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第1章 48 スパに到着
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その後、軽トラックを借りてきた私と拓也さんは2人で部屋の中の荷物を運び、リサイクルセンターに売りに行ったり、トランクルームを借りてアパートの中の荷物を運んだりと…忙しく動き回った。
そしてアパートの中の荷物がすっかり無くなる頃には19時を過ぎており、私も拓也さんもへとへとになっていた―。
やっと一息ついて、2人でカフェオレを飲んでいると拓也さんが声を掛けてきた。
「彩花、今夜は疲れただろう?ここから車で15分程走った先に、インターチェンジがあるんだけど、その付近に24時間営業のスパがあるんだ。今夜はそこに2人で行かないか?風呂やサウナも入り放題だし、食事も出来る。リクライニングベッドもある休憩室も備えてあるんだ。入館料は2500円で、浴衣やバスタオル、それにアメニティセットまでついているんだぜ?どうだ?一緒に行ってみないか?」
温泉かぁ…ちょっといいかも。お風呂に入りたいと思っていたところだし…。
「本当?行ってみたい。もう筋肉痛になりそうで温泉に入ってゆっくりしたいなって丁度思っていたんだよね」
「そうか?よし、なら決まりだな。実は俺はもうすでに準備は終わっているんだ。この部屋で待っているから彩花は準備してこいよ」
「うん、分かった。それじゃ準備してくるね?」
「ああ」
そこで私は一旦自分の部屋へと戻り、スパに行く準備を始めた―。
15分後―
準備を終えて、ボストンバッグに1日分の着替えを入れると私は隣の部屋の扉を開けた。
「お待たせ、拓也さん」
「よし、それじゃすぐに行くか」
スマホを眺めていた拓也さんは立ち上がると私に声を掛けてきた。
「うん、行こう?」
そして私と拓也さんは先ほどと同じ軽トラックに乗り込むと、拓也さんの運転でスパへと向かった―。
****
「うわ~…大きい。まるでホテルみたい…」
着いたスパは5階建ての大きなビルになっていた。綺麗に並んだ窓からはオレンジ色の暖かな光で、何だか幻想的な光景に見えた。
施設の正面玄関の前には円形の噴水が設置されており、赤や青、緑と言った美しい色にライトアップされながら勢いよく水を上に噴き上げている。
他にも施設の敷地内をぐるりと囲むようにヤシの木が植えられており、ここの空間だけ、別世界のように感じられる。
「うわぁ…すごい…きれ~い…」
今までスパどころかホテルにすら泊まった事が無い私はとても興奮していた。
「どうだ?彩花。来てよかったか?」
隣に立つ拓也さんが声を掛けてくる。
「うん…最高っ!」
私は満面の笑みを浮かべて拓也さんに返事をした。
「そうか。そんなに喜んでもらえると連れてきた甲斐があったな…よし、それじゃ行こうか?」
「うん!」
そして私たちは館内へと足を踏み入れた―。
そしてアパートの中の荷物がすっかり無くなる頃には19時を過ぎており、私も拓也さんもへとへとになっていた―。
やっと一息ついて、2人でカフェオレを飲んでいると拓也さんが声を掛けてきた。
「彩花、今夜は疲れただろう?ここから車で15分程走った先に、インターチェンジがあるんだけど、その付近に24時間営業のスパがあるんだ。今夜はそこに2人で行かないか?風呂やサウナも入り放題だし、食事も出来る。リクライニングベッドもある休憩室も備えてあるんだ。入館料は2500円で、浴衣やバスタオル、それにアメニティセットまでついているんだぜ?どうだ?一緒に行ってみないか?」
温泉かぁ…ちょっといいかも。お風呂に入りたいと思っていたところだし…。
「本当?行ってみたい。もう筋肉痛になりそうで温泉に入ってゆっくりしたいなって丁度思っていたんだよね」
「そうか?よし、なら決まりだな。実は俺はもうすでに準備は終わっているんだ。この部屋で待っているから彩花は準備してこいよ」
「うん、分かった。それじゃ準備してくるね?」
「ああ」
そこで私は一旦自分の部屋へと戻り、スパに行く準備を始めた―。
15分後―
準備を終えて、ボストンバッグに1日分の着替えを入れると私は隣の部屋の扉を開けた。
「お待たせ、拓也さん」
「よし、それじゃすぐに行くか」
スマホを眺めていた拓也さんは立ち上がると私に声を掛けてきた。
「うん、行こう?」
そして私と拓也さんは先ほどと同じ軽トラックに乗り込むと、拓也さんの運転でスパへと向かった―。
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「うわ~…大きい。まるでホテルみたい…」
着いたスパは5階建ての大きなビルになっていた。綺麗に並んだ窓からはオレンジ色の暖かな光で、何だか幻想的な光景に見えた。
施設の正面玄関の前には円形の噴水が設置されており、赤や青、緑と言った美しい色にライトアップされながら勢いよく水を上に噴き上げている。
他にも施設の敷地内をぐるりと囲むようにヤシの木が植えられており、ここの空間だけ、別世界のように感じられる。
「うわぁ…すごい…きれ~い…」
今までスパどころかホテルにすら泊まった事が無い私はとても興奮していた。
「どうだ?彩花。来てよかったか?」
隣に立つ拓也さんが声を掛けてくる。
「うん…最高っ!」
私は満面の笑みを浮かべて拓也さんに返事をした。
「そうか。そんなに喜んでもらえると連れてきた甲斐があったな…よし、それじゃ行こうか?」
「うん!」
そして私たちは館内へと足を踏み入れた―。
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