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第十三章 三姉妹
13-14 ナギサイド
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「すまない。村を救ってくれて」
この村の村長さんが、ロゼッタにお辞儀をしてから、その場を去っていった。
ロゼッタは私とアンリの前に立つと。
「すみません。私はシグマ様の元へ戻ります。皇帝様が崩御なされたことによって、帝都も混乱すると思いますので、対策を練らなければ」
「わかった。カチュア達に伝えて置く。気をつけてください」
「サリナさんもお気をつけて」
言うべきことを言い終えた、ロゼッタは村から出て行った。
見送りをしたのは、私とアンリだけ。他の皆んなは、疲れて休んでいる。
「皆んな、疲れているな」
「お姉ちゃんとしてはなさけないです。チーちゃんに殆ど、任せっきりだったから」
「仕方がないだろ? 魔物の有効的に戦うには、カチュアのあの蒼い炎頼りだから」
「まあ、そうだね。これが、ヴァルキュリアだけが使えるなら、良かったのに」
「あんたと、リリカは使えないんだな」
「使えるのは、最初に生まれたヴァルキュリア族と同じ蒼い髪と瞳持っていないと、使えない」
だよな。カチュアのあの蒼い炎がカチュアだけの力ではなく、ヴァルキュリアの力なら、私の魔物化はあの時代に食い止められていたから。
「しかし、サリナの封印が解かれていたなんて」
「あなたは、私がカチュアの中にいることは知っていた見たいだな」
「亡くなった、お母さんから、聞いたんだ。わたし達の先祖の約束を守るために」
「そっか。君たちは、あのヴァルキュリア族の。名前は恥ずかしながら覚えていないんだ」
「わたし達は、封印した、あなたを母から子へ生まれるたびに譲渡していたんだ」
「それなら、何で、長女のあなたではなく、次女のカチュアに?」
「チーちゃんが生まれる前のあなたは、お母さんの中にいたのよ。でも、チーちゃんが、生まれた時に、チーちゃんがヴァルキュリアの中でも、最も力を得た子だった。そう、あなたに掛けられた呪縛を解くための」
「蒼い炎か」
「ヴァルキュリアの元祖が蒼い髪と瞳をしていたことから、蒼い炎を使えるのは、元祖と同じ、蒼い髪と瞳した者のみ。だから、封印したあなたをカチュアの中に入れたのよ」
「そういうことか」
改めて振り返ると、私とアンリって、互いに人見知りなのに普通に会話が出来ている。やはり、シンパシーを感じるからかな?
それをいったら、カチュアとエドナにも、同じように接しられるんだ。やはり、あの二人はティアの面影があるからかな。二人の性格を足して、半分に割ったら、ティアの性格になるから。
「サリナさんに、アンリさん、ここにいましたか!」
部屋で休んでいたはずのルナが来た。
「ルナか。どうしたの?」
「それが、アニーさんが、動物を使って、帝都の偵察をしていたのですが、先ほど、その動物達が戻ってきたんです。そして、帝都では大変なことが起きたようなんです。今すぐに、宿屋に来てください」
「分かったわ」
私と、アンリはルナに連れられ皆が待つ宿内の個室へ向かっていった。
第十三章 三姉妹 完
この村の村長さんが、ロゼッタにお辞儀をしてから、その場を去っていった。
ロゼッタは私とアンリの前に立つと。
「すみません。私はシグマ様の元へ戻ります。皇帝様が崩御なされたことによって、帝都も混乱すると思いますので、対策を練らなければ」
「わかった。カチュア達に伝えて置く。気をつけてください」
「サリナさんもお気をつけて」
言うべきことを言い終えた、ロゼッタは村から出て行った。
見送りをしたのは、私とアンリだけ。他の皆んなは、疲れて休んでいる。
「皆んな、疲れているな」
「お姉ちゃんとしてはなさけないです。チーちゃんに殆ど、任せっきりだったから」
「仕方がないだろ? 魔物の有効的に戦うには、カチュアのあの蒼い炎頼りだから」
「まあ、そうだね。これが、ヴァルキュリアだけが使えるなら、良かったのに」
「あんたと、リリカは使えないんだな」
「使えるのは、最初に生まれたヴァルキュリア族と同じ蒼い髪と瞳持っていないと、使えない」
だよな。カチュアのあの蒼い炎がカチュアだけの力ではなく、ヴァルキュリアの力なら、私の魔物化はあの時代に食い止められていたから。
「しかし、サリナの封印が解かれていたなんて」
「あなたは、私がカチュアの中にいることは知っていた見たいだな」
「亡くなった、お母さんから、聞いたんだ。わたし達の先祖の約束を守るために」
「そっか。君たちは、あのヴァルキュリア族の。名前は恥ずかしながら覚えていないんだ」
「わたし達は、封印した、あなたを母から子へ生まれるたびに譲渡していたんだ」
「それなら、何で、長女のあなたではなく、次女のカチュアに?」
「チーちゃんが生まれる前のあなたは、お母さんの中にいたのよ。でも、チーちゃんが、生まれた時に、チーちゃんがヴァルキュリアの中でも、最も力を得た子だった。そう、あなたに掛けられた呪縛を解くための」
「蒼い炎か」
「ヴァルキュリアの元祖が蒼い髪と瞳をしていたことから、蒼い炎を使えるのは、元祖と同じ、蒼い髪と瞳した者のみ。だから、封印したあなたをカチュアの中に入れたのよ」
「そういうことか」
改めて振り返ると、私とアンリって、互いに人見知りなのに普通に会話が出来ている。やはり、シンパシーを感じるからかな?
それをいったら、カチュアとエドナにも、同じように接しられるんだ。やはり、あの二人はティアの面影があるからかな。二人の性格を足して、半分に割ったら、ティアの性格になるから。
「サリナさんに、アンリさん、ここにいましたか!」
部屋で休んでいたはずのルナが来た。
「ルナか。どうしたの?」
「それが、アニーさんが、動物を使って、帝都の偵察をしていたのですが、先ほど、その動物達が戻ってきたんです。そして、帝都では大変なことが起きたようなんです。今すぐに、宿屋に来てください」
「分かったわ」
私と、アンリはルナに連れられ皆が待つ宿内の個室へ向かっていった。
第十三章 三姉妹 完
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