29 / 48
第一章婚約破棄事件
17.我れらの女神様~マークside
しおりを挟むアスガルト伯爵家は長く続く伯爵家でした。
しかしながら高位貴族と渡り合えるほどではありませんでした。
高位貴族と渡り合える貴族に、そして世界一の商会にすることが我が主、ケネシー様の願いでした。
海を越えて商売をしたい。
それがケネシー様の夢でもありました。
その為にも社交界で女性達に愛想を振りまいていました。
その一方で、ケネシー様が女性に対して距離を持っていらっしゃいました。
ケネシー様の興味はお金稼ぎ。
女性に愛を囁く暇があるならば金を数えるのが好きな方。
女性達はケネシー様の一部しか見ておりませんでした。
そんなあの方が、女性に興味を示した。
それが奥様でした。
今まで女性を口説く事は簡単だったというのに、奥様の前では思春期の少年のように情けない姿を露わにしました。
妻のヴィルマも呆れていたのですか、それだけ真剣だったのです。
そして、紆余曲折を得て、奥様に結婚を申し込んでからは全てトントン拍子でした。
結婚して一年も満たない内に子供を授かり、その後は高位貴族との渡りを作り仕事も家庭も順調だったのです。
全ては奥様が嫁がれてからアスガルト家は幸運に恵まれたのです。
その一方で奥様を捨てた馬鹿な男は家が傾き始めたと聞き、内心では自業自得だと思いました。
何でも後から聞いた話ですが浮気した女性は貴族ではりましたが、妾の子で支度金もろくになかったとか。
しかも、結婚式のドレスは奥様に合わせて作っていたのでサイズが追わず無理して手無しをしてたので裾が短くなり見っとも無く、招待客はほとんど事態をした所為で結婚式の資金に充てるお祝儀はあてにならなかったとか。
新居に関しても、婚約者の父親からの贈り物を強引な形で奪ったと噂を流され、新居の維持費を支払うのに借金をせざる得ないと悲惨な状況になっていました。
私は傍観し、何もしませんでした。
そう、何もしなかっただけ。
助ける義理はない。
お金を借りに来ても返す見込みがないので門前払いをしたのです。
奥様と接触しないように気をつけていたのですが、どうやら噂を聞きつけたようですね。
社交界で奥様の名は有名になっています。
侯爵令嬢の家庭教師をされ、侯爵様からの信頼もいただいている奥様は社交界では一目置かれておらえるのです。
女性ながらも、仕事をして自立し、教養の高い奥様は有名です。
このタイミングで現れるなんて!
私としたことが!
なんという不始末でしょう。
3
あなたにおすすめの小説
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
お馬鹿な聖女に「だから?」と言ってみた
リオール
恋愛
だから?
それは最強の言葉
~~~~~~~~~
※全6話。短いです
※ダークです!ダークな終わりしてます!
筆者がたまに書きたくなるダークなお話なんです。
スカッと爽快ハッピーエンドをお求めの方はごめんなさい。
※勢いで書いたので支離滅裂です。生ぬるい目でスルーして下さい(^-^;
幼馴染みの婚約者が「学生時代は愛する恋人と過ごさせてくれ」と言ってきたので、秒で婚約解消を宣言した令嬢の前世が、社畜のおっさんだった件。
灯乃
ファンタジー
子爵家の総領娘である令嬢の前に、巨乳美少女と腕を組んだ婚約者がやってきた。
曰く、「学生時代くらいは、心から愛する恋人と自由に過ごしたい。それくらい、黙って許容しろ」と。
婚約者を甘やかし過ぎていたことに気付いた彼女は、その場で婚約解消を宣言する。
前半はたぶん普通の令嬢もの、後半はおっさんコメディーです。
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
花嫁に「君を愛することはできない」と伝えた結果
藍田ひびき
恋愛
「アンジェリカ、君を愛することはできない」
結婚式の後、侯爵家の騎士のレナード・フォーブズは妻へそう告げた。彼は主君の娘、キャロライン・リンスコット侯爵令嬢を愛していたのだ。
アンジェリカの言葉には耳を貸さず、キャロラインへの『真実の愛』を貫こうとするレナードだったが――。
※ 他サイトにも投稿しています。
嘘をありがとう
七辻ゆゆ
恋愛
「まあ、なんて図々しいのでしょう」
おっとりとしていたはずの妻は、辛辣に言った。
「要するにあなた、貴族でいるために政略結婚はする。けれど女とは別れられない、ということですのね?」
妻は言う。女と別れなくてもいい、仕事と嘘をついて会いに行ってもいい。けれど。
「必ず私のところに帰ってきて、子どもをつくり、よい夫、よい父として振る舞いなさい。神に嘘をついたのだから、覚悟を決めて、その嘘を突き通しなさいませ」
【完結】真実の愛とやらに目覚めてしまった王太子のその後
綾森れん
恋愛
レオノーラ・ドゥランテ侯爵令嬢は夜会にて婚約者の王太子から、
「真実の愛に目覚めた」
と衝撃の告白をされる。
王太子の愛のお相手は男爵令嬢パミーナ。
婚約は破棄され、レオノーラは王太子の弟である公爵との婚約が決まる。
一方、今まで男爵令嬢としての教育しか受けていなかったパミーナには急遽、王妃教育がほどこされるが全く進まない。
文句ばかり言うわがままなパミーナに、王宮の人々は愛想を尽かす。
そんな中「真実の愛」で結ばれた王太子だけが愛する妃パミーナの面倒を見るが、それは不幸の始まりだった。
周囲の忠告を聞かず「真実の愛」とやらを貫いた王太子の末路とは?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる