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過ぎたるは猶及ばざるが如し
二人そろって同じ表現かよ!!
しおりを挟む数回、指で擦られたら、もともと萎えていなかったそこは、あっという間にカチカチに立っちゃった。自分の体なのに、どうして藤也の言うことばっかり聞くんだ、乳首ッ
「ぁッ!」
「マコの乳首ってかわいいのにめちゃくちゃエロいよなぁ」
「感度もいいですしねぇ 少し乳首を弄られただけで、こっちもめちゃくちゃ締め付けてきますし」
めちゃくちゃめちゃくちゃ二人そろって同じ表現かよ!!
「洗濯バサミもあるけど、さすがにここビッショビショにされたら困るから、適度に刺激するならコレかなとか」
もっ……漏らすとかそんな何回もあんなことなるかばかぁ!! あれは、あれは……あれはッ! なんかもういろいろあって起こった不幸な事故だッ!!
充血して膨らんでるのに、刺激にきゅっと締まってる、ぴんっとなった乳首の根元の辺りに、藤也が器用にヒモをかけて片方だけの蝶々結びみたいにして、そのままヒモを胸の間に渡して、反対側も同じように結わえてしまう。
根元のとこ、きゅってなってるけど、めちゃくちゃ痛いってほどじゃない。かといって、解けるほど緩くもしてない。
「片花結びかんせーい。俺、手先器用でホントに良かった」
「よくないッ! ナニコレ取って!! うきゃッ!! あんッ」
赤い乳首が白いヒモに縊(くび)りだされてるのが視界に入って、体を捩って取れないかと思ってたら、渡したとこをピンって弾かれた。
指で直接触られるのとはちょっと違った刺激に、勝手に体が跳ねる。
「ダメー 俺が解くまでに勝手に外したら、今度はこっちにたこ糸ぐるぐるして飾っちゃいたくなるからこのまま頑張って」
こっちって言いながら、俺の無理やり反応しました的な状態のヤツが次のターゲットだと言わんばかりに藤也が視線で示す。
この前の一応平たかったリボンだって育った時ぎゅうぎゅうだったのに、こんなの巻かれたら絶対痛いだろ。
「やっ やめぇ! このじょーたぃッで、くりくりッ やぁ」
無理やり根元を締められた状態で、藤也の太い親指の腹で両方同時にくりくり刺激される。
「や。じゃないっしょ?」
「ですねぇ 腰が揺れてますよ? ナカもぎゅうぎゅう締め付けて」
まだつながったままの場所から、みちゅみちゅやらしい音が立ち、乳首からの刺激に体に力が入っちゃう度に、ナカの柊也のが、ぐん、ぐんってでかくなっていく。
「ちがっ ちくび、へん。やだぁ あっ あんっ」
「やはりイイ反応ですね。仕込めばここだけで十分イけそうだ」
「確かに。こっちだけでイっちゃうのと、後ろだけでイっちゃうの。どっちが先だろうなぁ 乳首弄るだけでこんなかわいい声で啼いてくれるとか、おにーちゃん感動モノだわ」
もうなんか、あっとか、んっとかしか口から出てこない。括られて弄られて、乳首がめちゃくちゃ熱い。体が勝手に跳ねる。多分、柊也は今全然動いてないだろうけど、濡れた水音は相変わらず。
「乳首、気持ちイイ?」
きゅっと摘まんで引っ張って勃ち上がった側面を、くりくりと捩じるようにされる。痛みはあるけど、それよりも腰に一直線につながるような感覚。
「……ッく、なっ……あんッ!!」
「ほんッとーに、こっちのお口は意地っ張りだなぁ 素直に認めたらもっと気持ちいいぞ?」
乳首ばっかり弄ってた藤也の手が唇を這う。口で息をしてるせいか、唇が渇いて、かさかさだ。そのかさつきに気づいたのか、藤也の指が口の中まで入ってきて、唾液を掬い上げて唇に塗りつける。
「こちらは正直すぎですがね。ほら、わかるでしょう? 真琴が感じる度にナカが締まって。つられてまたこんなになってしまいましたよ?」
「はぁンッ!!」
ずっと、一度イってからじっとしてた柊也が、いきなりごりっと腰を押し付けてきた。
それがまた、藤也が口元に持ってきてない手で乳首を軽く弾くのと同時だから、ぎゅっと締め付けてしまって、そのまま入口の襞ごと巻き込まれ、奥を擦りあげられた。
深く深く穿たれて、広げられた足の間、袋の裏側にざりっと柊也の下生えが擦れるのさえ、妙な刺激になる。
そっちに気を取られてたら、乳首の方にぬるりとした感触。藤也に舐められてるって認識するのと同時に、なんか、え? きゅって……締まった? 糸。
「ひぃんッ! あぅっ!? な……?」
ちゅっと吸いたてるような音を立てて、つつっと舌で渡された糸をたどり、今度はもう片方。
やっぱり、藤也が舌を絡めた瞬間、糸が……キツくなった?
「あ? あぁ? ん、あ?」
「わかった? 綿の糸って濡れると縮むの。乳首ちっちゃいからどうかなぁと思ったんだけど、こんな些細な違い分かっちゃうってことは、やっぱマコの乳首は敏感だってこと」
な。
な。
なんだとッ!?
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