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私の提案2
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2つ目は調味料の加増。
当然物資の中には調味料、つまり塩、砂糖、胡椒、油、コンソメ等があるが、足りない、と主張した。飢饉で亡くなる方々ははっきりいって食べてないからだ。食材がなくて具材がなくても、スープが飲めれば少しは栄養が取れる。コンソメをひとつの例えとして、そこに含まれる栄養には、塩分、糖分、油分、カルシウム等ある。そのコンソメを作る過程に色々な素材使っているからだ。
だから、最悪具材がなくても栄養は微量だが取れる。
だから、調味料を増やして欲しかったし、あとは、ブロッサムで作っているスープのレシピも入れるように頼んだ。
皆、レシピ?と馬鹿にした様子だったが、
それこそ、
馬鹿にすんな!
だよ。
貧困で苦しむのは北部だけでは無い。この首都だって貧困で暮らす平民が存在する。その日暮らしのギリギリの生活をしている人達には、レシピ、つまり料理本を買うなんて贅沢も贅沢だ。1部だけ抜粋して売っているがそれでも、半月の食費にもなる、と言っていた。
勿論料理上手の方なら必要ないが、世の中そんな人ばかりじゃない。レシピさえあれば野菜を無駄なく使え、腹を満たしてくれる。
些細な事がどれだけど人の命と、農作物を無駄無く使ってくれているか分かってない。
かと言って、負担になるレシピでは意味が無い。だから、スープのみのレシピにしておいた。
この調味料には水はこれくらいで、あとは好きな野菜を入れてください。
その程度にしておいた。
そこも男性陣には不思議がられた。
なぜ食材を書かないのか?レシピだろ?
とね。
またまた、
ふざけんな!
です。
レシピに食材を書いてみなさいよ。臨機応変に考えてくれる方ならともかく、料理に自信が無い方はその通りに作らないと、と思ってしまう。そうなれば手にして貰えず、ゴミ箱行きだ。
それじゃあ意味が無い。それならスープの作り方のレシピだけにした方がずっと手軽で、便利がいい。
他は、捨てるであろう葉物の根のところ、根菜の皮などを使ったレシピを用意した。そうすれば、まだ別の料理に変身し、また違う味と栄養が取れる。
と言う、
私の、その、多分、また、熱く、ながーい説明に、皆が硬直状態の顔になり無言で頷いてくれた。
それに、お父様がきのこにも詳しかったのか?と驚いた顔に少し嬉しく感じた。
農作物は平地だけでない。
海辺には海辺に合う作物。
山には山に合う作物。
お父様は立場的に領主や研究者に会うことが多く、なかなか領民の声聞く時間が無い。その声聞くのが、私だ。
声は殆ど愚痴だが、そこに問題点と解決作がある。私はその声を聞きながら、グロッサムに出した旬の野菜とメロンのお酒の案を出した。
何よりも、農民達が汗水垂らし作ってくれた農作物を全部使いたい。
その為なら、限りある脳ミソををフル回転し打開策を見出したい。
それが人助けになるならと、必死に考えた。
当然物資の中には調味料、つまり塩、砂糖、胡椒、油、コンソメ等があるが、足りない、と主張した。飢饉で亡くなる方々ははっきりいって食べてないからだ。食材がなくて具材がなくても、スープが飲めれば少しは栄養が取れる。コンソメをひとつの例えとして、そこに含まれる栄養には、塩分、糖分、油分、カルシウム等ある。そのコンソメを作る過程に色々な素材使っているからだ。
だから、最悪具材がなくても栄養は微量だが取れる。
だから、調味料を増やして欲しかったし、あとは、ブロッサムで作っているスープのレシピも入れるように頼んだ。
皆、レシピ?と馬鹿にした様子だったが、
それこそ、
馬鹿にすんな!
だよ。
貧困で苦しむのは北部だけでは無い。この首都だって貧困で暮らす平民が存在する。その日暮らしのギリギリの生活をしている人達には、レシピ、つまり料理本を買うなんて贅沢も贅沢だ。1部だけ抜粋して売っているがそれでも、半月の食費にもなる、と言っていた。
勿論料理上手の方なら必要ないが、世の中そんな人ばかりじゃない。レシピさえあれば野菜を無駄なく使え、腹を満たしてくれる。
些細な事がどれだけど人の命と、農作物を無駄無く使ってくれているか分かってない。
かと言って、負担になるレシピでは意味が無い。だから、スープのみのレシピにしておいた。
この調味料には水はこれくらいで、あとは好きな野菜を入れてください。
その程度にしておいた。
そこも男性陣には不思議がられた。
なぜ食材を書かないのか?レシピだろ?
とね。
またまた、
ふざけんな!
です。
レシピに食材を書いてみなさいよ。臨機応変に考えてくれる方ならともかく、料理に自信が無い方はその通りに作らないと、と思ってしまう。そうなれば手にして貰えず、ゴミ箱行きだ。
それじゃあ意味が無い。それならスープの作り方のレシピだけにした方がずっと手軽で、便利がいい。
他は、捨てるであろう葉物の根のところ、根菜の皮などを使ったレシピを用意した。そうすれば、まだ別の料理に変身し、また違う味と栄養が取れる。
と言う、
私の、その、多分、また、熱く、ながーい説明に、皆が硬直状態の顔になり無言で頷いてくれた。
それに、お父様がきのこにも詳しかったのか?と驚いた顔に少し嬉しく感じた。
農作物は平地だけでない。
海辺には海辺に合う作物。
山には山に合う作物。
お父様は立場的に領主や研究者に会うことが多く、なかなか領民の声聞く時間が無い。その声聞くのが、私だ。
声は殆ど愚痴だが、そこに問題点と解決作がある。私はその声を聞きながら、グロッサムに出した旬の野菜とメロンのお酒の案を出した。
何よりも、農民達が汗水垂らし作ってくれた農作物を全部使いたい。
その為なら、限りある脳ミソををフル回転し打開策を見出したい。
それが人助けになるならと、必死に考えた。
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