SECRET 後編

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OH社長の誕生日パーティー

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暫く、達也と一緒に居ると・・・・淳が向こうから走って来て・・・・・。
「あーーーいたいた!達也といたのか?珍しいな?」

そう言って笑った。
達也も珍しく笑って・・・・・。
「コイツ、目放すとすーーーぐチョロチョロ動くから見張ってたんですよ」

とか言っちゃって・・・・・。
でも、達也はその後に直ぐ私と淳から離れていった。

「もう始まる???」
私がそう言うと、淳は・・・・。
「今全員揃ったみたい・・・そろそろ始まるよ・・・・」

ふぅーん・・・・。
毎年こんな豪華なパーティーしてんのかな???
スッゴイよね・・・この会場。

すると、

「あ、・・・淳さんご無沙汰してます・・・・」

そう言って・・・挨拶をしてきたのは・・・・・。

「真也、・・・・久しぶりだな」

真也じゃん!!!

私は思わず淳の後ろに回って目を合わせないようにした。

すると、
「なんかー・・・噂は本当だったんですね・・・・」
って・・・・・。
真也が言った。

何の噂だ???
私はそれが気になって、淳の後ろから顔を出した。
「何噂って」
淳が言うと・・・・・・。

真也はニヤッと笑って・・・・・。
「銀座のトップ二人が女性スタッフに入れ込んでるって噂」

はっ?????
やっぱこの人分からないわ。
変態で、嫌な奴なの???最悪じゃん。

淳は少し笑って、
「コイツは確かに皆と仲良いよ、でも変な関係じゃない。誤解するなよ」

そうそう!!私たちは仲良し!!!
すると、真也は・・・・・。
「男女の仲にそんなの成り立たないでしょ?・・・しかもこんなに可愛い子・・・・マジでそんなこと思っているとしたら、淳さん・・・・男としておかしいですよ?」

はっ?!
何その発想!!
男女で友情が成り立たないって思う人はいるけど・・・そこまで言う???
すると淳は、
「そっか・・・でもそれはお前に関係ない。来月からお前銀座らしいけど、・・・・結城には声かけないでね」

・・・・・・・・・・。

淳はそう言って私の腕を掴み、涼が見えるところに移動した。



「ね・・・あの人・・・さっきも話しかけてきて、達也が助けてくれたの」
私がそう言うと、淳は・・・・・。
「達也が・・・???・・・そっか・・・アイツがね・・・・。んー・・・真也は、凄い人気があるスタッフなんだけどー・・・・」

やっぱ人気があるの??
なんでなんだろう。
相当、口説き上手なのかな???

「ちょっと中毒性がある奴だから・・・・・」

ん???
中毒っ?!

淳の顔をジーーーっと見ていると・・・・・。
「んーー・・・セックスが、病みつきになるらしいよ?」

はっ?!
なんだそれ!!!

「なに??何かやってるの???」
ってよく分からない質問だけど、病みつきって何??
「さぁー・・・知らないけど、凄いらしいよ??Hが・・・・・」

Hが凄いって、・・・・・・・////////////
「涼と淳だって凄いじゃん、何が違うの???」
私がそう言うと、淳はゲタゲタ笑って・・・・。
「俺、お前と最後までやってないじゃん!!」

はっ・・・///////////////
「イヤ!!そういう事じゃなくってーーー///////・・・もう止めてよ、そういう言い方!!!涼と淳だってトップじゃんって・・・そう言う意味ーーー・・////////」
私が淳を殴りながらそう言うと、淳は更に笑った。

「最後までしといて、涼との差とか聞けばよかったかな?」

はぁーーー????/////////////

「もう止めてッてーーーー、で???何が凄いの????」
もう、鼻息荒くなる!!!!//////////
淳は笑い過ぎたのか、少し涙目で私を見て・・・・・。
「とりあえず、アイツとしたら皆アイツ一本だって・・・教祖様とも言われてる・・・・」

げげ・・・洗脳とかなのかな???
「試したいの???」
淳は私の腕を肘で突きながら言った。
「イヤだよ・・・・怖いじゃん!!!」

あの人絶対洗脳だ。そんな感じするもんなー・・・・。
でも、祐ちゃんからオファー貰ったって言ってたけど・・・本当かな???

「そうそう、結城は涼で我慢しときなー・・・・」

って・・・・、淳が笑っていると、

社長が前に出てきて、皆の前で挨拶・・・・・・。

そして、挨拶が終わると皆グラスを持ち・・・・・・・。


「堂本社長ーーー・・・おめでとうございまーす!!!」

そう言って・・・パーティーが始まった。



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