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あったかいな・・・・・
おふとんかな?
ベッドで朝を迎えた夜神は目を覚ましたが、まだ微睡の中にいた。
ゆっくりと目を開く。寝起き特有の虚ろな眼差しを向けるのは、隣で抱きしめながらこちらを見ている人物に向ける。
金色の瞳は満月にも、三日月にも見える。
お月さまだ・・・・
「・・・・お月さま?」
「おはよう、凪ちゃん。お月様が見えたときは何と言うのだったかな?」
無意識かもしれないが、ルードヴィッヒの顔に伸ばされた手がそっと触れる。
そして、優しい手つきで頬を撫でている。
その、擽ったさに口元が緩んでいくのをルードヴィッヒは感じた。
お月さまがみえたときは・・・・・
「ルーイ?」
「そうだよ。ルーイだよ。偉いねちゃんと覚えていたね」
最初は「ルードヴィッヒ」と言わせたかったが、幼子には難しかったようだ。なので愛称の「ルーイ」を教えた。こちらの方が言いやすかったようで、少し間延びした「ルーイ」を聞くたびに笑みが溢れる。
ちゃんと言えたことを褒めるため、少し乱れた白練色の頭を撫でていく。
相変わらず虚ろな表情の夜神は、硝子のような赤い瞳をルードヴィッヒに向けている。
そこに「嬉しい」や「楽しい」といった感情があるのかどうかは分からない。
「さぁ、起きようか。今日はどんなお洋服を着ようか?私が選んでもいいかな?」
最近の楽しみは凪ちゃんの着る服を選ぶことだ。
着せ替え人形のように、着る服を選ぶ。後の髪や宝飾は侍女達がそれに合わせてくれるので、完成された時の姿を楽しみながら選ぶ。
ドレスもワンピースも勿論、軍服も似合っている。
さぁ、今日はどんな服を着せようか?私の手で着飾らせる事がこんなに楽しいとは・・・・・
「ルーイがえらんでくれるの?うれしいなぁ」
「選んであげようね。さぁ、起こしてあげるね」
華奢な体を包み込むようにして抱き締めて、体を起こす。大人しくされるがままに体を起こされて、私の顔を見る。
変化の無い表情、虚ろな赤い目、感情の一切を感じない。
けど、側にいてくれるだけで何かが満たされている。私に掛けられた呪いが無くなるような気がする。
「今日も私の側にいてね?凪ちゃん」
私の側からいなくなる事はないと分かっているが、念押しのように確認してしまう。
笑ってしまうが、仕方ない。もう、あの苦しみは味わいたいとは思わない。
だから、その為の確認は大切だから、ね?
きょうもいいおてんきだな・・・・・
どこにいけばたのしいことがあるのかな?
たんけん?たのしみだな・・・・・
身支度をすませた夜神は城の中を一人歩いていた。
瑠璃色のドレスを着た夜神は宛もなく、歩いていく。本人は気づいていないが、離れた所には見張りの侍女が付いてきている。
侍女の存在に気づいていない夜神は窓を覗き込む。数日、雲一つ無い晴天が続いている。
「いいおてんきだね?」
子供のような口調で外の感想を呟くと、再び歩き出す。丁度曲がり角を曲がろうとした時、掃除をしていた侍女達の声が聞こえてきて歩きを止める。
「本当、今日もいい天気よね~」
「洗濯物も乾くよ・・・・けど、雨もそろそろ欲しいよね」
「そうよね~草木に潤いあげないとね・・・後はなんか埃っぽいから雨で汚れを落としてくれると助かるわ~」
「城の壁とか綺麗になっていいかもね。あ~ぁ、雨、降らないかな?一雨、ザザザッと降って汚れを流してくれるといいわね~」
「本当よね~」
侍女達は話しながら次の掃除場所に向かう。
その話を聞いていた夜神はその場で立ち尽くした。そして、窓に顔を向ける。
「あめはよごれをきれいにするの?」
窓の硝子に反射して映る自分を見てしまう。そこに映る自分は綺麗な存在なのか?
「あめはきれいしてくれる。よごれをながしてくれる。よごれを・・・・・・・」
そして、自分の手を見てしまう。白い手をまじまじとみる。はたから見れば汚れなど一切見当たらない。
けど、夜神は違った。夜神にしか見えない汚れがあるような気がするのだ。
「よごれてるから、きれいにしなくっちゃ・・・・あめ、ふるといいな・・・・・はやくふってね?」
早く、空が曇り、大粒の雨を大地に降らして欲しい。その雨が私の中にある汚れを、体に纏わりつく汚れを流してくれるから。
夜神は再び歩き出した。宛もなく歩いていく。けど、行き着く先は必ず決まっている。
自分の全てを奪った吸血鬼・・・・ルードヴィッヒ・リヒティン・フライフォーゲルの元に。
翼を傷付けられ、飛べなくなってしまったのに、大空を飛ぶことを恋い焦がれているのに、飛んでも地面に落ちて叩きつけられる。
なら、初めから痛い事をしないほうがいい。
なら、大人しく居たほうが傷付かなくてすむなら居たほうがいい。
もう、痛いのも、怖いのも、辛いのも嫌だから。
けど、「雨」は私の中にある「何か」をきっと流してくれる。
あぁ・・・・
私の中の汚いもの全てを、寧ろ私自身を全てなかったことにして欲しい。それぐらい全てを洗い流して欲しい・・・・
「あめ、はやく、おそらからふってほしいなぁ~」
見えない、冷たい雨粒を受け止めるために両手を上にあげる。
赤い虚ろな瞳には、見えない雨粒が見えているような気がしていた。
「そして、王子様の口づけでお姫様は目覚めました・・・・・この眠っている眠り姫は凪ちゃんみたいだね?今の状況もある意味眠っているようなものだからね?一体、誰の口づけで目覚めるのかな?」
ルードヴィッヒが仕事の合間に休憩する時に、時々こうして夜神に絵本の読み聞かせをしている。
ソファに座ったルードヴィッヒの膝の上に大人しく座り、ルードヴィッヒの声に耳を傾けて、瞳は絵本の絵を見ている。
突然の質問に、夜神は答える答えなど一切持ち合わせていない。
ただ、首を傾けて「分からない」と態度で示すだけ。
ルードヴィッヒも初めから答えなど期待している理由などなく、夜神の態度を見て優しく微笑む。
「ごめんね・・・・話を中断して。続きを読もうね?」
ルードヴィッヒは無意味な質問をした事を詫びて、続きを読もうとした時、扉を激しくノックする音と共に、荒い息をした一人の文官が慌てて入室してくる。
「失礼いたします!!急ぎご報告したい事があり、失礼と重々承知しておりますが、このような不躾な入室お許し下さい!」
只事ではない様子に、ルードヴィッヒも夜神もその文官の方を見てしまう。
「分かった。で、急ぎの報告は?」
「え~と・・・・・」
文官は夜神を見て戸惑う。いくら皇帝によって無力化したと言え、元は軍人。そして、これから報告する事に関係する人物でもある。
「構わない。発言を許可する」
ルードヴィッヒは夜神を見て戸惑う文官の様子を感じ取り、このままでは埒が明かないと判断して、発言の許可を出す。すると、その言葉を後押しに文官は一呼吸置いて発言する。
「第十一の扉「ブラッドゲート」が消滅しましたっ!!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ぽやぽやした状況から、なにらや話が進みした。
凪ちゃんはどうなる?扉は?ルードヴィッヒは一体どんな奇行(笑)をする?
おふとんかな?
ベッドで朝を迎えた夜神は目を覚ましたが、まだ微睡の中にいた。
ゆっくりと目を開く。寝起き特有の虚ろな眼差しを向けるのは、隣で抱きしめながらこちらを見ている人物に向ける。
金色の瞳は満月にも、三日月にも見える。
お月さまだ・・・・
「・・・・お月さま?」
「おはよう、凪ちゃん。お月様が見えたときは何と言うのだったかな?」
無意識かもしれないが、ルードヴィッヒの顔に伸ばされた手がそっと触れる。
そして、優しい手つきで頬を撫でている。
その、擽ったさに口元が緩んでいくのをルードヴィッヒは感じた。
お月さまがみえたときは・・・・・
「ルーイ?」
「そうだよ。ルーイだよ。偉いねちゃんと覚えていたね」
最初は「ルードヴィッヒ」と言わせたかったが、幼子には難しかったようだ。なので愛称の「ルーイ」を教えた。こちらの方が言いやすかったようで、少し間延びした「ルーイ」を聞くたびに笑みが溢れる。
ちゃんと言えたことを褒めるため、少し乱れた白練色の頭を撫でていく。
相変わらず虚ろな表情の夜神は、硝子のような赤い瞳をルードヴィッヒに向けている。
そこに「嬉しい」や「楽しい」といった感情があるのかどうかは分からない。
「さぁ、起きようか。今日はどんなお洋服を着ようか?私が選んでもいいかな?」
最近の楽しみは凪ちゃんの着る服を選ぶことだ。
着せ替え人形のように、着る服を選ぶ。後の髪や宝飾は侍女達がそれに合わせてくれるので、完成された時の姿を楽しみながら選ぶ。
ドレスもワンピースも勿論、軍服も似合っている。
さぁ、今日はどんな服を着せようか?私の手で着飾らせる事がこんなに楽しいとは・・・・・
「ルーイがえらんでくれるの?うれしいなぁ」
「選んであげようね。さぁ、起こしてあげるね」
華奢な体を包み込むようにして抱き締めて、体を起こす。大人しくされるがままに体を起こされて、私の顔を見る。
変化の無い表情、虚ろな赤い目、感情の一切を感じない。
けど、側にいてくれるだけで何かが満たされている。私に掛けられた呪いが無くなるような気がする。
「今日も私の側にいてね?凪ちゃん」
私の側からいなくなる事はないと分かっているが、念押しのように確認してしまう。
笑ってしまうが、仕方ない。もう、あの苦しみは味わいたいとは思わない。
だから、その為の確認は大切だから、ね?
きょうもいいおてんきだな・・・・・
どこにいけばたのしいことがあるのかな?
たんけん?たのしみだな・・・・・
身支度をすませた夜神は城の中を一人歩いていた。
瑠璃色のドレスを着た夜神は宛もなく、歩いていく。本人は気づいていないが、離れた所には見張りの侍女が付いてきている。
侍女の存在に気づいていない夜神は窓を覗き込む。数日、雲一つ無い晴天が続いている。
「いいおてんきだね?」
子供のような口調で外の感想を呟くと、再び歩き出す。丁度曲がり角を曲がろうとした時、掃除をしていた侍女達の声が聞こえてきて歩きを止める。
「本当、今日もいい天気よね~」
「洗濯物も乾くよ・・・・けど、雨もそろそろ欲しいよね」
「そうよね~草木に潤いあげないとね・・・後はなんか埃っぽいから雨で汚れを落としてくれると助かるわ~」
「城の壁とか綺麗になっていいかもね。あ~ぁ、雨、降らないかな?一雨、ザザザッと降って汚れを流してくれるといいわね~」
「本当よね~」
侍女達は話しながら次の掃除場所に向かう。
その話を聞いていた夜神はその場で立ち尽くした。そして、窓に顔を向ける。
「あめはよごれをきれいにするの?」
窓の硝子に反射して映る自分を見てしまう。そこに映る自分は綺麗な存在なのか?
「あめはきれいしてくれる。よごれをながしてくれる。よごれを・・・・・・・」
そして、自分の手を見てしまう。白い手をまじまじとみる。はたから見れば汚れなど一切見当たらない。
けど、夜神は違った。夜神にしか見えない汚れがあるような気がするのだ。
「よごれてるから、きれいにしなくっちゃ・・・・あめ、ふるといいな・・・・・はやくふってね?」
早く、空が曇り、大粒の雨を大地に降らして欲しい。その雨が私の中にある汚れを、体に纏わりつく汚れを流してくれるから。
夜神は再び歩き出した。宛もなく歩いていく。けど、行き着く先は必ず決まっている。
自分の全てを奪った吸血鬼・・・・ルードヴィッヒ・リヒティン・フライフォーゲルの元に。
翼を傷付けられ、飛べなくなってしまったのに、大空を飛ぶことを恋い焦がれているのに、飛んでも地面に落ちて叩きつけられる。
なら、初めから痛い事をしないほうがいい。
なら、大人しく居たほうが傷付かなくてすむなら居たほうがいい。
もう、痛いのも、怖いのも、辛いのも嫌だから。
けど、「雨」は私の中にある「何か」をきっと流してくれる。
あぁ・・・・
私の中の汚いもの全てを、寧ろ私自身を全てなかったことにして欲しい。それぐらい全てを洗い流して欲しい・・・・
「あめ、はやく、おそらからふってほしいなぁ~」
見えない、冷たい雨粒を受け止めるために両手を上にあげる。
赤い虚ろな瞳には、見えない雨粒が見えているような気がしていた。
「そして、王子様の口づけでお姫様は目覚めました・・・・・この眠っている眠り姫は凪ちゃんみたいだね?今の状況もある意味眠っているようなものだからね?一体、誰の口づけで目覚めるのかな?」
ルードヴィッヒが仕事の合間に休憩する時に、時々こうして夜神に絵本の読み聞かせをしている。
ソファに座ったルードヴィッヒの膝の上に大人しく座り、ルードヴィッヒの声に耳を傾けて、瞳は絵本の絵を見ている。
突然の質問に、夜神は答える答えなど一切持ち合わせていない。
ただ、首を傾けて「分からない」と態度で示すだけ。
ルードヴィッヒも初めから答えなど期待している理由などなく、夜神の態度を見て優しく微笑む。
「ごめんね・・・・話を中断して。続きを読もうね?」
ルードヴィッヒは無意味な質問をした事を詫びて、続きを読もうとした時、扉を激しくノックする音と共に、荒い息をした一人の文官が慌てて入室してくる。
「失礼いたします!!急ぎご報告したい事があり、失礼と重々承知しておりますが、このような不躾な入室お許し下さい!」
只事ではない様子に、ルードヴィッヒも夜神もその文官の方を見てしまう。
「分かった。で、急ぎの報告は?」
「え~と・・・・・」
文官は夜神を見て戸惑う。いくら皇帝によって無力化したと言え、元は軍人。そして、これから報告する事に関係する人物でもある。
「構わない。発言を許可する」
ルードヴィッヒは夜神を見て戸惑う文官の様子を感じ取り、このままでは埒が明かないと判断して、発言の許可を出す。すると、その言葉を後押しに文官は一呼吸置いて発言する。
「第十一の扉「ブラッドゲート」が消滅しましたっ!!」
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ぽやぽやした状況から、なにらや話が進みした。
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