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第二十一章 暗殺の夜
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「くそぉぉぉぉ!!! やってくれたな、ネールめ! 敵味方関係なく、毒を撒き散らしたのは、そもそも、我々が狙いだったなんて! おかげで、魔石回収班は全滅だ!あの小娘が現れてから、俺の計画が狂い始めた! 後は、ティアを生き返らせるだけなのに、思っていた以上に強力な魔石が回収できない! 俺には時間がないって言うのに、これも、全部、あの蒼い髪のヴァルキュリアのせいだ! 計画を始めてから七百年の間、現れなかった、蒼い炎を扱えるヴァルキュリア族が現れなかったのに、今更現れるなんて! ……これはまずいか。しかし、戦場に舞う負の気で、弱っているはず。……おい誰かいるか?」
「は! ここに」
「同盟軍に奇襲を掛ける。狙いは、我らの最大の敵の蒼い髪の女だ」
「しかし、彼女は以前の皇女暗殺を阻止したらしいです。そんな、彼女を止めることなんて」
「同盟軍に紛れればいい話。そうなれば、人質は同盟軍全体になる」
「成程。そういうことですか。分かりました」
「……行ったか。全く、役に立たない連中だ。少しは、俺のために命を削ってくれよ。なんせ、こいつらの先祖は、サリナに敗れた、俺を実験のサンプルにしようとしていたからな。幸い、俺がメリオダスの禁書を解読できたから、手を組むことになった。計画実行まで七百年も掛かってしまったが、当時のアルタミストの人員は殆どいない。実質俺が総督になり、計画がスムーズに進んでいる。必ず、遂行して見せる。ティアとの生涯のために」
「……あの男、アルタミストに対して、仲間意識はないようですね。私と接してそれに気づかないなんて。本当に互いに哀れね。これが強い力を持った者の末路ですか? 全く、お互い哀れですね。……しかし、奴らの計画である世界を作り変える発想は、元はメリオダスの計画でしたっけ? 恐ろしい計画を立てますね。まるで、私達と別の生き物見たいですね。何者なんでしょうね、メリオダスは?」
「は! ここに」
「同盟軍に奇襲を掛ける。狙いは、我らの最大の敵の蒼い髪の女だ」
「しかし、彼女は以前の皇女暗殺を阻止したらしいです。そんな、彼女を止めることなんて」
「同盟軍に紛れればいい話。そうなれば、人質は同盟軍全体になる」
「成程。そういうことですか。分かりました」
「……行ったか。全く、役に立たない連中だ。少しは、俺のために命を削ってくれよ。なんせ、こいつらの先祖は、サリナに敗れた、俺を実験のサンプルにしようとしていたからな。幸い、俺がメリオダスの禁書を解読できたから、手を組むことになった。計画実行まで七百年も掛かってしまったが、当時のアルタミストの人員は殆どいない。実質俺が総督になり、計画がスムーズに進んでいる。必ず、遂行して見せる。ティアとの生涯のために」
「……あの男、アルタミストに対して、仲間意識はないようですね。私と接してそれに気づかないなんて。本当に互いに哀れね。これが強い力を持った者の末路ですか? 全く、お互い哀れですね。……しかし、奴らの計画である世界を作り変える発想は、元はメリオダスの計画でしたっけ? 恐ろしい計画を立てますね。まるで、私達と別の生き物見たいですね。何者なんでしょうね、メリオダスは?」
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