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第二十章 悪女の素顔
20-9 ロゼッタサイド
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皇女様がネールと交戦している間、私達は、毒尾の狐と言う、狐系の魔物と交戦する羽目になった私とアイラさんと、ユミル様と、リリカ。
毒尾の狐は上級系の魔物で、体は硬い。あのカチュアのバカ力でさら、耐える程。しかし、相手の有効な魔術の属性で対処できる。それでも、生命力はあるから、中々倒れてくれない。そして、私には、毒尾の狐の弱点を付ける属性を扱える。
かと言って、油断はできない毒尾の狐は名前の通り、あの尻尾のは毒があるから、戦う時、注意が必要だ。
「来るよ! 気を付けて!」
シューーーーーン!!!
て! あの尻尾伸びるの!?
「危ない!!」
アイラさんは私達の目の前に、地の魔術によって構成した、岩の壁が出現した。
毒尾の狐の攻撃は防いだが、岩の壁からひびが入ってきている。
「ここから離れろ!」
私達は、その場から離れた。
バッキーーーン!!!
岩の壁が壊れてしまった。かなりの鋭利の尻尾のようね。あの尻尾に毒があると聞いているけど、あれに当たったら、毒が回る前に、体を貫通させるんじゃないのかな?
とはいえ、毒のある尻尾が伸びるのは厄介ね。
私は毒尾の狐を見るのは初めてだから、分からないことだらけだ。だけど、想定外が起きることを前提に立ち回らないといけない。
「また来るよ!」
毒尾の狐の尻尾が伸びた。また、攻撃してくる!
バコーーーーーン!!!
伸びた尻尾は、リリカの開いた傘によって、防がれた。あの傘、どうやら、特殊な鉱石で作られていて、普通の傘と比べ物に、ならない程、重たいようだ。
それは、そっか。リリカもカチュア程ではないけど、力持ちだから、重たい武器も扱えるんだ。
確か、リリカは、カチュアやアンリと比べたら、武器の扱うのに技量が足りないから、日用品の中でも、比較的武器に近い物を、武器として、扱うようになったんだけ? 後は、魔術を付与するのに、適切さなど。
アンリの方は、接近戦が苦手だから、弓を扱うようになったそうだ。
でも、これらは、あくまで、三姉妹の中で比べたらの話で、実際、アンリとリリカは剣を持たせたら、私よりかは、遥かに強いと思うよ。
あ! こうしている間にも、傘によって防がれた、尻尾が軌道を変えて、リリカの方へ向かって行っている。
しかし、リリカを追う尻尾は、それぞれ軌道が異なるにも、関わらず、リリカは、襲ってくる、尻尾を躱していく。
「これでも、喰らえ!」
リリカは傘の先端を、攻撃してきた毒尾の狐にいる方へ向けた。
ピカーーーーーン!!!
先端から、光線が放たれ、毒尾の狐の体に命中した。
しかし、不利な光属性の魔術とはいえ、毒尾の狐は倒れてはくれないみたいだ。
「あ~、やっぱし、一撃では倒れないか」
あの威力、危険種だったら、一撃に葬れたんだけど。やっぱり、上級魔物は生命力があり過ぎる。
と、私も自分の心配しないと。
こっちに毒尾の狐の伸びた尻尾が向かって来ている。
ピカーーーーーン!!!
私は、自身を包むように、光の魔術の球体を展開した。これが、私の防御系の魔術よ。何とか、この防御系の魔術で、毒尾の狐の攻撃を防げた。
まあ、実は、これ、防御系の魔術じゃないんだけど。
「行くわよ!」
ピカーーーーーン!!!
私を纏っていた光の魔術の球体が段々大きくなって、大きくなった時の衝撃波で、毒尾の狐を吹き飛ばした。
実は、この魔術は、本来、光の球体を投げつける魔術だったんだけど、以前、防御系の魔術を取得するために、訓練していたんだけど、私には、適正が殆どなかった。それで、ルナが『攻撃は最大の防御になる』ってことで、元から、取得していた、魔術を防御系の魔術として使えるよう、訓練してくれたんだ。
ピカン! ピカン! ピカン!
そして、私は、吹き飛ばされた毒尾の狐に目掛けて、光の魔術を纏った槍を連続で突きの動作をするたびに、槍の先から、光線が放たれた。
「そこよ!」
ピカーーーーーン!!!
私は容赦なく、先ほどの光線よりも、巨大な光線が槍の先から放たれた。
私が放ったら光線が、毒尾の狐の尻尾の根本に命中した。
スポーーーーン!!!
あ! 胴体と尻尾が分離しちゃった。
ドスン!!!
吹き飛んだ、毒尾の狐は、床に強く叩きつけられた。しかし、様子がおかしい。全く動かなくなった。
倒したの? それならいいのですが?
「そうだ! 皆さま、大丈夫ですか!?」
いつの間にか、アイラさんや、ユミル様と離れてしまいました。リリカは、何とか、毒尾の狐を倒したようだけど……。
周りを見渡すと……。
「何とか、動きを止められたけど……」
「わたくしもです……」
どうやら、心配はなくなったようですね。
アイラさんは、得意の鎖の魔術で、毒尾の狐の動きを止めていました。さらに、尻尾が伸びないよう、岩の手で、尻尾を握りしめています。
ユミル様、氷系の魔術で、毒尾の狐の全身を凍らせていました。こちらも、尻尾が伸びないようごと凍らせていました。
だけど、アイラさんと、ユミル様は、光の魔術を使えないから、足止めするだけで精一杯の様子だ。何とか、光の魔術で、留めを刺さないと。
「ロゼッタ、今の内に、光の魔術で尻尾を斬り落として!」
「え? う~ん、わかった」
リリカの言われた通り、光を纏った槍で、毒尾の狐の尻尾を斬り落とした。リリカも同じように、毒尾の狐の尻尾を斬り落とした。
すると、先程のように、毒尾の狐は動かなくなりました。
「どうやら、尻尾が弱点見たいで、わたしも、光の魔術で、尻尾を斬り落としたら、動かなくなった。どうやら、あの尻尾は、心臓の役割を持った魔石が埋め込まれているか、そもそも、尻尾が本体なのか……」
「そうでしたか」
何とか、毒尾の狐、四体全員倒すことが出来ました。
「そうだ! 皇女様の元へ向かわないと!」
私達は、ネールと戦っている、皇女様とサリナがいる元へ向かって行った。
「皇女様! ご無事でしたか!」
どうやら、お二方はご無事のようね。
ただ、こっちに向かう際、気になる、話が聞こえてしまった。
皇女様は、悪帝の姪だという話が……。
毒尾の狐は上級系の魔物で、体は硬い。あのカチュアのバカ力でさら、耐える程。しかし、相手の有効な魔術の属性で対処できる。それでも、生命力はあるから、中々倒れてくれない。そして、私には、毒尾の狐の弱点を付ける属性を扱える。
かと言って、油断はできない毒尾の狐は名前の通り、あの尻尾のは毒があるから、戦う時、注意が必要だ。
「来るよ! 気を付けて!」
シューーーーーン!!!
て! あの尻尾伸びるの!?
「危ない!!」
アイラさんは私達の目の前に、地の魔術によって構成した、岩の壁が出現した。
毒尾の狐の攻撃は防いだが、岩の壁からひびが入ってきている。
「ここから離れろ!」
私達は、その場から離れた。
バッキーーーン!!!
岩の壁が壊れてしまった。かなりの鋭利の尻尾のようね。あの尻尾に毒があると聞いているけど、あれに当たったら、毒が回る前に、体を貫通させるんじゃないのかな?
とはいえ、毒のある尻尾が伸びるのは厄介ね。
私は毒尾の狐を見るのは初めてだから、分からないことだらけだ。だけど、想定外が起きることを前提に立ち回らないといけない。
「また来るよ!」
毒尾の狐の尻尾が伸びた。また、攻撃してくる!
バコーーーーーン!!!
伸びた尻尾は、リリカの開いた傘によって、防がれた。あの傘、どうやら、特殊な鉱石で作られていて、普通の傘と比べ物に、ならない程、重たいようだ。
それは、そっか。リリカもカチュア程ではないけど、力持ちだから、重たい武器も扱えるんだ。
確か、リリカは、カチュアやアンリと比べたら、武器の扱うのに技量が足りないから、日用品の中でも、比較的武器に近い物を、武器として、扱うようになったんだけ? 後は、魔術を付与するのに、適切さなど。
アンリの方は、接近戦が苦手だから、弓を扱うようになったそうだ。
でも、これらは、あくまで、三姉妹の中で比べたらの話で、実際、アンリとリリカは剣を持たせたら、私よりかは、遥かに強いと思うよ。
あ! こうしている間にも、傘によって防がれた、尻尾が軌道を変えて、リリカの方へ向かって行っている。
しかし、リリカを追う尻尾は、それぞれ軌道が異なるにも、関わらず、リリカは、襲ってくる、尻尾を躱していく。
「これでも、喰らえ!」
リリカは傘の先端を、攻撃してきた毒尾の狐にいる方へ向けた。
ピカーーーーーン!!!
先端から、光線が放たれ、毒尾の狐の体に命中した。
しかし、不利な光属性の魔術とはいえ、毒尾の狐は倒れてはくれないみたいだ。
「あ~、やっぱし、一撃では倒れないか」
あの威力、危険種だったら、一撃に葬れたんだけど。やっぱり、上級魔物は生命力があり過ぎる。
と、私も自分の心配しないと。
こっちに毒尾の狐の伸びた尻尾が向かって来ている。
ピカーーーーーン!!!
私は、自身を包むように、光の魔術の球体を展開した。これが、私の防御系の魔術よ。何とか、この防御系の魔術で、毒尾の狐の攻撃を防げた。
まあ、実は、これ、防御系の魔術じゃないんだけど。
「行くわよ!」
ピカーーーーーン!!!
私を纏っていた光の魔術の球体が段々大きくなって、大きくなった時の衝撃波で、毒尾の狐を吹き飛ばした。
実は、この魔術は、本来、光の球体を投げつける魔術だったんだけど、以前、防御系の魔術を取得するために、訓練していたんだけど、私には、適正が殆どなかった。それで、ルナが『攻撃は最大の防御になる』ってことで、元から、取得していた、魔術を防御系の魔術として使えるよう、訓練してくれたんだ。
ピカン! ピカン! ピカン!
そして、私は、吹き飛ばされた毒尾の狐に目掛けて、光の魔術を纏った槍を連続で突きの動作をするたびに、槍の先から、光線が放たれた。
「そこよ!」
ピカーーーーーン!!!
私は容赦なく、先ほどの光線よりも、巨大な光線が槍の先から放たれた。
私が放ったら光線が、毒尾の狐の尻尾の根本に命中した。
スポーーーーン!!!
あ! 胴体と尻尾が分離しちゃった。
ドスン!!!
吹き飛んだ、毒尾の狐は、床に強く叩きつけられた。しかし、様子がおかしい。全く動かなくなった。
倒したの? それならいいのですが?
「そうだ! 皆さま、大丈夫ですか!?」
いつの間にか、アイラさんや、ユミル様と離れてしまいました。リリカは、何とか、毒尾の狐を倒したようだけど……。
周りを見渡すと……。
「何とか、動きを止められたけど……」
「わたくしもです……」
どうやら、心配はなくなったようですね。
アイラさんは、得意の鎖の魔術で、毒尾の狐の動きを止めていました。さらに、尻尾が伸びないよう、岩の手で、尻尾を握りしめています。
ユミル様、氷系の魔術で、毒尾の狐の全身を凍らせていました。こちらも、尻尾が伸びないようごと凍らせていました。
だけど、アイラさんと、ユミル様は、光の魔術を使えないから、足止めするだけで精一杯の様子だ。何とか、光の魔術で、留めを刺さないと。
「ロゼッタ、今の内に、光の魔術で尻尾を斬り落として!」
「え? う~ん、わかった」
リリカの言われた通り、光を纏った槍で、毒尾の狐の尻尾を斬り落とした。リリカも同じように、毒尾の狐の尻尾を斬り落とした。
すると、先程のように、毒尾の狐は動かなくなりました。
「どうやら、尻尾が弱点見たいで、わたしも、光の魔術で、尻尾を斬り落としたら、動かなくなった。どうやら、あの尻尾は、心臓の役割を持った魔石が埋め込まれているか、そもそも、尻尾が本体なのか……」
「そうでしたか」
何とか、毒尾の狐、四体全員倒すことが出来ました。
「そうだ! 皇女様の元へ向かわないと!」
私達は、ネールと戦っている、皇女様とサリナがいる元へ向かって行った。
「皇女様! ご無事でしたか!」
どうやら、お二方はご無事のようね。
ただ、こっちに向かう際、気になる、話が聞こえてしまった。
皇女様は、悪帝の姪だという話が……。
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