【本篇完結】無能だと言われて婚約破棄に追放されましたが、女王陛下に見初められました!

ユウ

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番外編オスカーの復讐②




腐った果実は他の果実も腐らせる。
凝りもせずまたしてもあくどい商売に手を出しているキャルドンは潰しておく必要がある。


「キャルドン…お前も消えてもらうぜ」


書類を机に置き、王都から離れた場所でとある問題が起きている報告を受けている。

ここ最近、塩の値段が上がっている事だ。
聞けば粗悪品の塩が流出しているとの事だだが塩を売りさばいている商会はベリタス商会と名乗っている。


その商会の旦那がキャルドンだ。
凝りもせずにまた商売を始め、金貸しもしているようだ。

しかし、高い利息で詐欺魔がない方法をしているらしく。
違法に近いやり方で借金の取り立てをして、払えなければ担保に邸や土地を奪っている。


相変わらず屑だな。
貧しい民に金を貸して支払えない利息をつけて、無理矢理土地を奪う。
最悪の場合、若い娘を差し出させ、男の相手をさせる様な腐った人間を放置すれば、腐った果実は増えるだろう。


我が国では法律では口減らしは許されても誘拐して売り飛ばす行為は禁じられている。
だが、わざわざ買い手が調べる術もなく売る側が言わなければ解らないのだが、幼過ぎる少女に娼婦の真似事をする馬鹿はあまりいない。


普通に考えればだが――。


「その普通が通用しない馬鹿な男…本当に馬鹿だろ」

自ら尻尾を掴まれるような真似をしたあの馬鹿男は自分で自分の首を絞めている。
塩の流出を止め、別の塩を売って稼ぐまでは良いようだが。

そのルート以外でも塩は近いうちに手に入る。

「メル!」

「よぉロシナンテ。お勤めご苦労さん」

「メル!」


頭についた粉を見て笑みを浮かべる。
長旅の所為か十分にあったようだな?

「見事な岩塩だな…お前を派遣したルイスのお手柄だ」

「メルメル!」


塩の問題は以前からルイスが考えていた。
国内で岩塩の塊を採取するべくロシナンテを派遣した。

その結果、ここから南の方角にある洞窟が岩塩となっている事が解った。

急いで洞窟に住まう魔獣の熊猫に交渉してみると、彼等の主食となる果物や笹の葉と交換で岩塩を貰えることになった。


「これで潮の問題は解決だ。不良品の塩で商売している場所にこれをバラまいてやる…そうなればどうなるか…くくっ!」

粗悪品を売りつけているアイツは商売ができなくなるだろう。


商売をできなくしてアイツの不評を隣国にもばらまいてやる。
少しばなり面倒な手だが、隣国だけでなく他国に逃げられないようにするためには確実。

キャルドンを詐欺師だと思わせる必要があるからな!
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