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33.私は選ばれた⑥-sideニコル-
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「貴女、一体どういうつもり……?」
私はいつもの様にルシ様に会いに足早に廊下を歩いていると、前方にいる数人の令嬢達に引き止められた。
そして人通りのない、中庭の死角の場所へと強引に連れて来られた。
(一体何なのよ。早くルシ様に会いたいのにっ!)
彼女達は私の事を責め立てるように睨みつけて来るが、どうしてそんな顔を私に向けられているのか全く理由が分からなかった。
何故なら彼女達とは話したことも無ければ、名前すら知らなかったからだ。
「あの、人違いをしていませんか?」
私は怯むことなく、強めの口調で返した。
むしろ怒っているのは私の方だ。
折角のルシ様と過ごせる時間を、いきなり現れた彼女達によって邪魔されているのだから。
こんな無駄な事に時間を割くのは嫌だったので、誤解を解いてさっさとこの場から立ち去ろうと考えていた。
「は? 人違いって……、人の婚約者に手を出しておいてそれはないんじゃない?」
「婚約者?」
「とぼけた顔をして白を切るつもり? だけど残念だったわね、ちゃんと証拠は押さえてあるから」
「私、そんな事してませんっ!」
彼女達は冷たい視線を私に向けていて、冗談で言っているわけではない事だけは伝わって来た。
しかしそんなことをした記憶は無かった。
だって私が好きなのはルシ様だけだ。
他の男に心が惹かれるなんてことは絶対にありえない。
だけど彼女達が婚約者の名前を次々に告げて言った瞬間、「あ……」と思い当たる出来事が頭に浮かんだ。
それはルシ様に嫉妬してもらう為に、適当に声をかけた者達の名前だったのだ。
「やっと思い出した?」
「ち、違いますっ! あれは、ただ友人として……」
「この期に及んで言い訳するつもり? さっきも言ったけどこちらには証拠がいくつもあるの。私達の事、甘く見ない方がいいわよ。……それと、貴女の事少し調べさせてもらったのだけど。ふふっ」
すると彼女達は私の事を蔑む様な目で見て、おかしそうに笑った。
「貴女、孤児だったんですってね……。通りで道徳観が無いわけよね。人のものに手を出してはいけないって、教えてもらわなかった?」
「……っ!」
「そういえば貴女のお姉さんは優秀な方らしいわね。だけど、似て無いのは当然よね。だって、貴女は伯爵家の血など引いていない、ただの孤児だものね」
「……っ!!」
気付いた時には私は彼女達に掴みかかっていた。
怒りに頭の中を支配されて、許せないという気持ちだけが暴走して自分の意思では止められない状況になっていた。
半狂乱になり「うるさいっ!」と何度も繰り返し叫んでいた様だ。
その後、この騒ぎを聞きつけた教師によって私は止められた。
孤児だと言われたことにも腹が立ったが、それ以上にまたお姉様と比べられる事が耐えがたかった。
私はどんなに頑張ってもお姉様には絶対に勝てないと言われているみたいで、悔しくて、悲しくて、感情がぐちゃぐちゃになっていた。
そしてその後は強制的に屋敷に帰され停学扱いになり、自宅に軟禁された。
学園での出来事は両親にも当然伝わったのだが、私が責められる事は無かった。
今まで他の貴族との接し方について、教えて来なかった自分達に責任があると感じた様だ。
二人からは謝られ、お母様には「あなたは何も悪く無いわ」と散々言われた。
そしてお姉様には会いたく無かったので「今は一人になりたい」と言って避け続けた。
ルシ様も心配して何度か屋敷に来てくれた様だが、お父様から何か言われたらしく私の部屋に通される事はないまま時間だけが過ぎて行った。
ルシ様に会えない時間が更に私を不安にさせる。
(ルシ様、どうして会いに来てくれないのっ……)
折角距離が縮まったのに、このままだとまた遠ざかって行ってしまう。
それに私が会えない間、お姉様との距離が縮んだら…と思うと気が気ではなくなる。
(絶対にお姉様には渡したくないっ! ルシ様は私の事を愛してるって言ってくれたのよ、私にだけ……)
***
私が停学になってから二週間後の出来事だった。
お父様に呼ばれて執務室へと向かった。
「ニコル、そこに座ってくれるか?」
「はい……」
私はドキドキしながら、対面する様にソファーへと腰掛けた。
お父様の部屋に呼ばれる事は稀な事なので、何を言われるのか緊張していた。
その所為で私の表情は少し強張って見えていたのかもしれない。
「ニコルも今年で15歳になるな。そしてニコルは私達の大切な娘だ」
お父様は優しい表情を向けながら静かに話し始めた。
(私が学園で孤児だったと揶揄われたこと、まだ気にしているのかな……)
私の事を大切な娘だと言って、気に掛けてくれることは嬉しかった。
私は身代わりでこの屋敷に連れて来られた人間だが、必要とされていると思うと嬉しくなる。
「突然なんだが、ニコルの婚約について話を進めているんだ」
「…………」
私は大人しく聞いていたが、突然の言葉に耳を疑った。
(今、……なんて?)
「ニコル、聞いているか?」
「……っ! こ、婚約って、私がですか?」
「ああ、そうだ。ニコルにとっても決して悪い話じゃないはずだ」
「私の事を思って決めてくれたことは分かっています。だけど、いきなり婚約だなんて……」
(嫌よっ、知らない相手と婚約なんてしたくない……!)
「そうだな。だけど、早めに決めておいた方がいい。その方がニコルだって安心出来るんじゃないか?」
「……で、でもっ」
「まずは一度会ってみないか? そこでどうしても嫌だと言うのであれば断ればいい」
「え? 断ってもいいんですか?」
私は驚いた顔で聞き返した。
「勿論だ。ニコルの婚約は政略的なものを絡めて考えてはいないからね。気楽に考えてくれて構わないよ」
「……わかりました」
『気楽に』という言葉に少し安心した。
私は養子として伯爵家の人間になったが、その血を受け継いではいない。
私を馬鹿にした令嬢達の様に、そういうのを気にする者も貴族の中には多いのだろう。
お父様は政略的なものでは無いと言った。
それに断る事も可能だと。
それはこちらよりも身分が下と言う事なのだろう。
結局私はいくら努力しても、伯爵家の血筋を持つお姉様を超えることなんて出来ない。
これは生まれた時点で決められた事で、覆すことは出来ない事実だとその時漸く理解した。
そう思うと途端に今までしてきた何もかもが無意味に思えて来て虚しくなった。
努力してもどうにもならないのだったら、無理して頑張る必要なんて無い。
私の身の丈に合った幸せを選んだ方が楽では無いのかと思うようになっていった。
とりあえず婚約の話を進めてもらう事にして、相手の男性にも会った。
私よりも5歳年上の騎士で、優しい雰囲気の人だった。
(この人なら、私の事だけを見てくれるのかな……。私も幸せになれるのかな……)
そんな事を考え始めると、この人と将来結婚するのも案外悪くないかもしれない、なんて思うようになっていった。
ルシ様と会わない様になってからひと月が経ち最初は辛かったけど、会わなければ余計な事を考えずに済むので楽でもあった。
このままルシ様の事を忘れてしまいたいとさえ思っていた。
あの時までは……。
***
学園に行かなくなってからは、自室で自習をする様になっていた。
だけどつい睡魔に襲われてうたた寝してしまった様だ。
扉が開く音が僅かに聞こえてきて、薄っすらと意識が戻り始めていく。
(誰……?)
しかし、その時の私はまだ夢と現実の狭間を彷徨っている様で、頭の奥はふわふわと浮遊していた。
だけどコツコツと足音が私の座る机の方へと近づいて来る。
それから間もなくしてその音は止まった。
「――どうか、誰のものにもならないで。こんな気持ちを持ってはいけない事は分かってる。だけど好きなんだ、君の事がどうしようもなく……」
懐かしい声だった。
私が忘れようとしていた、ルシ様の声だ。
(……ルシ様?)
これは夢なのだろうか。
ルシ様に好きだと言って貰えて、随分と自分の都合の良い夢だなと考えていた。
(私が折角忘れようとしているのに、ルシ様は邪魔をするの……?)
そう思うと少し腹も立った。
だけど、そう思いながらもルシ様に好きだと言われると心が満たされていく。
やっぱり私はまだルシ様の事が好きなんだと思い知らされる。
そしてこの話をお姉様に聞かれているなんて夢にも思わなかった。
結局、婚約の話は白紙に戻し、今までの様にルシ様との関係は続けていくことになる。
私の婚約の話がルシ様の耳にも伝わった事で、今度はルシ様から迫ってくることが多くなった。
一度は離れてしまいそうになったけど、ルシ様は再び私の元に来てくれた。
私を求めて、必要としてくれた。
それなら、私はその思いに答えるだけだ。
ルシ様が必要としているのはお姉様ではなく私。
私はもう誰かの身代わりなんかじゃないんだ、そう思えた時嬉しくて涙が止めどなく溢れた。
私はルシ様の事を信じてた。
そして誰よりも愛していた。
私はいつもの様にルシ様に会いに足早に廊下を歩いていると、前方にいる数人の令嬢達に引き止められた。
そして人通りのない、中庭の死角の場所へと強引に連れて来られた。
(一体何なのよ。早くルシ様に会いたいのにっ!)
彼女達は私の事を責め立てるように睨みつけて来るが、どうしてそんな顔を私に向けられているのか全く理由が分からなかった。
何故なら彼女達とは話したことも無ければ、名前すら知らなかったからだ。
「あの、人違いをしていませんか?」
私は怯むことなく、強めの口調で返した。
むしろ怒っているのは私の方だ。
折角のルシ様と過ごせる時間を、いきなり現れた彼女達によって邪魔されているのだから。
こんな無駄な事に時間を割くのは嫌だったので、誤解を解いてさっさとこの場から立ち去ろうと考えていた。
「は? 人違いって……、人の婚約者に手を出しておいてそれはないんじゃない?」
「婚約者?」
「とぼけた顔をして白を切るつもり? だけど残念だったわね、ちゃんと証拠は押さえてあるから」
「私、そんな事してませんっ!」
彼女達は冷たい視線を私に向けていて、冗談で言っているわけではない事だけは伝わって来た。
しかしそんなことをした記憶は無かった。
だって私が好きなのはルシ様だけだ。
他の男に心が惹かれるなんてことは絶対にありえない。
だけど彼女達が婚約者の名前を次々に告げて言った瞬間、「あ……」と思い当たる出来事が頭に浮かんだ。
それはルシ様に嫉妬してもらう為に、適当に声をかけた者達の名前だったのだ。
「やっと思い出した?」
「ち、違いますっ! あれは、ただ友人として……」
「この期に及んで言い訳するつもり? さっきも言ったけどこちらには証拠がいくつもあるの。私達の事、甘く見ない方がいいわよ。……それと、貴女の事少し調べさせてもらったのだけど。ふふっ」
すると彼女達は私の事を蔑む様な目で見て、おかしそうに笑った。
「貴女、孤児だったんですってね……。通りで道徳観が無いわけよね。人のものに手を出してはいけないって、教えてもらわなかった?」
「……っ!」
「そういえば貴女のお姉さんは優秀な方らしいわね。だけど、似て無いのは当然よね。だって、貴女は伯爵家の血など引いていない、ただの孤児だものね」
「……っ!!」
気付いた時には私は彼女達に掴みかかっていた。
怒りに頭の中を支配されて、許せないという気持ちだけが暴走して自分の意思では止められない状況になっていた。
半狂乱になり「うるさいっ!」と何度も繰り返し叫んでいた様だ。
その後、この騒ぎを聞きつけた教師によって私は止められた。
孤児だと言われたことにも腹が立ったが、それ以上にまたお姉様と比べられる事が耐えがたかった。
私はどんなに頑張ってもお姉様には絶対に勝てないと言われているみたいで、悔しくて、悲しくて、感情がぐちゃぐちゃになっていた。
そしてその後は強制的に屋敷に帰され停学扱いになり、自宅に軟禁された。
学園での出来事は両親にも当然伝わったのだが、私が責められる事は無かった。
今まで他の貴族との接し方について、教えて来なかった自分達に責任があると感じた様だ。
二人からは謝られ、お母様には「あなたは何も悪く無いわ」と散々言われた。
そしてお姉様には会いたく無かったので「今は一人になりたい」と言って避け続けた。
ルシ様も心配して何度か屋敷に来てくれた様だが、お父様から何か言われたらしく私の部屋に通される事はないまま時間だけが過ぎて行った。
ルシ様に会えない時間が更に私を不安にさせる。
(ルシ様、どうして会いに来てくれないのっ……)
折角距離が縮まったのに、このままだとまた遠ざかって行ってしまう。
それに私が会えない間、お姉様との距離が縮んだら…と思うと気が気ではなくなる。
(絶対にお姉様には渡したくないっ! ルシ様は私の事を愛してるって言ってくれたのよ、私にだけ……)
***
私が停学になってから二週間後の出来事だった。
お父様に呼ばれて執務室へと向かった。
「ニコル、そこに座ってくれるか?」
「はい……」
私はドキドキしながら、対面する様にソファーへと腰掛けた。
お父様の部屋に呼ばれる事は稀な事なので、何を言われるのか緊張していた。
その所為で私の表情は少し強張って見えていたのかもしれない。
「ニコルも今年で15歳になるな。そしてニコルは私達の大切な娘だ」
お父様は優しい表情を向けながら静かに話し始めた。
(私が学園で孤児だったと揶揄われたこと、まだ気にしているのかな……)
私の事を大切な娘だと言って、気に掛けてくれることは嬉しかった。
私は身代わりでこの屋敷に連れて来られた人間だが、必要とされていると思うと嬉しくなる。
「突然なんだが、ニコルの婚約について話を進めているんだ」
「…………」
私は大人しく聞いていたが、突然の言葉に耳を疑った。
(今、……なんて?)
「ニコル、聞いているか?」
「……っ! こ、婚約って、私がですか?」
「ああ、そうだ。ニコルにとっても決して悪い話じゃないはずだ」
「私の事を思って決めてくれたことは分かっています。だけど、いきなり婚約だなんて……」
(嫌よっ、知らない相手と婚約なんてしたくない……!)
「そうだな。だけど、早めに決めておいた方がいい。その方がニコルだって安心出来るんじゃないか?」
「……で、でもっ」
「まずは一度会ってみないか? そこでどうしても嫌だと言うのであれば断ればいい」
「え? 断ってもいいんですか?」
私は驚いた顔で聞き返した。
「勿論だ。ニコルの婚約は政略的なものを絡めて考えてはいないからね。気楽に考えてくれて構わないよ」
「……わかりました」
『気楽に』という言葉に少し安心した。
私は養子として伯爵家の人間になったが、その血を受け継いではいない。
私を馬鹿にした令嬢達の様に、そういうのを気にする者も貴族の中には多いのだろう。
お父様は政略的なものでは無いと言った。
それに断る事も可能だと。
それはこちらよりも身分が下と言う事なのだろう。
結局私はいくら努力しても、伯爵家の血筋を持つお姉様を超えることなんて出来ない。
これは生まれた時点で決められた事で、覆すことは出来ない事実だとその時漸く理解した。
そう思うと途端に今までしてきた何もかもが無意味に思えて来て虚しくなった。
努力してもどうにもならないのだったら、無理して頑張る必要なんて無い。
私の身の丈に合った幸せを選んだ方が楽では無いのかと思うようになっていった。
とりあえず婚約の話を進めてもらう事にして、相手の男性にも会った。
私よりも5歳年上の騎士で、優しい雰囲気の人だった。
(この人なら、私の事だけを見てくれるのかな……。私も幸せになれるのかな……)
そんな事を考え始めると、この人と将来結婚するのも案外悪くないかもしれない、なんて思うようになっていった。
ルシ様と会わない様になってからひと月が経ち最初は辛かったけど、会わなければ余計な事を考えずに済むので楽でもあった。
このままルシ様の事を忘れてしまいたいとさえ思っていた。
あの時までは……。
***
学園に行かなくなってからは、自室で自習をする様になっていた。
だけどつい睡魔に襲われてうたた寝してしまった様だ。
扉が開く音が僅かに聞こえてきて、薄っすらと意識が戻り始めていく。
(誰……?)
しかし、その時の私はまだ夢と現実の狭間を彷徨っている様で、頭の奥はふわふわと浮遊していた。
だけどコツコツと足音が私の座る机の方へと近づいて来る。
それから間もなくしてその音は止まった。
「――どうか、誰のものにもならないで。こんな気持ちを持ってはいけない事は分かってる。だけど好きなんだ、君の事がどうしようもなく……」
懐かしい声だった。
私が忘れようとしていた、ルシ様の声だ。
(……ルシ様?)
これは夢なのだろうか。
ルシ様に好きだと言って貰えて、随分と自分の都合の良い夢だなと考えていた。
(私が折角忘れようとしているのに、ルシ様は邪魔をするの……?)
そう思うと少し腹も立った。
だけど、そう思いながらもルシ様に好きだと言われると心が満たされていく。
やっぱり私はまだルシ様の事が好きなんだと思い知らされる。
そしてこの話をお姉様に聞かれているなんて夢にも思わなかった。
結局、婚約の話は白紙に戻し、今までの様にルシ様との関係は続けていくことになる。
私の婚約の話がルシ様の耳にも伝わった事で、今度はルシ様から迫ってくることが多くなった。
一度は離れてしまいそうになったけど、ルシ様は再び私の元に来てくれた。
私を求めて、必要としてくれた。
それなら、私はその思いに答えるだけだ。
ルシ様が必要としているのはお姉様ではなく私。
私はもう誰かの身代わりなんかじゃないんだ、そう思えた時嬉しくて涙が止めどなく溢れた。
私はルシ様の事を信じてた。
そして誰よりも愛していた。
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