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49.変化-side王妃-
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「母上、私の婚約者にふさわしい女性を見つけました」
ある日、息子であり第一王子のヴィムが私の部屋を訪れて来たので、珍しい事もあるのだなと思っていた。
しかしそんな事を考えていると、更に衝撃的な言葉がヴィムの口から告げられて、私は驚きの余りぽかんと気の抜けた表情をしてしまう。
(今、婚約者を見つけたって言った?)
「母上、聞いていますか?」
「あ……、ごめんなさい。驚き過ぎて心臓が止まるかと思ったわ。今の話は本当なの?」
「全く大袈裟な人だ。本当です、こんな嘘を付いてどうするんですか」
ヴィムは、はぁと呆れた様に溜息を漏らしていた。
だけど私が驚くのは当然のことだった。
今まで幾度となく婚約の話を持ち掛けても、その全てを門前払いして来る様な男だ。
女性を近づけさせないと言うか、全く興味が無いように見えていた。
ヴィムは第一王子であり、王太子である為いずれはこの国を背負っていく人間だ。
そしてこの国の歴史を止めない様に、子孫を残し次に受け継がせていく義務がある。
本来ならば婚約者の選定は私が任されていた事なのだが、完全にお手上げ状態だった為、この事を陛下に相談することにした。
すると陛下は、それならばヴィムに自分で選ばせてはどうかと提案してきたのだ。
子供の頃からヴィムは何においても完璧に熟す様な人間だった。
それは幼い頃から厳しい教育を受けさせて、将来は国王になる人間だとすり込ませる様に育てていった結果なのだと思う。
そして簡単に人の言葉を信用するなと日々言われ続けたことにより、勘が鋭くなり人の思惑を読み取るのが本当に上手くなった。
上辺だけの言葉は絶対に信用しない、そんな人間になってしまった様だ。
ヴィムが王立学園に入学する時に「在学中に自分で婚約者を見つけて来なさい」と命じた。
私達が決めた相手を受け入れてくれない以上、自分で選んでもらうしか他に方法が無かったからだ。
だけどヴィム自身が選んだ相手なら、間違いなく未来の王妃にふさわしい相手なのだろうと確信を持つことが出来た。
しかし、本当に見つけてくるなんて思ってもいなかった。
だからヴィムの言葉を聞いて私は気が抜ける程驚いてしまったのだった。
「どんな女性なのか聞いていい?」
「はい、一応こちらに彼女に関する資料を用意しました」
私はテーブルに置かれている資料を手に取ると読み始めた。
「残念ですが、彼女には現在婚約者がいます。その為、今すぐに婚約を結ぶことは出来ません」
「……は?」
耳を疑う様な言葉が流れて来て、私は慌てるようにヴィムの方に視線を向けた。
「今は婚約者がいますが、直に白紙に戻す予定なのでご安心ください」
「ちょ、ちょっとまって。婚約者がいるって、あなた何を考えているの!? 略奪でもするつもり?」
「略奪ですか」
私の言葉を聞いてヴィムは薄笑みを浮かべた。
(たしかに自分で婚約者を選べとは言ったけど、他に婚約者がいる相手から奪えなんて言ったつもりは無いわ……)
「あんな男、彼女にはふさわしくない。それにその婚約者には他に思っている相手がいるようだ。穏便に事を進めますのでご安心ください」
「そうなの、ね。プラーム伯爵家の長女……、家柄には問題はなさそうね。あなたに次ぐ成績を取る位だからきっと優秀な方なのね」
「はい、彼女こそが私の婚約者にふさわしい相手だと思っています」
「だけど、本当に上手くいくの?」
ヴィムは何の迷いも無く話し続けているが、私は不安だった。
それはヴィムが何を考えているのかが分からないからこそ、怖かったのかもしれない。
「不遇な事故にでも遭わせて、この舞台から強制的に降りてもらおうかと考えたこともありましたが、それだと彼女の心にあの男の存在をいつまでも住まわせてしまう可能性がある。そんなことは絶対に許せない……」
ヴィムは声を押し殺すように小さく話していたが、そこからは不気味な程に狂気が滲み出ている様に感じた。
殺気と言ってもいいのかもしれない。
ヴィムは『あの男』の話をする時、いつも嫌悪するように表情を歪ませていた。
普段は感情を決して表には出さないヴィムが、彼女の話をする時にだけ表情を変えている事に私は驚いていた。
いつも淡白で他人に対して興味を持つ事なんてあるのだろうかとずっと思ってきたが、一人の令嬢と出会い確実に何かが変わった様だ。
ヴィムを変えさせた令嬢に興味を持つのと同時に、歪んだ感情を露わにする息子の姿に恐怖した。
(これが本当のヴィムの姿なの……?)
私はヴィムを生んだ母親であるが、教育は全て他の者に任せていたし、世話だって殆どしたことはなかった。
だけどヴィムに対しての愛情はそれなりに持っているつもりだ。
ヴィムは陛下との間に初めて出来た子であり、一番王座に近い存在。
だから私の傍に置くことは許されず、幼い頃から厳しく躾けられる事となった。
これは王家の嫡男として生まれて来てしまったが故の運命なのだろう。
その後に次男、三男と生まれたが、ヴィムの時の様な対応はされず、私もそれなりに育児に参加することが出来た。
ヴィムに与えてやれなかった愛情を、後から生まれて来た子達に注いだ。
それで私の気持ちはある程度は満たされたが、それを見てヴィムはどう感じていたのだろう。
もちろん、怖くてそんなことを聞いた事など一度も無い。
そんなこともあり、ヴィムにとっての私は形だけの母親なのだろう。
私と話すときはいつも単調に話すし、作られた笑顔を纏わせて本当の姿を隠している。
他の誰に対してもそうだが、彼女にだけは違う様だ。
「母上、随分と怖い顔をされているように見えますが、そんな愚策を実行したりはしませんからご安心ください。もっと確実な方法で彼女を手に入れるつもりですので。少し時間はかかるとは思いますが、全てを私に任せて、余計な事はしないようお願いします」
「…………」
ヴィムの瞳は『邪魔をするな』と言っている様に見えて、私はごくっと言葉を飲み込む様に唾を呑んだ。
****
あれから数年の月日が流れた。
卒業までと約束をしていたが、未だにヴィムの狙っている令嬢は婚約中のままだ。
だけど彼女は事務官の資格を得て王宮へとやって来た。
そしてヴィムはあろうことか彼女を自分の傍に置き始めたのだ。
なんでも自分の傍に付けたのは、この国の情勢や機密情報などを事細かく把握させて、共有する為らしい。
表向きは仕事上の良きパートナーの様に見せかけてはいるが、本当の意図は別にある。
それは言わば王妃教育の一環であり、婚約者になった後に教えられることだ。
恐らく彼女は何も知らずに仕事だと思い、その情報を聞かされているのだろう。
だけどそれを聞いてしまえば、もう逃げることは許されなくなる。
ヴィムは彼女の逃げ道を塞ぎながら、ゆっくりと計画を進めている。
その執念深さを感じると、選ばれてしまった彼女に同情すらしてしまう。
ヴィムに目を付けられて可哀そうに、と。
それから暫くして正式に彼女がヴィムの婚約者に決まったと聞かされた。
私はその知らせを聞いて、素直に喜ぶことは出来なかった。
長かったヴィムの計画が成就したことになるのだが、彼女はヴィムの狂気に包まれた本性を知っているのだろうか。
それを知っても尚、彼女はヴィムを愛することが出来るのか……。
もちろん私は母親だから、二人には幸せになって欲しいと願っている。
薔薇のオイルを彼女に贈ったのには歓迎していると意思表示させる目的もあるが、それだけでは無い。
もしこのオイルを気に入ってくれたら、無くなった時に私の元に来るかもしれない。
そうすれば彼女と話す機会が出来るからだ。
ヴィムは彼女を執務室に閉じ込め、仕事中は他の人間には一切会わせないという徹底ぶりだ。
彼女が王宮で過ごすことになっても、今日まで私にも紹介してくれることは無かった。
ある日、息子であり第一王子のヴィムが私の部屋を訪れて来たので、珍しい事もあるのだなと思っていた。
しかしそんな事を考えていると、更に衝撃的な言葉がヴィムの口から告げられて、私は驚きの余りぽかんと気の抜けた表情をしてしまう。
(今、婚約者を見つけたって言った?)
「母上、聞いていますか?」
「あ……、ごめんなさい。驚き過ぎて心臓が止まるかと思ったわ。今の話は本当なの?」
「全く大袈裟な人だ。本当です、こんな嘘を付いてどうするんですか」
ヴィムは、はぁと呆れた様に溜息を漏らしていた。
だけど私が驚くのは当然のことだった。
今まで幾度となく婚約の話を持ち掛けても、その全てを門前払いして来る様な男だ。
女性を近づけさせないと言うか、全く興味が無いように見えていた。
ヴィムは第一王子であり、王太子である為いずれはこの国を背負っていく人間だ。
そしてこの国の歴史を止めない様に、子孫を残し次に受け継がせていく義務がある。
本来ならば婚約者の選定は私が任されていた事なのだが、完全にお手上げ状態だった為、この事を陛下に相談することにした。
すると陛下は、それならばヴィムに自分で選ばせてはどうかと提案してきたのだ。
子供の頃からヴィムは何においても完璧に熟す様な人間だった。
それは幼い頃から厳しい教育を受けさせて、将来は国王になる人間だとすり込ませる様に育てていった結果なのだと思う。
そして簡単に人の言葉を信用するなと日々言われ続けたことにより、勘が鋭くなり人の思惑を読み取るのが本当に上手くなった。
上辺だけの言葉は絶対に信用しない、そんな人間になってしまった様だ。
ヴィムが王立学園に入学する時に「在学中に自分で婚約者を見つけて来なさい」と命じた。
私達が決めた相手を受け入れてくれない以上、自分で選んでもらうしか他に方法が無かったからだ。
だけどヴィム自身が選んだ相手なら、間違いなく未来の王妃にふさわしい相手なのだろうと確信を持つことが出来た。
しかし、本当に見つけてくるなんて思ってもいなかった。
だからヴィムの言葉を聞いて私は気が抜ける程驚いてしまったのだった。
「どんな女性なのか聞いていい?」
「はい、一応こちらに彼女に関する資料を用意しました」
私はテーブルに置かれている資料を手に取ると読み始めた。
「残念ですが、彼女には現在婚約者がいます。その為、今すぐに婚約を結ぶことは出来ません」
「……は?」
耳を疑う様な言葉が流れて来て、私は慌てるようにヴィムの方に視線を向けた。
「今は婚約者がいますが、直に白紙に戻す予定なのでご安心ください」
「ちょ、ちょっとまって。婚約者がいるって、あなた何を考えているの!? 略奪でもするつもり?」
「略奪ですか」
私の言葉を聞いてヴィムは薄笑みを浮かべた。
(たしかに自分で婚約者を選べとは言ったけど、他に婚約者がいる相手から奪えなんて言ったつもりは無いわ……)
「あんな男、彼女にはふさわしくない。それにその婚約者には他に思っている相手がいるようだ。穏便に事を進めますのでご安心ください」
「そうなの、ね。プラーム伯爵家の長女……、家柄には問題はなさそうね。あなたに次ぐ成績を取る位だからきっと優秀な方なのね」
「はい、彼女こそが私の婚約者にふさわしい相手だと思っています」
「だけど、本当に上手くいくの?」
ヴィムは何の迷いも無く話し続けているが、私は不安だった。
それはヴィムが何を考えているのかが分からないからこそ、怖かったのかもしれない。
「不遇な事故にでも遭わせて、この舞台から強制的に降りてもらおうかと考えたこともありましたが、それだと彼女の心にあの男の存在をいつまでも住まわせてしまう可能性がある。そんなことは絶対に許せない……」
ヴィムは声を押し殺すように小さく話していたが、そこからは不気味な程に狂気が滲み出ている様に感じた。
殺気と言ってもいいのかもしれない。
ヴィムは『あの男』の話をする時、いつも嫌悪するように表情を歪ませていた。
普段は感情を決して表には出さないヴィムが、彼女の話をする時にだけ表情を変えている事に私は驚いていた。
いつも淡白で他人に対して興味を持つ事なんてあるのだろうかとずっと思ってきたが、一人の令嬢と出会い確実に何かが変わった様だ。
ヴィムを変えさせた令嬢に興味を持つのと同時に、歪んだ感情を露わにする息子の姿に恐怖した。
(これが本当のヴィムの姿なの……?)
私はヴィムを生んだ母親であるが、教育は全て他の者に任せていたし、世話だって殆どしたことはなかった。
だけどヴィムに対しての愛情はそれなりに持っているつもりだ。
ヴィムは陛下との間に初めて出来た子であり、一番王座に近い存在。
だから私の傍に置くことは許されず、幼い頃から厳しく躾けられる事となった。
これは王家の嫡男として生まれて来てしまったが故の運命なのだろう。
その後に次男、三男と生まれたが、ヴィムの時の様な対応はされず、私もそれなりに育児に参加することが出来た。
ヴィムに与えてやれなかった愛情を、後から生まれて来た子達に注いだ。
それで私の気持ちはある程度は満たされたが、それを見てヴィムはどう感じていたのだろう。
もちろん、怖くてそんなことを聞いた事など一度も無い。
そんなこともあり、ヴィムにとっての私は形だけの母親なのだろう。
私と話すときはいつも単調に話すし、作られた笑顔を纏わせて本当の姿を隠している。
他の誰に対してもそうだが、彼女にだけは違う様だ。
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「…………」
ヴィムの瞳は『邪魔をするな』と言っている様に見えて、私はごくっと言葉を飲み込む様に唾を呑んだ。
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だけど彼女は事務官の資格を得て王宮へとやって来た。
そしてヴィムはあろうことか彼女を自分の傍に置き始めたのだ。
なんでも自分の傍に付けたのは、この国の情勢や機密情報などを事細かく把握させて、共有する為らしい。
表向きは仕事上の良きパートナーの様に見せかけてはいるが、本当の意図は別にある。
それは言わば王妃教育の一環であり、婚約者になった後に教えられることだ。
恐らく彼女は何も知らずに仕事だと思い、その情報を聞かされているのだろう。
だけどそれを聞いてしまえば、もう逃げることは許されなくなる。
ヴィムは彼女の逃げ道を塞ぎながら、ゆっくりと計画を進めている。
その執念深さを感じると、選ばれてしまった彼女に同情すらしてしまう。
ヴィムに目を付けられて可哀そうに、と。
それから暫くして正式に彼女がヴィムの婚約者に決まったと聞かされた。
私はその知らせを聞いて、素直に喜ぶことは出来なかった。
長かったヴィムの計画が成就したことになるのだが、彼女はヴィムの狂気に包まれた本性を知っているのだろうか。
それを知っても尚、彼女はヴィムを愛することが出来るのか……。
もちろん私は母親だから、二人には幸せになって欲しいと願っている。
薔薇のオイルを彼女に贈ったのには歓迎していると意思表示させる目的もあるが、それだけでは無い。
もしこのオイルを気に入ってくれたら、無くなった時に私の元に来るかもしれない。
そうすれば彼女と話す機会が出来るからだ。
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