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本章
104話
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-紬side-
こちらに気づくとその男性はフライパンなどの調理器具をシンクに置き、ゆっくりと近づいてきた。
蓮さんに横抱きにされてるのを見るなり控えめな笑みを浮かべて頬を緩めた。
「紬くんだよね…?日向…です、よろしくね?」
「あ、はいっ…」
緩く傾げふんわりと柔らかく微笑するその姿は美青年と言う他にないくらいで同性の自分でさえも笑みを向けられただけで顔が赤くなるほどだった。
蓮さんから降ろされ隣に座ってしまえば自然と視線はその男性のポコッと膨らんだお腹だった。
気になるものの初対面の人に自分から話しかける勇気もなくそわそわと落ち着かない。
少し緊張気味になりながらも目の前に出された朝食に目をやり美味しそうな匂いに自然と緊張も頬も緩む。
みんな座ればじゃあ…と樹さんが口を開き"いただきます"と手を合わせる。
それを合図に自分達も手を合わせた。
「「いただきます」」
湯気がふんわりと上がって口に含むだけで蕩けるような美味しさが広がった。
目玉焼きも半熟で絶妙な加減、思わず'ん~っ"と蓮さんの方を向きこの美味しさをどう伝えようとあたふたと身振り手振りで伝えてみる。
こんな美味しいご飯作ってみたいな…
などと目の前のご飯に一生懸命だったところ顔を覗き込むようにして話しかけてきた。
「どう、かな…?口に合うかどうか分かんないけど…」
樹さんに比べるとすごく大人しく強く主張し過ぎない存在に少し自分とどこか雰囲気が似ている気がした。
「あ、えっと…凄く美味しいです…!」
「ふふ、それは良かった。」
こちらに気づくとその男性はフライパンなどの調理器具をシンクに置き、ゆっくりと近づいてきた。
蓮さんに横抱きにされてるのを見るなり控えめな笑みを浮かべて頬を緩めた。
「紬くんだよね…?日向…です、よろしくね?」
「あ、はいっ…」
緩く傾げふんわりと柔らかく微笑するその姿は美青年と言う他にないくらいで同性の自分でさえも笑みを向けられただけで顔が赤くなるほどだった。
蓮さんから降ろされ隣に座ってしまえば自然と視線はその男性のポコッと膨らんだお腹だった。
気になるものの初対面の人に自分から話しかける勇気もなくそわそわと落ち着かない。
少し緊張気味になりながらも目の前に出された朝食に目をやり美味しそうな匂いに自然と緊張も頬も緩む。
みんな座ればじゃあ…と樹さんが口を開き"いただきます"と手を合わせる。
それを合図に自分達も手を合わせた。
「「いただきます」」
湯気がふんわりと上がって口に含むだけで蕩けるような美味しさが広がった。
目玉焼きも半熟で絶妙な加減、思わず'ん~っ"と蓮さんの方を向きこの美味しさをどう伝えようとあたふたと身振り手振りで伝えてみる。
こんな美味しいご飯作ってみたいな…
などと目の前のご飯に一生懸命だったところ顔を覗き込むようにして話しかけてきた。
「どう、かな…?口に合うかどうか分かんないけど…」
樹さんに比べるとすごく大人しく強く主張し過ぎない存在に少し自分とどこか雰囲気が似ている気がした。
「あ、えっと…凄く美味しいです…!」
「ふふ、それは良かった。」
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