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鉱物の国 トホスマ・スダ
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しかし、地図の上でのみしかトホスマ・スダを見た事のない多くの人間は首を捻る。
いかに魔物の森と山脈に守られていようとも、何故、人口の少ないかの小さな国が、何万という魔法兵士を抱える、国力にして赤子と大人どころか魔王と人間の赤子位差が有りそうな大国三国から何千年と自らを守り通せるのかと。
理由は有る。
実はトホスマ・スダ国には王がいない。
否、王はいる。代々強く、賢く、情け深い賢王が立っている。
人間の王がいない。
この小国トホスマ・スダは建国以来、短くない歴史の中で人間の王は只の一人もたった事が無かった。
王妃はいるが、その子供はただ王の子供だからという理由では次代の王にはなれない。
そもそも、生まれてきた子供が人間だったら 王には成れない。そういう取り決めとなっている。
かの国の王になるのは必ずドラゴン。ドラゴンの長。
世界の最西北の小さな国、トホスマ・スダ国はドラゴン王の国なのである。
いかに魔物の森と山脈に守られていようとも、何故、人口の少ないかの小さな国が、何万という魔法兵士を抱える、国力にして赤子と大人どころか魔王と人間の赤子位差が有りそうな大国三国から何千年と自らを守り通せるのかと。
理由は有る。
実はトホスマ・スダ国には王がいない。
否、王はいる。代々強く、賢く、情け深い賢王が立っている。
人間の王がいない。
この小国トホスマ・スダは建国以来、短くない歴史の中で人間の王は只の一人もたった事が無かった。
王妃はいるが、その子供はただ王の子供だからという理由では次代の王にはなれない。
そもそも、生まれてきた子供が人間だったら 王には成れない。そういう取り決めとなっている。
かの国の王になるのは必ずドラゴン。ドラゴンの長。
世界の最西北の小さな国、トホスマ・スダ国はドラゴン王の国なのである。
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