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OH社長の誕生日パーティー
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しおりを挟む「真也はー・・・・危ないから本当に気を付けて」
湊君は端っこの方に行き、私に飲み物を渡してそう言った。
なんか、さっき淳も中毒になるとか言ってたけど・・・・。
湊君はその真相知ってるのかな??
私は湊君の横で壁に寄りかかって・・・。
「ね、・・あの人って・・・何が凄いの???人気がある人だって・・・」
私がそう言うと、湊君は・・・・。
少し・・・考えるような顔をして・・・。
「俺の担当してる会員さんがね、昔池袋で真也としたことあるみたいで・・・聞いたんだけど・・・・。」
えっ・・・・。
まさかの体験談っ??
湊君は私の耳元に近づいて、
「アイツの、・・・・・真珠入ってて気持ちいいんだって」
へっ?!
アイツの????
私が耳を抑えて湊君の顔を見ると、湊君は笑って・・・・・。
「後ね、・・・媚薬使うからー・・・・何度もしたくてしたくて仕方なくなるらしいよ?」
ひぃっ・・・やっぱり薬!!!!
また湊君を見ると・・・・
湊君はニコッと笑って・・・・。
「でもー・・その会員さんは・・・俺との方が良いって言ってくれたよ?」
・・・・・・・・////////////////
湊君、・・・・アンタそりゃモテるでしょうよ。うんうん・・・・。
この子、それこそ彼女いないのかな???
「ね、・・・湊君ってー・・・彼女っぽい子いないの???」
私がそう言うと、
湊君は持っていた飲み物を飲み干し・・・・・。
「なんでー?」
・・・・・・・・・・。
だってさ、あの淳だって・・・実はいたって感じだし、湊君は・・・なんかー・・・居そうな感じする。
「いや・・・なんかね・・・、モテるだろうけど・・・遊んでない感じが凄くするから・・・・。」
なんて言ったらいいのかな。
好きな人・・・とか・・・いるのかな。
淳と同じ・・・感じがするの。
すると、・・・湊君は・・・・・。
「んーー・・・・もうー・・・・何年も前に付き合ってた人・・・・」
・・・・・・・・・???????
彼女・・・いたの???
私がびっくりして湊君の顔を見ると、湊君はニッコリ笑った。
「大好きだったんだ。その人の事・・・・・」
湊君。
やっぱり君は、淳君にそっくりなんだね・・・・・・。
湊君の好きだった・・・元恋人は・・・・。
どういう状態なのか、よく分からないけど・・・・・。
もう逢えないんだって、そう言ったの。
なんかそれ以上は聞けなくって・・・湊君の顔が凄く寂しそうで・・・・。
少し心配だった。
ビンゴが始まると、達也が歩いてきて・・・・湊君は一服してくると言って会場を出て行った。
「何だアイツ・・・・・」
達也はそう言いながら湊君を見て・・・でもビンゴカードもしっかり持っている。
「湊君って・・・・やっぱ格好いいよね・・・」
私がそう言うと、
「お前、たまに思うけどさー・・・湊に本気じゃないよな???」
達也は私をからかうように言ってきた。
いやー・・、別に本気じゃないんだけどー・・・
なんかね、格好いいんだよねー・・・。
「そういう本気とかじゃなくってさ、・・・なんか・・・少し影があって・・・でも頼りがいがあって・・優しいし・・・・」
「俺は?」
俺????
あーー・・・達也???
私はシレッとした顔で、
「達也はねぇー・・・・・まぁ、・・・ねぇー・・・・」
私がちびまる子ちゃんみたいに笑って言うと、
「お前、また生意気なこと言ってるとどっかその辺連れ込むぞ?」
はぁぁー・・・出た出た!!
「その手には乗らないー!もう達也とそういう事にはなることないから!!残念でしたー」
私が、超ーーーふざけてそう言うと、
「お前!!・・・・お前・・・俺を指名したのはお前だよな???」
「今となっちゃ、湊君か和也さんにしておけばよかったって後悔してる!」
「なんだとーーーー???!!!お前・・・俺と出来るなんて超ラッキーだぞ?!」
「はぁ?!こういう場でそういう誤解を招くような事言わないで貰えます????」
「うるせーな!ブス!!!」
「うるさい!変態っ!!」
・・・・・・・・・・・。
私と達也の周りが・・・・シーーン・・・・として、皆が私と達也を見ていた。
はっ・・・・・。
すると、
『はいーー!皆さん、喧嘩はしないでビンゴ始めますよーーー』
と、マイク越しに涼の声が聞こえてきた。
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