綿棒の端を突(つつ)いて言った柊也の言葉に返事をするみたいになった。当然そんなつもりじゃなかったけど、確かに返事をしたみたいになった。
「お前、酷いやつだとは思ってたけど、ホント容赦ねぇな」
「なにを言いますか。ほら、真琴は受け入れたでしょう」
「いや、それは俺もびっくり。ってかもう動いていい? 俺、このまま萎(しな)びたら泣けてくる」
「動くから抜いてやれと言わない藤也もいい加減酷いと思いますがね」
「だってキュウキュウ締めてくるし。マコってば挿れられてる間中締め付けてくれるんだぜ? マジ限界。このままヤっていいだろ」
アンタらほんとにそっくり双子だよ。動く許可を俺じゃなくて柊也に求める藤也って、何考えてんだよ……
「お前は? 上のお口も結構イけたぜ?」
「それもそそられますが、攻めまくっているとき口が塞がれていて真琴の声が聞こえないのは結構寂しいものですよ? そうですね……手でしてもらいましょうか」
俺の意思は!? ってか、俺、前に綿棒挿れられたままヤられんの? もう出ないだろうって言われたけど、でちゃいそうになったらどうすんだよ!?
「んじゃ ほどこうか、手。マコ? ちゃんと柊也の握ってろよ? 手ぇ離したらどうなるかは俺も知らないけど。あ、それから壊れない程度に激しくいくからな」
何それ!?
俺の手を拘束していたリボンがほどかれる。しばらく同じ形に固定されていたせいで、動かしたら関節や筋肉がギシギシする。
その手をそっと掴んで、俺の前に膝立ちになった柊也のソレに誘われた。やっぱり形そっくりだ。こんなでかいの挿れられてたのか俺……いや、今も挿れられてんだけど。
「ちゃんとしごいて、イかせてくださいよ?」
添えただけの俺の手に、柊也の手が重なって、ぎゅっと握りこまされる。
「イイ?」
「いいですよ」
「あッ! んあッ!!」
ガンっと突かれて、柊也の腹のあたりにのめりこむ。それでも、手は押さえられてるから離れない。
「うぁ! やッ 奥なのッ! もうそこ、いちばン、奥だからぁ!! 突かないでッ ちゅうちゅうするとこばっかり! やんッ! あンッ! だめぇ!! 奥ばっか、こすんないでぇ!!」
11
あなたにおすすめの小説
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる