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誤解と和解 そして私の推しメン
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しおりを挟む―結城side
はぁ・・。
ため息をついて私は淳の車に寄りかかった・・・。
「結城ちゃん・・・そんな顔しないしない・・・大丈夫だよ」
一樹さんは・・・いつも優しい・・・。
美佳は・・・幸せだな、こんな・・・優しい彼氏・・・・。
「一樹さん、・・ごめんね。美佳に会いに行かなくていいの??」
私がそう言うと・・一樹さんは苦笑いをして髪をいじると・・・・・。
「俺、振られたんだよねー・・」
・・・・・・。
えっ?!
嘘嘘嘘嘘!!!!!!
美佳そんな事言ってなかったけど?!
「嘘ッ・・・何でッ?!」
「んー・・俺もいけなかったんだよ。色々お互いの我儘ぶつけ合っちゃってさー・・・大人げないよね・・・・」
一樹さん・・・・・。
「でも・・・・沖縄行くまでまだ時間あるじゃん・・・・」
私がそう言うと・・・・。
一樹さんは・・・・。
「少しずつ・・・もう・・・距離を持ちたいってそう言われたんだ。それはー・・・沖縄行ったら終わりって事でしょ??」
美佳・・・・・・。
そうなの????
「いや、・・・あの子、言葉足らずで・・・上手く言わないから・・・」
そうだ!!
美佳ってほら・・・・照れ屋だし・・・。
「んー・・・・でもね、・・・・責任・・・重すぎるって・・・そう言ってたんだよ・・・・」
もしかして・・・・優樹君の事・・・・・。
「・・・あの・・・優樹君の事???」
一樹さんはその名に一回反応して・・・・また笑った。
「普通そうだよね・・・。それはー・・・美佳が正しいよ・・・うん・・・・」
美佳・・・・・・・。
2人で・・・そんな話を真面目にしていると・・・一樹さんが顔を上げ・・・。
「げっ!!!!」
一樹さんが遠くにいる二人を見て声を上げた。
「えっ?!」
涼と話がしたいと言って少し離れたところで二人で話していた・・・淳君。
何故が二人は・・・・・・。
つかみ合って・・・殴ってしまうんじゃないかという雰囲気。
「アイツ等何やってんだよーーーー・・・・・・・・」
一樹さんはそう言って走っていき、私もその後を追いかけた。
「あーーーーーっ!!お前らもうやめろって!!」
一樹さんは勢いよく二人の間に入って二人を引き離し、止めた・・・・。
なんなのこの二人ーー・・・・・。
涼も・・・淳君も面白くなさそうな顔をしてお互い目を合わせない・・。
「もぉー・・なんでこうなるんだってーーーっ!!もう今夜は俺が結城ちゃん送るから!!二人は頭冷やせ!!ったくーーーー・・・・・」
一樹さんはそう言って私の方に歩いてきて、私の腕を優しく掴み・・・・・。
「結城ちゃん行こう・・・・・」
そう言った。
私は、2人を見たけど・・・・。
涼は自分の車に寄りかかって一回私の方を見たの。
・・・・・///////
凄く・・・・寂しそうな目で・・・・・。
その日は、一樹さんがちゃんと部屋まで送ってくれて・・・・私は夜・・・・。
色々考えたの。
このままあの場所に居ていいのかな・・・とか・・・・。
涼の事、本当に好きなのかな・・・とか・・・・。
正解は・・・分からなかった。
自分はあの場所に居たいし・・・・
涼も・・・大好き。
だけど、
それは私の、勝手な気持ちだから。
それが正解なのかは、わからない・・・・・・。
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