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悪夢の後 1-1
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ズシン、という重い快楽の衝撃で、ルークは悪夢から現実に引き戻された。
「あ!?」
一瞬、何が何だかわからなくて混乱したが、自分がセックスの最中に余りの快楽に意識が飛んでたんだと、直ぐ理解した。
ルークは今、国一番と謳われる歌劇歌手であり、第一王女でもあるシャルレ・ジェイドの小間使いとして城に勤めていた。
貧民街出身であるルークにしては、大出世である。
仕事内容は主に姫の身の回りの小間使い、言いつけを聞いて買い物に行ったり、図書館から本を持って来たり、そしてそれを横で読み上げたり、思わず本当に必要なのかと言いたくなる仕事だが、要するにペット的な存在を常に姫の周りにおいておいて、イザという時の盾がわりや、騎士団が入れない様な所での有事の際、叫ばせて緊急事態を知らせ、騎士団を呼び込むのが本当の役目の様だ。
実際何度かそういった事件は有って、ルークは役に立ったし、一度は毒(・・・と言っても催淫剤だが)を盛られた姫をその場から自室に誘導して、介抱したと言う実績もある。
故に、ルークは現在この一見ふざけて居るのかと言いたくなる様な仕事内容でも、城内では大方認められていた。
しかもルークはシャルレ姫が直々に指名して雇った人材なのだ。
まぁ、大概の者はそれだけでも文句は言わない。
そして、催淫剤事件の一件以来、ルークにはもう一つ重要な仕事が与えられた。
歌姫シャルレには国賓レベルの地位の者達にしか知られていない、秘密が二つ有る。一つ、歌姫シャルレは実は男だという事、二つ、国賓相手に売春をしている事。
「あ!?」
一瞬、何が何だかわからなくて混乱したが、自分がセックスの最中に余りの快楽に意識が飛んでたんだと、直ぐ理解した。
ルークは今、国一番と謳われる歌劇歌手であり、第一王女でもあるシャルレ・ジェイドの小間使いとして城に勤めていた。
貧民街出身であるルークにしては、大出世である。
仕事内容は主に姫の身の回りの小間使い、言いつけを聞いて買い物に行ったり、図書館から本を持って来たり、そしてそれを横で読み上げたり、思わず本当に必要なのかと言いたくなる仕事だが、要するにペット的な存在を常に姫の周りにおいておいて、イザという時の盾がわりや、騎士団が入れない様な所での有事の際、叫ばせて緊急事態を知らせ、騎士団を呼び込むのが本当の役目の様だ。
実際何度かそういった事件は有って、ルークは役に立ったし、一度は毒(・・・と言っても催淫剤だが)を盛られた姫をその場から自室に誘導して、介抱したと言う実績もある。
故に、ルークは現在この一見ふざけて居るのかと言いたくなる様な仕事内容でも、城内では大方認められていた。
しかもルークはシャルレ姫が直々に指名して雇った人材なのだ。
まぁ、大概の者はそれだけでも文句は言わない。
そして、催淫剤事件の一件以来、ルークにはもう一つ重要な仕事が与えられた。
歌姫シャルレには国賓レベルの地位の者達にしか知られていない、秘密が二つ有る。一つ、歌姫シャルレは実は男だという事、二つ、国賓相手に売春をしている事。
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