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過去の話 0ー4
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思った通り、焼却炉は暖かく、何とか暖が取れた。
いつの間にかウトウトと眠ってしまい、目が覚めた時には小一時間経っていた。
もう、あと半時位すれば、母親が弟を連れて帰って来る。そろそろ家に向かって良いかも知れない、帰りたくないケド、ルークには、今、自分の生きて行ける場所は家しか無い事も分かっていた。
渋々焼却炉の中から出て来た時に、その灯りは目に入って来た。
教会の窓の一つが光っていた。
見慣れた魔道鏡の光だった。
それは、思った通り、魔道鏡だった。
ただし、繁華街の街頭や、役場の待合室に有る様なとても大きな魔道鏡。ちゃんと音も出ていた。
「何でこんな所に魔道鏡が?」
ルークは引き寄せられる様にその大きな魔道鏡にフラフラと近寄って行った。
魔道鏡は音楽番組を流していた。
一曲毎に歌い手が変わって行き、様々な曲が流れて行く、激しい曲、深くメロウな曲、楽しそうな曲、ルークはあっという間に見入ってしまった。
最後の一曲になった時、一瞬画面がザザッっとブレて、直ったかと思うと、小さな女の子が映し出された。
ルークと同じ位の歳に見えた。
濃いブルー一色のふわりとしたドレスがとても似合っていた。
「うわ・・・可愛い・・・」
いつの間にかウトウトと眠ってしまい、目が覚めた時には小一時間経っていた。
もう、あと半時位すれば、母親が弟を連れて帰って来る。そろそろ家に向かって良いかも知れない、帰りたくないケド、ルークには、今、自分の生きて行ける場所は家しか無い事も分かっていた。
渋々焼却炉の中から出て来た時に、その灯りは目に入って来た。
教会の窓の一つが光っていた。
見慣れた魔道鏡の光だった。
それは、思った通り、魔道鏡だった。
ただし、繁華街の街頭や、役場の待合室に有る様なとても大きな魔道鏡。ちゃんと音も出ていた。
「何でこんな所に魔道鏡が?」
ルークは引き寄せられる様にその大きな魔道鏡にフラフラと近寄って行った。
魔道鏡は音楽番組を流していた。
一曲毎に歌い手が変わって行き、様々な曲が流れて行く、激しい曲、深くメロウな曲、楽しそうな曲、ルークはあっという間に見入ってしまった。
最後の一曲になった時、一瞬画面がザザッっとブレて、直ったかと思うと、小さな女の子が映し出された。
ルークと同じ位の歳に見えた。
濃いブルー一色のふわりとしたドレスがとても似合っていた。
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