『夫、赤ちゃん化しました。』

登場人物紹介

📘 登場人物紹介

👩 芽衣（めい）／24歳　主人公・新米ママ

赤ちゃんを産んでまだ心も身体も回復途中。
睡眠不足・ホルモン崩壊・情緒ジェットコースター中。

性格は穏やかで面倒見がいいが、内心ではツッコミ属性。
「夫よ、なぜあなたまで赤ちゃん化するのか」という疑問を抱えながら、
今日も片手に哺乳瓶、片手に夫の心のフォロー。

好きな言葉は「5分寝かせて」。
夫に対しては、恋愛感情→情→同居者→育成対象
という微妙な段階をたどりつつある。

👨‍🦱 航生（こうせい）／27歳　夫・27歳児

職場ではそこそこ頼られるタイプ。
だが出産後、妻の愛情が赤ちゃんへ向かった瞬間、
謎の不安と嫉妬が爆発し、精神年齢が下り坂を転げ落ちた。

特徴：
・「ねぇ抱っこして」
・「あーん」
・「ぼくのこと忘れてない？」
・「……おかーさん……いや……芽衣……！」（ギリ理性）

言ってることは幼児、体は成人、心は迷子。
父になる準備ではなく、甘える準備だけ整っているタイプ。

だけど根っこにはちゃんと愛情と戸惑いがあり、
不器用な分、たまの努力が涙腺を不意打ちしてくる……かもしれない。

🍼 陽翔（はると）／0歳　赤ちゃん

この物語の中心人物。
全ての始まり。
彼が泣けば世界が動き、彼が寝れば平和が訪れる。

特技：
・無条件に家族の心をわしづかみにする
・寝てるだけで可愛い
・父親（27）と存在意義を競り合う

ミルクの匂いと小さな寝息が、誰よりも言葉になる存在。

👩‍🦳 沙耶（さや）／54歳　義母

航生の母。
明るく、サッパリしていて、孫が可愛い。
息子が赤ちゃん返りしていることにうっすら気づきつつも、

「あの子、小さい頃からこうだったのよ」

と、どこか達観している。
息子より赤ちゃんの扱いが何倍も上手い。

夫婦に必要なときだけ風のように現れ、
餃子を置いて帰るタイプ。

🛠️ 祐介（ゆうすけ）／27歳　航生の同僚（のち登場）

航生の良き理解者。
話を聞きながら心の声で（→いや幼児かよ）とツッコミ続ける存在。
読者と同じ目線で状況を見ていく立場。

※物語後半の軽いアクセント、そして夫側視点の補助役。

✨作品のテーマ
**「親になるって、最初から完璧じゃなくていい。

ゆっくり、笑いながら、家族になる物語。」**