2 / 23
第一章 千年後の世界へ
第2話 巨樹
しおりを挟む
「……?」
体勢はそのまま、メルディは瞳を右へ動かし、それから左を見て、もう一度右へ……そしてまた真上の空へ視線を向けた。
(ここは……?)
魔の森ならこれだけ開けた空が見えるわけがない。なにより魔獣の気配は消え去り、自分以外の人間の気配をすぐ近くで感じたメルディは眉を顰める。現状を把握できず——いや、把握はしているが理解が追いついていなかった。
「わぁ! あの人、魔法使いみたいなかっこうしてる!」
「こら! 指差しちゃダメよ! こっちに来なさい!」
幼い子供のまるで珍しいものを見つけた時の楽し気な声と、焦るような母親の声がメルディから離れるように少しずつ遠くなっていく。
(魔の森に小さな子供ってことはないだろうし……え!? まさか転移した!?)
まだぼんやりとした頭で空を見上げたまま記憶を呼び覚ます。強烈な光、抗えないほどの強い力……いつか読んだ書物に非常に稀な天変地異の一つとして記載されていた。
【自然転移現象……転移先が人里が近くにあるなら幸運。海だとどうしようもない。各地にある魔の森だったら通常の人間は生きることを諦めるしかないだろう。】
なんてことが書かれていたのだ。
(よし。人間が住んでる場所からならなんとか家には帰れるでしょ)
腹筋を使ってよっ! と起き上がった。ぽろぽろと服についていた芝生が落ちる。
「!!!!!??」
その時見た景色の衝撃と言ったら。彼女の師匠が領主と喧嘩してボロボロにした城の跡を見た時よりも大きく、メルディは目を見開いていた。
彼女が倒れていたのは小高い丘の上。とても眺めがいい。背後には巨大な木がそびえたっている。かなりの樹齢に違いないことが簡単に窺い知れた。
「なにあれ!?」
目の前に見える景色の中には、ボコボコと大きな建物があっちこっちに生えている。海の近くには大聖堂のような建物も。そこから離れた場所にはガラス窓がたくさん張り付けられた高い塔がいくつもある。といういか、建物自体がみっちりとひしめき合っている。建物、建物、建物建物……道路には大量の馬車のような乗り物が高速で動いている。最新の魔道具かもしれないとメルディは目を凝らした。魔獣の群れだったら大変だ。
(大都会に転移しちゃったのね)
メルディが住んでいた街もかなり大きかったが、ここは王都よりも栄えている。もしかしたら国もまたいでいるのかもしれない、と警戒を強めたちょうどその時、彼女の耳に届いたのは柔らかな声だった。
「あれ~? おねーさん、観光?」
「へ?」
スラリと背の高い青年が話しかけてきた。色素の薄い茶色の髪が、太陽に照らされて透けている。身に着けている服もなんだかとてもシンプルだ。これがこの国の民族衣装なのかとメルディはついジロジロと観察しまった。周囲にいる人達も飾り気のない服が多い。腰に剣をさしている人間も見当たらないことに気付く。
(よっぽど平和な国なのね)
思わずメルディの表情が緩んだ。とんでもない自然現象に巻き込まれたと思ったが、最悪の事態は免れた、と。
「おい。行くぞ」
スラリとした青年の後ろには短く刈り上げたブロンドの端正な顔立ちの青年もいた。メルディの方を怪訝そうに見ている。そんな彼の方を振り向きもせず、人懐こい笑顔のまま茶髪の青年がメルディの視線の先を探した。
「あれはね、マグノス大聖堂。来年で九百歳なんだよ!」
あっちのあれだよ? と海の方を向いて指をさした。
「とっても綺麗な建物……」
それに彼女の師匠と同じ名前。何も知らないこの街だが、メルディはなんだか親近感が沸いてくるのを感じていた。
よく見てみようと彼女は左手の人差し指を小さくうとかした。するとどこからか金縁の片眼鏡が現れ、メルディはそれを当たり前のように指先で触れ、見え方を調整し始めた。
大聖堂には色とりどりのステンドガラスがはめ込まれ、太陽の光を美しく取り込んでいる。周辺の広場には賑やかで、市も開かれているのが見えた。
「そうでしょ~! この街の一番の観光地!」
茶髪の青年は嬉しそうに同じ方向を見ているが、その後ろのブロンドは目を見開き口をあんぐり広げている。
(なに!?)
メルディとブロンドの反応に気付くことなく、相変わらずにこにこと茶髪の青年は話続けていた。
「おねーさんはコスプレ? あの巨樹の前で撮影すんのかな?」
「こすぷれ?」
「違った? メルディの樹も結構な人気スポットなんだけど。たまにロケ撮影してる人たちもいるんだよね」
(何その名前!?)
ギョッとしながらその自分と同じ名前のついた樹の方へと振り返る。
(そういえばこの樹……どこかで……?)
思い出せそうで思い出せないモヤモヤとした感覚がメルディの中へと広がり始めた。首を傾げ、一生懸命思い出そうとしていると、
「なっ……おまっ、おまえっ! 魔法使いか!?」
驚いた表情のまま固まっていたブロンドが声を上げた。何を今更と、メルディは半目になっている。
(この大都会では魔法使いなんてそうそう珍しいモンじゃないでしょうに)
と、思いながら。
「魔法使いというか……まぁその……まだ見習いなんだけど……」
胸を張って魔法使いと名乗れないのが少し悔しい。魔女や魔法使いを名乗るには、師匠による杖の授与が必要なのだ。
『ん~メルディの杖? もうちゃんと用意してるよ!』
『え!? じゃあそろそろ!?』
『アハハ! ……僕がそう簡単にあげるとでも?』
『ンギー! やっぱり!!!』
『まあしかるべき時に君は手にするだろうよ』
昨晩、レオナルドと話したばかりの内容。杖を手にする為には早く師匠の所に戻らなければならない。
「うそっ!? マジで!?」
今度は茶髪の青年まで驚き始めた。幽霊でも見ているような顔だ。大袈裟すぎるとメルディは思っていた。この時はまだ。
「この国では魔法使いが珍しいの?」
魔法使いの数は通常、街の大きさに比例する。これだけの大都市であれば、通常であれば魔術師も錬金術師も魔具師もかなりの数がいるはずだ。そうでないのなら、やはり国を跨いだのだろうとメルディは考えていた。が……、
「魔法使いが珍しい? 世界中で絶滅寸前だっつーの」
本日二度目。言葉は聞こえたはずなのにメルディは理解が追いつかない。
(じゃあ私はどこに転移したわけ……?)
ただ口をポカンと開けて、焦点をどこにも合わせられず固まるしかなかった。
体勢はそのまま、メルディは瞳を右へ動かし、それから左を見て、もう一度右へ……そしてまた真上の空へ視線を向けた。
(ここは……?)
魔の森ならこれだけ開けた空が見えるわけがない。なにより魔獣の気配は消え去り、自分以外の人間の気配をすぐ近くで感じたメルディは眉を顰める。現状を把握できず——いや、把握はしているが理解が追いついていなかった。
「わぁ! あの人、魔法使いみたいなかっこうしてる!」
「こら! 指差しちゃダメよ! こっちに来なさい!」
幼い子供のまるで珍しいものを見つけた時の楽し気な声と、焦るような母親の声がメルディから離れるように少しずつ遠くなっていく。
(魔の森に小さな子供ってことはないだろうし……え!? まさか転移した!?)
まだぼんやりとした頭で空を見上げたまま記憶を呼び覚ます。強烈な光、抗えないほどの強い力……いつか読んだ書物に非常に稀な天変地異の一つとして記載されていた。
【自然転移現象……転移先が人里が近くにあるなら幸運。海だとどうしようもない。各地にある魔の森だったら通常の人間は生きることを諦めるしかないだろう。】
なんてことが書かれていたのだ。
(よし。人間が住んでる場所からならなんとか家には帰れるでしょ)
腹筋を使ってよっ! と起き上がった。ぽろぽろと服についていた芝生が落ちる。
「!!!!!??」
その時見た景色の衝撃と言ったら。彼女の師匠が領主と喧嘩してボロボロにした城の跡を見た時よりも大きく、メルディは目を見開いていた。
彼女が倒れていたのは小高い丘の上。とても眺めがいい。背後には巨大な木がそびえたっている。かなりの樹齢に違いないことが簡単に窺い知れた。
「なにあれ!?」
目の前に見える景色の中には、ボコボコと大きな建物があっちこっちに生えている。海の近くには大聖堂のような建物も。そこから離れた場所にはガラス窓がたくさん張り付けられた高い塔がいくつもある。といういか、建物自体がみっちりとひしめき合っている。建物、建物、建物建物……道路には大量の馬車のような乗り物が高速で動いている。最新の魔道具かもしれないとメルディは目を凝らした。魔獣の群れだったら大変だ。
(大都会に転移しちゃったのね)
メルディが住んでいた街もかなり大きかったが、ここは王都よりも栄えている。もしかしたら国もまたいでいるのかもしれない、と警戒を強めたちょうどその時、彼女の耳に届いたのは柔らかな声だった。
「あれ~? おねーさん、観光?」
「へ?」
スラリと背の高い青年が話しかけてきた。色素の薄い茶色の髪が、太陽に照らされて透けている。身に着けている服もなんだかとてもシンプルだ。これがこの国の民族衣装なのかとメルディはついジロジロと観察しまった。周囲にいる人達も飾り気のない服が多い。腰に剣をさしている人間も見当たらないことに気付く。
(よっぽど平和な国なのね)
思わずメルディの表情が緩んだ。とんでもない自然現象に巻き込まれたと思ったが、最悪の事態は免れた、と。
「おい。行くぞ」
スラリとした青年の後ろには短く刈り上げたブロンドの端正な顔立ちの青年もいた。メルディの方を怪訝そうに見ている。そんな彼の方を振り向きもせず、人懐こい笑顔のまま茶髪の青年がメルディの視線の先を探した。
「あれはね、マグノス大聖堂。来年で九百歳なんだよ!」
あっちのあれだよ? と海の方を向いて指をさした。
「とっても綺麗な建物……」
それに彼女の師匠と同じ名前。何も知らないこの街だが、メルディはなんだか親近感が沸いてくるのを感じていた。
よく見てみようと彼女は左手の人差し指を小さくうとかした。するとどこからか金縁の片眼鏡が現れ、メルディはそれを当たり前のように指先で触れ、見え方を調整し始めた。
大聖堂には色とりどりのステンドガラスがはめ込まれ、太陽の光を美しく取り込んでいる。周辺の広場には賑やかで、市も開かれているのが見えた。
「そうでしょ~! この街の一番の観光地!」
茶髪の青年は嬉しそうに同じ方向を見ているが、その後ろのブロンドは目を見開き口をあんぐり広げている。
(なに!?)
メルディとブロンドの反応に気付くことなく、相変わらずにこにこと茶髪の青年は話続けていた。
「おねーさんはコスプレ? あの巨樹の前で撮影すんのかな?」
「こすぷれ?」
「違った? メルディの樹も結構な人気スポットなんだけど。たまにロケ撮影してる人たちもいるんだよね」
(何その名前!?)
ギョッとしながらその自分と同じ名前のついた樹の方へと振り返る。
(そういえばこの樹……どこかで……?)
思い出せそうで思い出せないモヤモヤとした感覚がメルディの中へと広がり始めた。首を傾げ、一生懸命思い出そうとしていると、
「なっ……おまっ、おまえっ! 魔法使いか!?」
驚いた表情のまま固まっていたブロンドが声を上げた。何を今更と、メルディは半目になっている。
(この大都会では魔法使いなんてそうそう珍しいモンじゃないでしょうに)
と、思いながら。
「魔法使いというか……まぁその……まだ見習いなんだけど……」
胸を張って魔法使いと名乗れないのが少し悔しい。魔女や魔法使いを名乗るには、師匠による杖の授与が必要なのだ。
『ん~メルディの杖? もうちゃんと用意してるよ!』
『え!? じゃあそろそろ!?』
『アハハ! ……僕がそう簡単にあげるとでも?』
『ンギー! やっぱり!!!』
『まあしかるべき時に君は手にするだろうよ』
昨晩、レオナルドと話したばかりの内容。杖を手にする為には早く師匠の所に戻らなければならない。
「うそっ!? マジで!?」
今度は茶髪の青年まで驚き始めた。幽霊でも見ているような顔だ。大袈裟すぎるとメルディは思っていた。この時はまだ。
「この国では魔法使いが珍しいの?」
魔法使いの数は通常、街の大きさに比例する。これだけの大都市であれば、通常であれば魔術師も錬金術師も魔具師もかなりの数がいるはずだ。そうでないのなら、やはり国を跨いだのだろうとメルディは考えていた。が……、
「魔法使いが珍しい? 世界中で絶滅寸前だっつーの」
本日二度目。言葉は聞こえたはずなのにメルディは理解が追いつかない。
(じゃあ私はどこに転移したわけ……?)
ただ口をポカンと開けて、焦点をどこにも合わせられず固まるしかなかった。
45
あなたにおすすめの小説
【完結】ドアマットに気付かない系夫の謝罪は死んだ妻には届かない
堀 和三盆
恋愛
一年にわたる長期出張から戻ると、愛する妻のシェルタが帰らぬ人になっていた。流行病に罹ったらしく、感染を避けるためにと火葬をされて骨になった妻は墓の下。
信じられなかった。
母を責め使用人を責めて暴れ回って、僕は自らの身に降りかかった突然の不幸を嘆いた。まだ、結婚して3年もたっていないというのに……。
そんな中。僕は遺品の整理中に隠すようにして仕舞われていた妻の日記帳を見つけてしまう。愛する妻が最後に何を考えていたのかを知る手段になるかもしれない。そんな軽い気持ちで日記を開いて戦慄した。
日記には妻がこの家に嫁いでから病に倒れるまでの――母や使用人からの壮絶な嫌がらせの数々が綴られていたのだ。
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
私はもう必要ないらしいので、国を護る秘術を解くことにした〜気づいた頃には、もう遅いですよ?〜
AK
ファンタジー
ランドロール公爵家は、数百年前に王国を大地震の脅威から護った『要の巫女』の子孫として王国に名を残している。
そして15歳になったリシア・ランドロールも一族の慣しに従って『要の巫女』の座を受け継ぐこととなる。
さらに王太子がリシアを婚約者に選んだことで二人は婚約を結ぶことが決定した。
しかし本物の巫女としての力を持っていたのは初代のみで、それ以降はただ形式上の祈りを捧げる名ばかりの巫女ばかりであった。
それ故に時代とともにランドロール公爵家を敬う者は減っていき、遂に王太子アストラはリシアとの婚約破棄を宣言すると共にランドロール家の爵位を剥奪する事を決定してしまう。
だが彼らは知らなかった。リシアこそが初代『要の巫女』の生まれ変わりであり、これから王国で発生する大地震を予兆し鎮めていたと言う事実を。
そして「もう私は必要ないんですよね?」と、そっと術を解き、リシアは国を後にする決意をするのだった。
※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【完結】アル中の俺、転生して断酒したのに毒杯を賜る
堀 和三盆
ファンタジー
前世、俺はいわゆるアル中だった。色んな言い訳はあるが、ただ単に俺の心が弱かった。酒に逃げた。朝も昼も夜も酒を飲み、周囲や家族に迷惑をかけた。だから。転生した俺は決意した。今世では決して酒は飲まない、と。
それなのに、まさか無実の罪で毒杯を賜るなんて。
死に戻り勇者は二度目の人生を穏やかに暮らしたい ~殺されたら過去に戻ったので、今度こそ失敗しない勇者の冒険~
白い彗星
ファンタジー
世界を救った勇者、彼はその力を危険視され、仲間に殺されてしまう。無念のうちに命を散らした男ロア、彼が目を覚ますと、なんと過去に戻っていた!
もうあんなヘマはしない、そう誓ったロアは、二度目の人生を穏やかに過ごすことを決意する!
とはいえ世界を救う使命からは逃れられないので、世界を救った後にひっそりと暮らすことにします。勇者としてとんでもない力を手に入れた男が、死の原因を回避するために苦心する!
ロアが死に戻りしたのは、いったいなぜなのか……一度目の人生との分岐点、その先でロアは果たして、穏やかに過ごすことが出来るのだろうか?
過去へ戻った勇者の、ひっそり冒険談
小説家になろうでも連載しています!
【完結】私は聖女の代用品だったらしい
雨雲レーダー
恋愛
異世界に聖女として召喚された紗月。
元の世界に帰る方法を探してくれるというリュミナス王国の王であるアレクの言葉を信じて、聖女として頑張ろうと決意するが、ある日大学の後輩でもあった天音が真の聖女として召喚されてから全てが変わりはじめ、ついには身に覚えのない罪で荒野に置き去りにされてしまう。
絶望の中で手を差し伸べたのは、隣国グランツ帝国の冷酷な皇帝マティアスだった。
「俺のものになれ」
突然の言葉に唖然とするものの、行く場所も帰る場所もない紗月はしぶしぶ着いて行くことに。
だけど帝国での生活は意外と楽しくて、マティアスもそんなにイヤなやつじゃないのかも?
捨てられた聖女と孤高の皇帝が絆を深めていく一方で、リュミナス王国では次々と異変がおこっていた。
・完結まで予約投稿済みです。
・1日3回更新(7時・12時・18時)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる