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22.追いつめられる③※
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「はぁっ、そこばっか、いやっ!」
「本当に嫌なの? 僕にはそんなふうには見えないけどな」
敏感な場所を何度も嬲られ、その度にじんじんとした感覚が強くなっていくような気がする。
それに、胸を刺激されているはずなのに、お腹の中心が妙に疼いてきてしまう。
「はぁっ……、お兄さ、まっ……」
「その目、堪らないな。フィーは僕を喜ばせるのが本当に上手いね。反対側が寂しいのかな? じゃあ、今度は寂しそうにしているこっちを可愛がってあげる」
「ちがっ……んぅっ」
「違うの?」
ルシエルは唇を剥がす寸前、きつく先端を吸い上げた。
声を必死で押さえていても、私の体は意思とは関係なくびくんと反応する。
唇が離れた後も焼けつくような痺れはいつまでも残り続け、唾液で濡らされた先端に空気が触れると、ぞくっと体が小さく震えてしまう。
彼はそのまま、もう片方の先端を口に含んだ。
「はぁっ、やぁっ……」
「嫌がっているわりに、こっちも膨らんできているね。それに、さっきからずっと足をもじもじさせて、どうしたの?」
彼は私の反応を愉しむかのように、わざとらしくそんなことを聞いてくる。
それと同時に、彼の掌は私の内腿を優しく触れ、ゆっくりと中心に向かい動き始めた。
私が胸の刺激に翻弄されていると、あっという間に彼の掌は足の付け根まで到着し、秘裂を確認するように指先で優しくなぞる。
「少し触っただけなのに、もう蜜が溢れてきているね。フィーがこんなにもいやらしい子だったなんて、少し驚きだな」
「ち、ちがっ、これは勝手に……」
羞恥を煽られるようなことを言われ、急に恥ずかしくなり私は咄嗟に否定した。
慌てて秘所を隠そうとするが、力が入らない今の私には何の抵抗にもならなかった。
「フィー、隠したらだめだよ。キスと愛撫でこんなにも感じてくれて、僕としてはかなり嬉しいかな。照れて顔を真っ赤にさせるフィーも、素直に体を反応させてしまうフィーも僕は大好きだよ。だから、もっと色々なフィーを僕に見せて」
「……っ、でも、こんな場所……。恥ずかしいっ」
彼の言葉は嬉しかったが、こんな姿を晒している自分が恥ずかしくないわけがない。
逃げられるのならば、今すぐにでもどこかに隠れてしまいたい気分でいっぱいだ。
「少し意地悪をしすぎてしまったかな。ごめんね。だけど、僕と繋がるためにはここをしっかりと解さないといけないから、恥ずかしかったら目を瞑っていていいよ」
「……っ」
「本当は恥じらっているフィーの顔を見ていたいけど、あまりいじめるのも可哀そうだし、嫌われるのはいやだからな」
「……分かりました。目を瞑ってますっ!」
今まで散々羞恥を煽ることばかりしてきたルシエルから、そんな言葉が出るなんて思ってもみなかった。
だけど、視界が閉ざされていれば多少は恥ずかしさも薄れるかもしれない。
安易な考えではあるが私は静かに目を閉じた。
「目、ちゃんと瞑ったね。膝持ち上げるけど、フィーは力を抜いて僕に全てを任せてほしい」
「はい。大丈夫です」
これから私は彼にどうされるのだろう。
興奮と期待から、私の心臓はバクバクと激しく鳴っていた。
私がそんなことを考えていると、お腹にくっつくくらいまで膝を抱えるように持ち上げられた。
一体、ルシエルはなにを始めようとしているのだろうと頭の中で考えていると、今度は足を左右に大きく開かれる。
(え……?)
一瞬なにをされているのか分からなくなったが、濡れている場所に冷気が触れると、ぞわっとした感覚に全身が粟立った。
今、私は彼の目の前で足を広げて、恥ずかしい場所を晒している。
その事実に気づいた時、慌てるように目を開いた。
「な、なにをしてっ……っ!?」
「目、開けちゃっていいの? 僕は全然構わないけど」
今、彼は私の中心に顔を寄せて、じっくりと奥を覗いている様子だった。
目を開いたら、信じられない光景が現れて私の体は一気に熱に包まれていく。
(うそ……でしょ!?)
現実を知った瞬間、私は足に力を入れて必死に抵抗を試みる。
しかし、彼の手はしっかりと私の足を固定しているので動かない。
「フィー、暴れたらだめだよ。ここをちゃんと解すって言っただろう?」
「いやっ、こんな格好っ……!」
「だから目を瞑っていていいよって言ったのにな」
「……っ」
彼は普段通りの落ち着いた口調で答えると、顔をさらに中心へと寄せて、今まで誰にも触れられたことのない場所を舐め始めた。
「ぁっ……、いやっ、そんな場所……舐めないでっ、んっ」
「ごめんね。そのお願いは聞いてあげられないかな。ここをたくさん解しておかないと、フィーが辛くなるからね。どんな表情のフィーも好きだって言ったけど、苦しそうな顔は出来れば見たくない。これはフィーのためでもあるんだよ。だから、恥ずかしいかもしれないけど、耐えてね」
彼は舌先を伸ばして舐めながら、そんな台詞を言う。
蜜口の輪郭に添うように舌先が這っていき、愛液を吸われる。
敏感な場所を柔らかい舌で刺激され、恥ずかしいはずなのに、甘い快感に囚われてしまいそうになる。
「ぁっ、やぁっ……んぅっ……」
「ふふっ、フィーはそうやって可愛く喘いでいたらいいよ。たくさん、気持ち良くなろうね」
私が体を小さく震わせていると、彼の熱を帯びた舌先がゆっくりと私の中へと侵入してきた。
初めて知る感覚に、腰がびくっと跳ね上がってしまう。
ルシエルの舌先が動き回る度に、ぴちゃぴちゃと厭らしい水音が響き、羞恥を煽られどうにかなってしまいそうだ。
(私、こんなはしたないことっ……。でも、これ、すごく気持ちいいっ……)
甘い快楽に徐々に支配されていき、私はすっかり抵抗することを止めていた。
半分は体から力が抜けてしまったのが理由が、残りの半分はもう少しだけこの感覚を味わっていたいと考えていた。
「ぁっ、ぁあっ……はぁっ……」
「本当、フィーの体は素直だね。嬉しいけど、少し不安だな。ちゃんと僕専用になるように、しっかりとこの体に教え込まないといけないな」
ルシエルはぼそりと呟くと、さらに伸ばした舌先を奥へと挿し込んでくる。
狭い内壁を擦られる度に快感が押し寄せてきて、私は彼の舌先をぎゅうっと締め付けていた。
「こうされるの好き? 中、さっきからきゅうきゅう締め付けてきて、すごく可愛い。これなら指も入りそうかな」
「……ぁっ」
彼の舌先はゆっくりと中心から離れていく。
しかし、私の奥は今の刺激でさらに疼きが強くなり、無意識に切なげな顔でルシエルを見てしまう。
まるで、まだやめないでと訴えかけるかのように。
「本当に今の気持ち良かったんだね。すぐにまた良くしてあげるから、そんなに寂しそうな顔をしないで」
「……っ!」
彼は少し困ったように笑いながら言った。
それを聞いて私はハッと我に返り、自分の浅ましさに恥ずかしくて消えたい気分になった。
「今度はそんなに泣きそうな顔をして。ほんと、フィーって表情が素直だから分かりやすいね。そういうところ、すごく好きだよ」
「……っ」
今度は『好き』と言われて、違う意味で照れてしまう。
どうして、この人はこんなにも私のことを翻弄させるのが上手いのだろうと、少し悔しくなる。
いつも私ばかりが余裕がなくて、これは年齢の差だけではない気がする。
「これだけ解したから痛みはないとは思うけど、痛かったらちゃんと言ってね」
「……はい」
私が答えると、彼は蜜口に指を押し当てた。
そして、それをゆっくり中へと押し込めていく。
先ほど、ルシエルの舌で散々解されたこともあり、柔らかくなっている膣壁は簡単に彼の指を飲み込んでいった。
「ぁっ……ぁあっ……」
「フィー、痛くない?」
「はぁっ、大丈夫っ……、ですっ」
「良かった。じゃあ、少し僕の指を味わっていて。それと、この真っ赤に腫れあがってる可愛らしい蕾を舌で舐めてあげる。フィーには少し刺激が強いと思うから、優しくする」
彼はそう言うと、蜜口に差し込んだ指を折り曲げて内壁を撫でるようにゆっくりと動かし始めた。
さっきの舌とは違う感覚ではあるが、再び痺れるような感覚が戻ってきて、私の体は悦ぶように反応してしまう。
甘く溶けてしまいそうな感覚に酔いしれていると、突然、電流が走ったかのような強い刺激に驚き私は腰を大きく跳ね上げた。
「ひぁあああっ!」
「すごい反応だな。やっぱり、刺激が強かった?」
「ぁっ、ぁあっ……、なに……?」
「ここも少しづつ、慣らしていこうか。優しくするから、暴れないでね」
私が戸惑った表情を浮かべていると、彼は優しい口調で答えた。
そして再び、彼の舌先が私の蕾を捉え、ねっとりと輪郭をなぞるように舐め始める。
「ぁああっ、それ、いやっ……ひぁああっ」
「本当にここ弱いね。足、動かさないで。優しくするから、もう少し頑張って」
ぞくぞくと湧き上がるような感覚に、頭がおかしくなりそうだった。
体の中心に熱が溜まり、何かが弾けてしまいそうな感覚にさらに追いつめられる。
その間も彼の指は私の中で蠢き続け、蕾は唇と舌先で執拗に責められる。
「ぁっ、やぁっ、へんに、なるっ……!」
「そろそろ果てそう? 僕の指、すごい締め付けてきてる。フィーが気持ち良くイけるように、指もう一本増やすね」
視界は生理的に溢れてくる涙で曇り、私は必死に首を横に振り続けていた。
ルシエルの与える刺激は弱まるどころか、どんどん強くなっていき、息をするのも忘れてしまいそうになる。
「ぁあっ、もう、だめっ……ほんとに、おかしくなっちゃうっ! ぁああっ!」
次の瞬間、頭の中が真っ白に染まり、中心に溜まっていた熱が一気に弾ける。
私は生まれて初めて絶頂を迎えた。
彼は私が果てたのを確認すると動きを止めて、ゆっくりと中心から離れていった。
(終わった、の?)
全身の力がすっと抜けて、頭の奥はなんだかふわふわと浮いているような感じがする。
この脱力感が堪らなく気持ち良いとすら思ってしまう。
私は肩を大きく揺らしながら呼吸を繰り返していると、曇った視界に薄っすらと人影が映り、私の濡れた目元を優しく何かが触れた。
「大丈夫?」
「はぁっ、はぁっ……」
涙を拭われ、視界にはっきりとルシエルの姿が映った。
今の私は、どんな顔をして彼を見つめているのだろう。
こんな恥ずかしい姿を見せてしまい気まずさもあったが、それ以上に彼に触れたいという気持ちが膨らんでいく。
「少し意地悪しすぎてしまったかな。ごめんね。辛かった?」
「……っ」
私はその言葉に小さく首を横に振る。
正直、何が起こっているのか混乱している間に終わっていた。
頷かなかったのは、彼を拒みたくないという気持ちが強かったのだろう。
「そっか」
ルシエルは一言だけ答えると、私のことを優しく穏やかな顔で見つめていた。
そして、私の今の表情だけで気持ちを理解したのか、額、瞼、頬という順番でゆっくりキスを落としていく。
優しい温もりを感じて、私の心は安心感に包まれていくようだ。
(お兄様の熱、すごく気持ちいい)
最後に唇がそっと重なり、私は静かに目を閉じた。
「本当に嫌なの? 僕にはそんなふうには見えないけどな」
敏感な場所を何度も嬲られ、その度にじんじんとした感覚が強くなっていくような気がする。
それに、胸を刺激されているはずなのに、お腹の中心が妙に疼いてきてしまう。
「はぁっ……、お兄さ、まっ……」
「その目、堪らないな。フィーは僕を喜ばせるのが本当に上手いね。反対側が寂しいのかな? じゃあ、今度は寂しそうにしているこっちを可愛がってあげる」
「ちがっ……んぅっ」
「違うの?」
ルシエルは唇を剥がす寸前、きつく先端を吸い上げた。
声を必死で押さえていても、私の体は意思とは関係なくびくんと反応する。
唇が離れた後も焼けつくような痺れはいつまでも残り続け、唾液で濡らされた先端に空気が触れると、ぞくっと体が小さく震えてしまう。
彼はそのまま、もう片方の先端を口に含んだ。
「はぁっ、やぁっ……」
「嫌がっているわりに、こっちも膨らんできているね。それに、さっきからずっと足をもじもじさせて、どうしたの?」
彼は私の反応を愉しむかのように、わざとらしくそんなことを聞いてくる。
それと同時に、彼の掌は私の内腿を優しく触れ、ゆっくりと中心に向かい動き始めた。
私が胸の刺激に翻弄されていると、あっという間に彼の掌は足の付け根まで到着し、秘裂を確認するように指先で優しくなぞる。
「少し触っただけなのに、もう蜜が溢れてきているね。フィーがこんなにもいやらしい子だったなんて、少し驚きだな」
「ち、ちがっ、これは勝手に……」
羞恥を煽られるようなことを言われ、急に恥ずかしくなり私は咄嗟に否定した。
慌てて秘所を隠そうとするが、力が入らない今の私には何の抵抗にもならなかった。
「フィー、隠したらだめだよ。キスと愛撫でこんなにも感じてくれて、僕としてはかなり嬉しいかな。照れて顔を真っ赤にさせるフィーも、素直に体を反応させてしまうフィーも僕は大好きだよ。だから、もっと色々なフィーを僕に見せて」
「……っ、でも、こんな場所……。恥ずかしいっ」
彼の言葉は嬉しかったが、こんな姿を晒している自分が恥ずかしくないわけがない。
逃げられるのならば、今すぐにでもどこかに隠れてしまいたい気分でいっぱいだ。
「少し意地悪をしすぎてしまったかな。ごめんね。だけど、僕と繋がるためにはここをしっかりと解さないといけないから、恥ずかしかったら目を瞑っていていいよ」
「……っ」
「本当は恥じらっているフィーの顔を見ていたいけど、あまりいじめるのも可哀そうだし、嫌われるのはいやだからな」
「……分かりました。目を瞑ってますっ!」
今まで散々羞恥を煽ることばかりしてきたルシエルから、そんな言葉が出るなんて思ってもみなかった。
だけど、視界が閉ざされていれば多少は恥ずかしさも薄れるかもしれない。
安易な考えではあるが私は静かに目を閉じた。
「目、ちゃんと瞑ったね。膝持ち上げるけど、フィーは力を抜いて僕に全てを任せてほしい」
「はい。大丈夫です」
これから私は彼にどうされるのだろう。
興奮と期待から、私の心臓はバクバクと激しく鳴っていた。
私がそんなことを考えていると、お腹にくっつくくらいまで膝を抱えるように持ち上げられた。
一体、ルシエルはなにを始めようとしているのだろうと頭の中で考えていると、今度は足を左右に大きく開かれる。
(え……?)
一瞬なにをされているのか分からなくなったが、濡れている場所に冷気が触れると、ぞわっとした感覚に全身が粟立った。
今、私は彼の目の前で足を広げて、恥ずかしい場所を晒している。
その事実に気づいた時、慌てるように目を開いた。
「な、なにをしてっ……っ!?」
「目、開けちゃっていいの? 僕は全然構わないけど」
今、彼は私の中心に顔を寄せて、じっくりと奥を覗いている様子だった。
目を開いたら、信じられない光景が現れて私の体は一気に熱に包まれていく。
(うそ……でしょ!?)
現実を知った瞬間、私は足に力を入れて必死に抵抗を試みる。
しかし、彼の手はしっかりと私の足を固定しているので動かない。
「フィー、暴れたらだめだよ。ここをちゃんと解すって言っただろう?」
「いやっ、こんな格好っ……!」
「だから目を瞑っていていいよって言ったのにな」
「……っ」
彼は普段通りの落ち着いた口調で答えると、顔をさらに中心へと寄せて、今まで誰にも触れられたことのない場所を舐め始めた。
「ぁっ……、いやっ、そんな場所……舐めないでっ、んっ」
「ごめんね。そのお願いは聞いてあげられないかな。ここをたくさん解しておかないと、フィーが辛くなるからね。どんな表情のフィーも好きだって言ったけど、苦しそうな顔は出来れば見たくない。これはフィーのためでもあるんだよ。だから、恥ずかしいかもしれないけど、耐えてね」
彼は舌先を伸ばして舐めながら、そんな台詞を言う。
蜜口の輪郭に添うように舌先が這っていき、愛液を吸われる。
敏感な場所を柔らかい舌で刺激され、恥ずかしいはずなのに、甘い快感に囚われてしまいそうになる。
「ぁっ、やぁっ……んぅっ……」
「ふふっ、フィーはそうやって可愛く喘いでいたらいいよ。たくさん、気持ち良くなろうね」
私が体を小さく震わせていると、彼の熱を帯びた舌先がゆっくりと私の中へと侵入してきた。
初めて知る感覚に、腰がびくっと跳ね上がってしまう。
ルシエルの舌先が動き回る度に、ぴちゃぴちゃと厭らしい水音が響き、羞恥を煽られどうにかなってしまいそうだ。
(私、こんなはしたないことっ……。でも、これ、すごく気持ちいいっ……)
甘い快楽に徐々に支配されていき、私はすっかり抵抗することを止めていた。
半分は体から力が抜けてしまったのが理由が、残りの半分はもう少しだけこの感覚を味わっていたいと考えていた。
「ぁっ、ぁあっ……はぁっ……」
「本当、フィーの体は素直だね。嬉しいけど、少し不安だな。ちゃんと僕専用になるように、しっかりとこの体に教え込まないといけないな」
ルシエルはぼそりと呟くと、さらに伸ばした舌先を奥へと挿し込んでくる。
狭い内壁を擦られる度に快感が押し寄せてきて、私は彼の舌先をぎゅうっと締め付けていた。
「こうされるの好き? 中、さっきからきゅうきゅう締め付けてきて、すごく可愛い。これなら指も入りそうかな」
「……ぁっ」
彼の舌先はゆっくりと中心から離れていく。
しかし、私の奥は今の刺激でさらに疼きが強くなり、無意識に切なげな顔でルシエルを見てしまう。
まるで、まだやめないでと訴えかけるかのように。
「本当に今の気持ち良かったんだね。すぐにまた良くしてあげるから、そんなに寂しそうな顔をしないで」
「……っ!」
彼は少し困ったように笑いながら言った。
それを聞いて私はハッと我に返り、自分の浅ましさに恥ずかしくて消えたい気分になった。
「今度はそんなに泣きそうな顔をして。ほんと、フィーって表情が素直だから分かりやすいね。そういうところ、すごく好きだよ」
「……っ」
今度は『好き』と言われて、違う意味で照れてしまう。
どうして、この人はこんなにも私のことを翻弄させるのが上手いのだろうと、少し悔しくなる。
いつも私ばかりが余裕がなくて、これは年齢の差だけではない気がする。
「これだけ解したから痛みはないとは思うけど、痛かったらちゃんと言ってね」
「……はい」
私が答えると、彼は蜜口に指を押し当てた。
そして、それをゆっくり中へと押し込めていく。
先ほど、ルシエルの舌で散々解されたこともあり、柔らかくなっている膣壁は簡単に彼の指を飲み込んでいった。
「ぁっ……ぁあっ……」
「フィー、痛くない?」
「はぁっ、大丈夫っ……、ですっ」
「良かった。じゃあ、少し僕の指を味わっていて。それと、この真っ赤に腫れあがってる可愛らしい蕾を舌で舐めてあげる。フィーには少し刺激が強いと思うから、優しくする」
彼はそう言うと、蜜口に差し込んだ指を折り曲げて内壁を撫でるようにゆっくりと動かし始めた。
さっきの舌とは違う感覚ではあるが、再び痺れるような感覚が戻ってきて、私の体は悦ぶように反応してしまう。
甘く溶けてしまいそうな感覚に酔いしれていると、突然、電流が走ったかのような強い刺激に驚き私は腰を大きく跳ね上げた。
「ひぁあああっ!」
「すごい反応だな。やっぱり、刺激が強かった?」
「ぁっ、ぁあっ……、なに……?」
「ここも少しづつ、慣らしていこうか。優しくするから、暴れないでね」
私が戸惑った表情を浮かべていると、彼は優しい口調で答えた。
そして再び、彼の舌先が私の蕾を捉え、ねっとりと輪郭をなぞるように舐め始める。
「ぁああっ、それ、いやっ……ひぁああっ」
「本当にここ弱いね。足、動かさないで。優しくするから、もう少し頑張って」
ぞくぞくと湧き上がるような感覚に、頭がおかしくなりそうだった。
体の中心に熱が溜まり、何かが弾けてしまいそうな感覚にさらに追いつめられる。
その間も彼の指は私の中で蠢き続け、蕾は唇と舌先で執拗に責められる。
「ぁっ、やぁっ、へんに、なるっ……!」
「そろそろ果てそう? 僕の指、すごい締め付けてきてる。フィーが気持ち良くイけるように、指もう一本増やすね」
視界は生理的に溢れてくる涙で曇り、私は必死に首を横に振り続けていた。
ルシエルの与える刺激は弱まるどころか、どんどん強くなっていき、息をするのも忘れてしまいそうになる。
「ぁあっ、もう、だめっ……ほんとに、おかしくなっちゃうっ! ぁああっ!」
次の瞬間、頭の中が真っ白に染まり、中心に溜まっていた熱が一気に弾ける。
私は生まれて初めて絶頂を迎えた。
彼は私が果てたのを確認すると動きを止めて、ゆっくりと中心から離れていった。
(終わった、の?)
全身の力がすっと抜けて、頭の奥はなんだかふわふわと浮いているような感じがする。
この脱力感が堪らなく気持ち良いとすら思ってしまう。
私は肩を大きく揺らしながら呼吸を繰り返していると、曇った視界に薄っすらと人影が映り、私の濡れた目元を優しく何かが触れた。
「大丈夫?」
「はぁっ、はぁっ……」
涙を拭われ、視界にはっきりとルシエルの姿が映った。
今の私は、どんな顔をして彼を見つめているのだろう。
こんな恥ずかしい姿を見せてしまい気まずさもあったが、それ以上に彼に触れたいという気持ちが膨らんでいく。
「少し意地悪しすぎてしまったかな。ごめんね。辛かった?」
「……っ」
私はその言葉に小さく首を横に振る。
正直、何が起こっているのか混乱している間に終わっていた。
頷かなかったのは、彼を拒みたくないという気持ちが強かったのだろう。
「そっか」
ルシエルは一言だけ答えると、私のことを優しく穏やかな顔で見つめていた。
そして、私の今の表情だけで気持ちを理解したのか、額、瞼、頬という順番でゆっくりキスを落としていく。
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