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037 冒険者の闇
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イザベル、リリーから求婚?されて、僕は舞い上がっていた。2人とも思わず振り返ってしまうほどの美少女だ。そんな美少女たちから求婚される日がくるなんて。興味を持ってもらえてるだけでも嬉しいのに。でも、2人とは今日で会うのは2回目だ。さすがに気が早いということで、まずはお友だちからということになった。そして、お友だちなら私たちともしなさいよということで、ルイーゼ、マルギット、ラインハルトとともお友だちになった。なんだか改まってお友だちになろうなんて、少しムズムズする恥ずかしさがあった。まぁ、元々命を預け合うパーティメンバーなんだから、既にお友だち以上の関係と言えるのかもしれないけど、それはなんだかビジネスパートナーという感じがして心が通ってない気がする。僕はお友だちの輪の中に入れてもらえて、とても嬉しかった。
僕に、また友だちと呼べる存在ができるなんて、思いもしなかったな。僕はアンナたちの影響か、いつの間にか自分は人に劣る存在であると思い込んでいた。こんな僕に友だちなんてできるわけがないとどこかで諦めていた。そんな僕の無意識にできてしまった心の殻を壊してくれたルイーゼたちには、どう感謝したらいいのか分からないくらいだ。
「ここが下層? あんまり代わり映えしないわねー」
ルイーゼの呟きに、僕は幸せな気分から現実へと引き戻される。松明に照らされた剝き出しの土壁、湿り気を帯びた冷たい地下の空気。そうだった。今はダンジョンの攻略中だった。ここが安地だからって、気の抜き過ぎはよくないね。
冒険者たちによって踏み均されたスロープのような下り坂を下りると、『コボルト洞窟』の下層へとたどり着く。ここから先は、レベル3相当。ここからがレベル3ダンジョン『コボルト洞窟』の本番だ。たぶん大丈夫だと思うけど、気を引き締めないと。
「まずは空いている安地を探しましょうか」
「たぶん、その必要は無いよ」
僕はラインハルトの言葉を否定する。
「それはなぜでしょう? 上層と中層はモンスターの取り合いをしているほど、どこも混んでいましたが……」
「下層はモンスターを倒すよりダンジョンボスを倒す方が人気なんだよ」
『コボルト洞窟』のダンジョンボスであるコボルトキングは、実はそんなに強くない。下層で狩りができる実力のあるパーティなら難無く倒せてしまう。むしろ、一度にたくさんのモンスターに襲われる“リンク”の危険がある下層での狩りの方が、よほどリスクが高いくらいだ。
そんなちょっと残念な感じが漂うコボルトキングだけど、人気な理由はただ弱いからだけじゃない。
「コボルトキングは本当に極稀にだけど、金鉱石をドロップするんだ」
「金!?」
ルイーゼが目をまん丸にして大げさに驚く。かわいい。けっこう有名な話なんだけど、ルイーゼは知らなかったみたいだ。
「でも、ハルトの話にそんな情報無かったわよ?」
パーティの情報収集担当らしいラインハルトに皆の視線が集まる。
「金鉱石をドロップするという話自体、可能性の低い話でしたから。それに、話自体がガセだという情報もありましたので、無駄に期待させることはないと黙っていました」
「言ってよ! そういうワクワクする話は!」
「そーだ! そーだ!」
「起きる可能性の低い不確かな情報ですよ?」
「そこにロマンがあるんじゃない!」
ルイーゼとマルギットに詰め寄られ、ラインハルトは処置無しとばかりに肩を竦めてみせる。ルイーゼとマルギットはロマンを求め、ラインハルトは現実主義、あとの2人も呆れた顔をしているから現実主義っぽいね。
「一応補足しておくと、金鉱石をドロップするのは本当だよ」
「やっぱり!」
「いーじゃん!」
僕の言葉にルイーゼとマルギットが目を輝かせる。
「そうなんですか? 私が情報収集したところ、どうやらガセの方が有力でしたが……」
「ガセネタってことにしたい人たちが居るんだよ。たぶん、今日も居るんじゃないかな?」
ダンジョンのボスであるコボルトキングが、金鉱石をドロップするという情報をガセネタにしたい人たち。それは、実際にコボルトキングを狩って金鉱石を狙っている人たちだ。
ダンジョンのボスは、普通のモンスターとは違い、一度倒すとリポップまでに長い時間がかかるのが一般的だ。その結果、コボルトキングのようなドロップアイテムの良いダンジョンボスの奪い合いが起きることになる。冒険者に譲り合いの心とか、順番に並ぶなんて行儀の良いマネを期待してはいけない。
ただ、冒険者にも最低限のルール、暗黙の了解が存在する。それが、一番初めに攻撃を当てた者が自分の獲物にできるというファーストアタック呼ばれるルールだ。つまりは早い者勝ちである。なんともシンプルで分かりやすいね。
「と、まぁそんな感じで、金鉱石を狙うライバルを減らすためにガセネタだって熱心に広めてる人たちがいるし、そんな人たちにも最低限のルールがあるって話だよ」
「へぇ、面白そうじゃない!」
しまったな。僕としてはボスの討伐を諦める方向にしたかったのだけど、ルイーゼが興味を持ってしまった。
「今回は止めておこう? いつボスがポップするのかも分からないし、ライバルは皆クロスボウを装備したファーストアタックに全力を懸けた人たちだし……」
「でも、【勇者】アンナは最初の攻略でボスを仕留めているわよね? その時はどうしたのよ?」
「それは……」
あの時は今以上に準備不足だったけど、力でごり押した感じだ。ただ、アンナがクロスボウのボルトよりも速かっただけ。だけど、あの時感じたのは……。
言葉に詰まる僕に、ルイーゼは不敵に笑ってみせた。
「【勇者】アンナにできたんだもの。あたしたちにもきっとできるわ!」
ルイーゼはアンナに対抗心でも持っているのかな?
「むしろ、できない方がいいんだよ……」
「はぁ?」
ルイーゼが不服そうに眉を寄せる。
これは、まだ夢も希望も持ってる新米冒険者に教えるべきじゃないかもしれないけど……。
「ルイーゼは人を殺せる?」
「何よ、いきなり?」
「コボルトキング狩りに挑戦するなら、人を殺せる覚悟が必要なんだ……」
アンナがコボルトキングを討伐した時、同じくコボルトキングを狙っていたライバルパーティから感じたのは、クロスボウのボルトよりも速くコボルトキングを屠ってみせたアンナに対する驚愕と畏怖、そして粘つくような重さすら感じる空気だった。
あの時の冒険者たちの据わった目、そしてクロスボウの狙いがアンナに向けられたことで、僕の不安は確信へと変わった。これは殺気だ。彼らはアンナを殺すつもりなのだ。
結局、その時のコボルトキングのドロップアイテムが銅鉱石だったので未遂に終わったけど、あれでもし金鉱石をドロップしていたら……殺し合いは避けられなかっただろう。
「「「「「………」」」」」
僕の話を聞いて、皆暗い顔をして押し黙ってしまった。
「その……ありえるのですか? いくら金鉱石のためとはいえ、人を殺めるなんて……」
「そうよ。冒険者同士の私闘は禁じられているはずでしょ?」
「貴方の勘違いという可能性はなくて?」
信じたくない気持ちは分かる。でも、冒険者って世間で話題になるような華々しい活躍ばかりではない。こういった暗い部分も持ち合わせているのだ。
「ここはダンジョンだよ? いつ人が死んでもおかしくないんだ。それに、コボルトキングがポップするのはダンジョンの一番奥。目撃者も限られる。たぶんだけど、コボルトキングを狙っているパーティの間で密約でも結ばれているんじゃないかな。新規のライバルは排除しようってさ」
これだけ言えば、さすがのルイーゼも諦めるだろう。
「だから、コボルトキングは諦めて……」
「だったら、なおさらコボルトキングを討伐しに行くわよ!」
「えー…」
なんでそうなるの?
「そんな奴らをのさばらせておくなんてダメよ! 絶対にあたしたちが退治するわよ! あたしたちがやらなきゃ、なにも知らないパーティが被害に遭うかもしれない。そうなってからじゃ遅いの!」
たしかに、ルイーゼの言うことはもっともだけど……。なにも僕たちが危険に跳び込まなくても……。そう思ってしまう僕は心が汚れているのだろうか? 僕はこっそりと皆の顔色を窺う。皆は、なんだか呆れたような諦めたような顔をしていた。僕はなんとなく覚った。あぁ、たぶんこれいつものことなんだなぁ。
「リーダーがこう言う以上仕方ありません。私たちで噂の真相を確かめてみましょう」
苦笑いを浮かべるラインハルトの言葉に皆が頷くのを見て、僕は己の心の醜さをそっと恥じたのだった。
僕に、また友だちと呼べる存在ができるなんて、思いもしなかったな。僕はアンナたちの影響か、いつの間にか自分は人に劣る存在であると思い込んでいた。こんな僕に友だちなんてできるわけがないとどこかで諦めていた。そんな僕の無意識にできてしまった心の殻を壊してくれたルイーゼたちには、どう感謝したらいいのか分からないくらいだ。
「ここが下層? あんまり代わり映えしないわねー」
ルイーゼの呟きに、僕は幸せな気分から現実へと引き戻される。松明に照らされた剝き出しの土壁、湿り気を帯びた冷たい地下の空気。そうだった。今はダンジョンの攻略中だった。ここが安地だからって、気の抜き過ぎはよくないね。
冒険者たちによって踏み均されたスロープのような下り坂を下りると、『コボルト洞窟』の下層へとたどり着く。ここから先は、レベル3相当。ここからがレベル3ダンジョン『コボルト洞窟』の本番だ。たぶん大丈夫だと思うけど、気を引き締めないと。
「まずは空いている安地を探しましょうか」
「たぶん、その必要は無いよ」
僕はラインハルトの言葉を否定する。
「それはなぜでしょう? 上層と中層はモンスターの取り合いをしているほど、どこも混んでいましたが……」
「下層はモンスターを倒すよりダンジョンボスを倒す方が人気なんだよ」
『コボルト洞窟』のダンジョンボスであるコボルトキングは、実はそんなに強くない。下層で狩りができる実力のあるパーティなら難無く倒せてしまう。むしろ、一度にたくさんのモンスターに襲われる“リンク”の危険がある下層での狩りの方が、よほどリスクが高いくらいだ。
そんなちょっと残念な感じが漂うコボルトキングだけど、人気な理由はただ弱いからだけじゃない。
「コボルトキングは本当に極稀にだけど、金鉱石をドロップするんだ」
「金!?」
ルイーゼが目をまん丸にして大げさに驚く。かわいい。けっこう有名な話なんだけど、ルイーゼは知らなかったみたいだ。
「でも、ハルトの話にそんな情報無かったわよ?」
パーティの情報収集担当らしいラインハルトに皆の視線が集まる。
「金鉱石をドロップするという話自体、可能性の低い話でしたから。それに、話自体がガセだという情報もありましたので、無駄に期待させることはないと黙っていました」
「言ってよ! そういうワクワクする話は!」
「そーだ! そーだ!」
「起きる可能性の低い不確かな情報ですよ?」
「そこにロマンがあるんじゃない!」
ルイーゼとマルギットに詰め寄られ、ラインハルトは処置無しとばかりに肩を竦めてみせる。ルイーゼとマルギットはロマンを求め、ラインハルトは現実主義、あとの2人も呆れた顔をしているから現実主義っぽいね。
「一応補足しておくと、金鉱石をドロップするのは本当だよ」
「やっぱり!」
「いーじゃん!」
僕の言葉にルイーゼとマルギットが目を輝かせる。
「そうなんですか? 私が情報収集したところ、どうやらガセの方が有力でしたが……」
「ガセネタってことにしたい人たちが居るんだよ。たぶん、今日も居るんじゃないかな?」
ダンジョンのボスであるコボルトキングが、金鉱石をドロップするという情報をガセネタにしたい人たち。それは、実際にコボルトキングを狩って金鉱石を狙っている人たちだ。
ダンジョンのボスは、普通のモンスターとは違い、一度倒すとリポップまでに長い時間がかかるのが一般的だ。その結果、コボルトキングのようなドロップアイテムの良いダンジョンボスの奪い合いが起きることになる。冒険者に譲り合いの心とか、順番に並ぶなんて行儀の良いマネを期待してはいけない。
ただ、冒険者にも最低限のルール、暗黙の了解が存在する。それが、一番初めに攻撃を当てた者が自分の獲物にできるというファーストアタック呼ばれるルールだ。つまりは早い者勝ちである。なんともシンプルで分かりやすいね。
「と、まぁそんな感じで、金鉱石を狙うライバルを減らすためにガセネタだって熱心に広めてる人たちがいるし、そんな人たちにも最低限のルールがあるって話だよ」
「へぇ、面白そうじゃない!」
しまったな。僕としてはボスの討伐を諦める方向にしたかったのだけど、ルイーゼが興味を持ってしまった。
「今回は止めておこう? いつボスがポップするのかも分からないし、ライバルは皆クロスボウを装備したファーストアタックに全力を懸けた人たちだし……」
「でも、【勇者】アンナは最初の攻略でボスを仕留めているわよね? その時はどうしたのよ?」
「それは……」
あの時は今以上に準備不足だったけど、力でごり押した感じだ。ただ、アンナがクロスボウのボルトよりも速かっただけ。だけど、あの時感じたのは……。
言葉に詰まる僕に、ルイーゼは不敵に笑ってみせた。
「【勇者】アンナにできたんだもの。あたしたちにもきっとできるわ!」
ルイーゼはアンナに対抗心でも持っているのかな?
「むしろ、できない方がいいんだよ……」
「はぁ?」
ルイーゼが不服そうに眉を寄せる。
これは、まだ夢も希望も持ってる新米冒険者に教えるべきじゃないかもしれないけど……。
「ルイーゼは人を殺せる?」
「何よ、いきなり?」
「コボルトキング狩りに挑戦するなら、人を殺せる覚悟が必要なんだ……」
アンナがコボルトキングを討伐した時、同じくコボルトキングを狙っていたライバルパーティから感じたのは、クロスボウのボルトよりも速くコボルトキングを屠ってみせたアンナに対する驚愕と畏怖、そして粘つくような重さすら感じる空気だった。
あの時の冒険者たちの据わった目、そしてクロスボウの狙いがアンナに向けられたことで、僕の不安は確信へと変わった。これは殺気だ。彼らはアンナを殺すつもりなのだ。
結局、その時のコボルトキングのドロップアイテムが銅鉱石だったので未遂に終わったけど、あれでもし金鉱石をドロップしていたら……殺し合いは避けられなかっただろう。
「「「「「………」」」」」
僕の話を聞いて、皆暗い顔をして押し黙ってしまった。
「その……ありえるのですか? いくら金鉱石のためとはいえ、人を殺めるなんて……」
「そうよ。冒険者同士の私闘は禁じられているはずでしょ?」
「貴方の勘違いという可能性はなくて?」
信じたくない気持ちは分かる。でも、冒険者って世間で話題になるような華々しい活躍ばかりではない。こういった暗い部分も持ち合わせているのだ。
「ここはダンジョンだよ? いつ人が死んでもおかしくないんだ。それに、コボルトキングがポップするのはダンジョンの一番奥。目撃者も限られる。たぶんだけど、コボルトキングを狙っているパーティの間で密約でも結ばれているんじゃないかな。新規のライバルは排除しようってさ」
これだけ言えば、さすがのルイーゼも諦めるだろう。
「だから、コボルトキングは諦めて……」
「だったら、なおさらコボルトキングを討伐しに行くわよ!」
「えー…」
なんでそうなるの?
「そんな奴らをのさばらせておくなんてダメよ! 絶対にあたしたちが退治するわよ! あたしたちがやらなきゃ、なにも知らないパーティが被害に遭うかもしれない。そうなってからじゃ遅いの!」
たしかに、ルイーゼの言うことはもっともだけど……。なにも僕たちが危険に跳び込まなくても……。そう思ってしまう僕は心が汚れているのだろうか? 僕はこっそりと皆の顔色を窺う。皆は、なんだか呆れたような諦めたような顔をしていた。僕はなんとなく覚った。あぁ、たぶんこれいつものことなんだなぁ。
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