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番外編オスカーの復讐①
ルイスが正式に王配となって数か月。
表向きは落ち着いたように見えるが、見た目だけだ。
常に暗殺者に命を狙われ、敵対する派閥の貴族からは自分の娘を愛人に宛がおうとする馬鹿が多かった。
とは言え、アイツは女王陛下一筋であるので何も知らずに紹介された貴族令嬢や諸国の姫の前でも妻を自慢し惚気るので、精神的な打撃を与えていた。
我が幼馴染ながら恐ろしい男だ。
それでも、利益を得る為に寝所に侍ろうと努力する彼女達の精神は恐ろしかった。
まぁ、影武者を用意したり。
モモに頼み込みありとあらゆる嫌がらせをしたり、冤罪を仕組んでいたが。
元から汚職事件を犯している連中に少しだけ罠を仕組んだだけだ。
護衛騎士であっても常にびったり貼り付けるわけではない。
寝所にて護衛ができても、離れる時もあるのでモモが常に傍にいてくれるおかげで危険は回避できた。
しかし最近になってさらに頭を悩ませる事態になった。
ここ最近、塩の値段が高騰していた。
最初は微々たるものだったが塩だから始まり砂糖の値段が日増しに上がるようになり王都でも問題視されるようになった。
そこでとある商会が新たな砂糖や塩を売り出したが、王都の五倍の値段だった。
塩は常に使う調味料で、塩がなければ人間は生きて行けない。
だからこそ、多少高くても手を出すのだが。
その塩を売っている男を調べると、まさかあの男とは思わなかった。
絶対に偶然とは思えない。
キャルドンが何かを仕掛けたに違いない。
ここしばらく大人しくしていたかと思えば本当に懲りない男だ。
大人しくしていれば良かったというのに、それに並行してもう一人辺境地でまったく反省の色がない女もいた。
温情により辺境地に行かせたマリエルは相変わらず更生の余地は見られないと報告を受けていたが、あの女が反省するとは思っていない。
あくまで王都から追い出すための手段だった。
だが、あまり酷いようならば罪状は増えるだろう。
俺は、あの女を死にたいと思うぐらいの地獄に叩き潰さなければ気が済まない。
十年のと言う月日は決して短くないのだから。
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「絶対許さない…」
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