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神の島 沖縄
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―フェス当日
昨日の打ち合わせに美佳は来なかった。
私は、打ち合わせが終わった後に涼と一緒に美佳を訪ねたが、美佳は朝から薬の副作用で目眩が酷く、起きられないと言っていて会えなかった。
美佳・・・・・。
私やっぱり、貴方を一人で東京に返せない。
そう、思った。
そして、マンションにこもっている場合じゃないって・・・そう思ったの。
もっと、もっとしっかりして・・・美佳が私に頼れるように・・・・。
私頑張るから。
翌日、私は朝から涼と一緒に会場入り。
会場は北谷のサンセットビーチ。
砂浜から海に、ランウェイが掛けられて大きな舞台が海の上に建てられた。
その周りは、有料観客席がずらりと並び会場舞台手前には簡易的なテントが沢山建てられて、そこがモデルたちの控室になっている。
通りの方には、今回参加する全てのブランドが露店を出店。
各ブランドの限定品等販売される。
スタッフ受付カウンターで案内の紙を貰った。
「結城さーん!・・・今日彼氏さん同伴って伺ってます!」
そう言って来たのは、フェスのTシャツを着た個性派の優真ちゃん。
美佳のアシスタントの子だ・・・・。
涼の分と私の分、IDを貰って二人で首にかけた。
「ありがとう・・・・・」
私がそう言うと、優真ちゃんはにっこり笑って・・・・。
「美佳さん直ぐ来ます!先に案内しちゃいますねー・・・・・」
私と涼は奥のスタッフ控室テント村の中へ・・・・。
涼はそのテントの量を見て、
「これ、凄いな・・・迷いそう!」
確かに・・・・・。
すると、優真ちゃんが振り返ってきて・・・・・。
「大丈夫、今回は美佳さんか私が必ず付きますので・・・・彼氏さんはお手洗いとかー・・迷子にならないように気を付けてくださいねー・・・」
そう言って笑った。
確かに、ブルーのテントが沢山・・・・。
「でもー・・・何人かは黄色のテントなんです。結城さん今回黄色なんでわかりやすいと思いますよ!」
『橘結城様』
そう書かれたテントに着くと、涼は・・・・。
「俺、たまに様子見に来るよ。何かあったら連絡して?あの辺で皆と見てるから・・・・」
「うん・・・」
涼は私のおでこにキスをして、ランウェイ脇の招待席の方に向かって行った。
私は中に入って、衣装を確認・・・・・。
すると、
「おはようーーーー・・・・・・」
そう言って慌てて入ってきたのは・・・美佳。
気持ち、昨日より顔色良い・・・・・。
「ね・・・美佳・・・あの・・・・」
私は・・・未だに何を言ったらいいのか分からない。
でも、・・・・
「私頑張るから・・・・・・」
そう言った。
美佳は私の顔を見て、にっこり笑って・・・・・・。
私の腕をぎゅっと掴むと、そのまま私の胸に顔を付けた。
「結城の・・・格好いい姿、・・・見せてね」
・・・・・・・・//////////////
もうダメだ。
また涙が出る。
私は目を擦って、
「分かった・・・・・」
それが精いっぱいだった。
美佳・・・・・。
昨日の打ち合わせに美佳は来なかった。
私は、打ち合わせが終わった後に涼と一緒に美佳を訪ねたが、美佳は朝から薬の副作用で目眩が酷く、起きられないと言っていて会えなかった。
美佳・・・・・。
私やっぱり、貴方を一人で東京に返せない。
そう、思った。
そして、マンションにこもっている場合じゃないって・・・そう思ったの。
もっと、もっとしっかりして・・・美佳が私に頼れるように・・・・。
私頑張るから。
翌日、私は朝から涼と一緒に会場入り。
会場は北谷のサンセットビーチ。
砂浜から海に、ランウェイが掛けられて大きな舞台が海の上に建てられた。
その周りは、有料観客席がずらりと並び会場舞台手前には簡易的なテントが沢山建てられて、そこがモデルたちの控室になっている。
通りの方には、今回参加する全てのブランドが露店を出店。
各ブランドの限定品等販売される。
スタッフ受付カウンターで案内の紙を貰った。
「結城さーん!・・・今日彼氏さん同伴って伺ってます!」
そう言って来たのは、フェスのTシャツを着た個性派の優真ちゃん。
美佳のアシスタントの子だ・・・・。
涼の分と私の分、IDを貰って二人で首にかけた。
「ありがとう・・・・・」
私がそう言うと、優真ちゃんはにっこり笑って・・・・。
「美佳さん直ぐ来ます!先に案内しちゃいますねー・・・・・」
私と涼は奥のスタッフ控室テント村の中へ・・・・。
涼はそのテントの量を見て、
「これ、凄いな・・・迷いそう!」
確かに・・・・・。
すると、優真ちゃんが振り返ってきて・・・・・。
「大丈夫、今回は美佳さんか私が必ず付きますので・・・・彼氏さんはお手洗いとかー・・迷子にならないように気を付けてくださいねー・・・」
そう言って笑った。
確かに、ブルーのテントが沢山・・・・。
「でもー・・・何人かは黄色のテントなんです。結城さん今回黄色なんでわかりやすいと思いますよ!」
『橘結城様』
そう書かれたテントに着くと、涼は・・・・。
「俺、たまに様子見に来るよ。何かあったら連絡して?あの辺で皆と見てるから・・・・」
「うん・・・」
涼は私のおでこにキスをして、ランウェイ脇の招待席の方に向かって行った。
私は中に入って、衣装を確認・・・・・。
すると、
「おはようーーーー・・・・・・」
そう言って慌てて入ってきたのは・・・美佳。
気持ち、昨日より顔色良い・・・・・。
「ね・・・美佳・・・あの・・・・」
私は・・・未だに何を言ったらいいのか分からない。
でも、・・・・
「私頑張るから・・・・・・」
そう言った。
美佳は私の顔を見て、にっこり笑って・・・・・・。
私の腕をぎゅっと掴むと、そのまま私の胸に顔を付けた。
「結城の・・・格好いい姿、・・・見せてね」
・・・・・・・・//////////////
もうダメだ。
また涙が出る。
私は目を擦って、
「分かった・・・・・」
それが精いっぱいだった。
美佳・・・・・。
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