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第二章
困難の山
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そうして話をしながら山の中腹まで来ると、さすがに緑は少なくなってきて、砂や岩の茶色や灰色が多くなってきた。足場も少しずつ細くなっており、一度に横に並べるのは二人くらいの幅であろう。
そうなってくると、トロールのような大型の魔物は心配しなくてもよくなってくるが、その代わりに……。
「ハーピィだ!」
ザルムが上を向いて叫んだ。いくら音がしなくても、視野の広い魔鳥の索敵からは逃れられなかったようだ。隠れながら進むのもここが限界らしい。
だが、それも彼らには想定内の出来事だ。頭上を飛び回っているハーピィには、もれなくマデリエネとザルムのナイフが飛んでくる。この投げナイフで動物を仕留めた経験もあるマデリエネは、やはり確かな腕前だ。
もう既に一匹を仕留めて、次なる二匹目を狙っている。ザルムも懸命にナイフを投げるが、それはハーピィの軌道から逸れてなかなか当たらない。ところがそんな事態だって、彼らには当然想定内だった。苦戦するザルムの懐からはまだまだナイフが出てくる。
その秘密はもちろんアロイスの魔法だ。事前に二レベル創成魔法の“メイクナイブズ”で銅製のナイフを十本ほど作っておいたのだ。どうやらその甲斐はありそうで、作成者の本人は誠に満足げだ。
ようやくザルムの三本目のナイフがハーピィの心臓を運よく貫いたところで、鬱陶しい鳥の魔物はすべて倒された。マデリエネが四匹、ザルムが一匹の計五匹のハーピィを倒して危機は過ぎ去ったかに思われた。
ところが、油断したザルムが先に進もうと足を踏み出したとき、地面に見えたものは彼の足をすり抜けた。そうして踏み出した足の先から、彼は落ちていく。
指輪に刻まれた魔法の効果はあくまで使用者の集中力をベースにしているため、ハーピィを倒して安心した今の彼には上手く作用してくれなかったようだ。そういうわけで残念ながら右足から落ちていくザルムの左手を、アロイスは何とか掴んだ。
落ちたら終わりだと瞬時に感じ取った彼は、咄嗟に火事場の馬鹿力を発揮し、なんとかザルムごと後ろに倒れることに成功した。こうして卑劣な落とし穴を、怪我なく回避することができた。
「助かったぜアロイス。にしてもなんだこの地面は」
立ち上がってから、ザルムがすり抜けた地面を触るように手を出してみると、やはり同じように感触は無くスウッと手がすり抜けた。マデリエネは首を横に傾げながら、冷やかな目で頂上を見上げる。
「魔法を使った巧みな罠みたいね。危なかったけどこれでハッキリしたわ」
「そうですね。こうやって罠を張るということは、私たちを亡き者にしようとする気があるということです。頂上で大決戦の予感ですね」
「それは好都合だな。その腐った根性もろとも叩き潰してやろうぜ」
「そのためにはまずこの罠を越えましょう」
アロイスはふうっと一息ついてから、立て続けに魔法を唱えた。
まず初めに“シャープパーシビリティ”を唱え、次に“ブロックストリーム”を使い、最後に“ディタッチフォース”で罠を無力化した。その手順は大まかに言うとこうなる。
最初の魔法で罠に流れる力を知覚し、次の魔法で一旦流れている力を遮る。この段階でもう既に幻の大地は消え去り、穴の空いた地面の底に大きな棘がいくつも見えた。そして最後の魔法で、罠に力を注ぎ込む流れそのものを断ち切って無事無力化するという流れだ。
ところで、この罠は呪刻という魔法の技術で作られたものなのだが、それがなんともいやらしく作られていた。呪刻と言うからには文字がどこかに刻まれているはずなのだが、それがなんと落とし穴の中から見た壁、つまりアロイスが身を乗り出して覗かないと見えない手前の位置に刻んであったのだ。
ザルムが落ちかけた側の反対から見れば一目瞭然であろうが、飛び越えて突破するのを防ぐためか、落とし穴は縦に長く作られていた。このように解除するのにも一苦労な仕掛けでウンザリした三人は、他に何か罠がないか注意しながら、アロイスが創成魔法で創り出した分厚い木の橋を渡って先へと進んだ。
罠の先は本当に細い道が続き、その足場のすぐ横を見れば、遥か遠くの真下の地面に、木々の緑が生い茂っているのがよくわかる。それほど高いところまで来たのだということを、いつでも容易に確認できた。
落ちないように注意しながらゆっくりと進んで行くと、おそらく山の八合目といったところで、明らかに怪しい光景が見えてきた。山自体に沿うようにして螺旋状になっている道の、ギリギリ立っていられるような足場しかない場所で、何者かバッタリと倒れているのだ。どう見ても死体に違いないが。
しかもその横の岩肌には、角度が悪いと見えないようなところに、人が通れそうな大きさの穴がポッカリと口を開けていた。普通であれば物を投げるなどして倒れた人物とその横の穴からの反応を見るのが最適だが、アロイスにはもっと良い解決策がある。
「私の体を見ていてもらえますか。あの体に憑依して、横穴を覗いてみますよ」
「あなたならではの方法ね。わかったわ」
ザルムと協力してアロイスの体を支えると、ふと彼の体の力が抜けた。そして数秒もしないうちに、倒れていた方の体が動きだした。
その首が横をむいて穴の中を覗いたとき、突然その体は倒れて、アロイスが元の方の体に帰って来た。
最悪です……と彼が言った直後、何かの唸り声が聞こえてきた。三人はすぐに身構える。かくして横の穴から出てきたのは、ライオンとよく似た見た目をした魔物で、その尻尾の先には大きな毒針が見える。
人を簡単に食い物にしそうな大きさのこの魔物は、ここに出没する魔物の中でも危険度ナンバーワンのマンティコアだった。
たった今目を覚ましたらしい獰猛な魔獣は、目の前の人間の死体を見るとすぐさま豪快に四肢を食いちぎる。そして肉の鮮度が悪いとみると、そのまま崖の下へと投げ捨てた。
この山で一番遭遇したくない魔物だが、人間の死体が用意されていたことを考えると、これも相手の策の一つだろう。人間の死体に反応して無警戒に近づけば、すぐさまマンティコアの餌食という寸法だ。
たとえそうでなくても、マンティコアの嗅覚を欺いてそのまま進むのは困難であるし、知覚魔法を使えば挟み撃ちさせることも可能だろう。
と一見盤石に見えた相手の策は、アロイスの持ち込んだ非常に便利なポーションによってあっさり破綻した。
彼は前衛二人に声をかけて下がってもらうと、紫色の小瓶をマンティコアの足元に投げつけた。もちろんその効果はテキメン。いつぞやの軽快な音と共に広がった紫色の煙を吸ったマンティコアは、即座に睡眠状態へと逆戻りした。
これを食らえば数時間は目を覚まさないということを身をもって体験しているアロイスは、そこはかとなく安心した様子で仲間と共にマンティコアを跨ぎ、再び先を急いだ。
そうなってくると、トロールのような大型の魔物は心配しなくてもよくなってくるが、その代わりに……。
「ハーピィだ!」
ザルムが上を向いて叫んだ。いくら音がしなくても、視野の広い魔鳥の索敵からは逃れられなかったようだ。隠れながら進むのもここが限界らしい。
だが、それも彼らには想定内の出来事だ。頭上を飛び回っているハーピィには、もれなくマデリエネとザルムのナイフが飛んでくる。この投げナイフで動物を仕留めた経験もあるマデリエネは、やはり確かな腕前だ。
もう既に一匹を仕留めて、次なる二匹目を狙っている。ザルムも懸命にナイフを投げるが、それはハーピィの軌道から逸れてなかなか当たらない。ところがそんな事態だって、彼らには当然想定内だった。苦戦するザルムの懐からはまだまだナイフが出てくる。
その秘密はもちろんアロイスの魔法だ。事前に二レベル創成魔法の“メイクナイブズ”で銅製のナイフを十本ほど作っておいたのだ。どうやらその甲斐はありそうで、作成者の本人は誠に満足げだ。
ようやくザルムの三本目のナイフがハーピィの心臓を運よく貫いたところで、鬱陶しい鳥の魔物はすべて倒された。マデリエネが四匹、ザルムが一匹の計五匹のハーピィを倒して危機は過ぎ去ったかに思われた。
ところが、油断したザルムが先に進もうと足を踏み出したとき、地面に見えたものは彼の足をすり抜けた。そうして踏み出した足の先から、彼は落ちていく。
指輪に刻まれた魔法の効果はあくまで使用者の集中力をベースにしているため、ハーピィを倒して安心した今の彼には上手く作用してくれなかったようだ。そういうわけで残念ながら右足から落ちていくザルムの左手を、アロイスは何とか掴んだ。
落ちたら終わりだと瞬時に感じ取った彼は、咄嗟に火事場の馬鹿力を発揮し、なんとかザルムごと後ろに倒れることに成功した。こうして卑劣な落とし穴を、怪我なく回避することができた。
「助かったぜアロイス。にしてもなんだこの地面は」
立ち上がってから、ザルムがすり抜けた地面を触るように手を出してみると、やはり同じように感触は無くスウッと手がすり抜けた。マデリエネは首を横に傾げながら、冷やかな目で頂上を見上げる。
「魔法を使った巧みな罠みたいね。危なかったけどこれでハッキリしたわ」
「そうですね。こうやって罠を張るということは、私たちを亡き者にしようとする気があるということです。頂上で大決戦の予感ですね」
「それは好都合だな。その腐った根性もろとも叩き潰してやろうぜ」
「そのためにはまずこの罠を越えましょう」
アロイスはふうっと一息ついてから、立て続けに魔法を唱えた。
まず初めに“シャープパーシビリティ”を唱え、次に“ブロックストリーム”を使い、最後に“ディタッチフォース”で罠を無力化した。その手順は大まかに言うとこうなる。
最初の魔法で罠に流れる力を知覚し、次の魔法で一旦流れている力を遮る。この段階でもう既に幻の大地は消え去り、穴の空いた地面の底に大きな棘がいくつも見えた。そして最後の魔法で、罠に力を注ぎ込む流れそのものを断ち切って無事無力化するという流れだ。
ところで、この罠は呪刻という魔法の技術で作られたものなのだが、それがなんともいやらしく作られていた。呪刻と言うからには文字がどこかに刻まれているはずなのだが、それがなんと落とし穴の中から見た壁、つまりアロイスが身を乗り出して覗かないと見えない手前の位置に刻んであったのだ。
ザルムが落ちかけた側の反対から見れば一目瞭然であろうが、飛び越えて突破するのを防ぐためか、落とし穴は縦に長く作られていた。このように解除するのにも一苦労な仕掛けでウンザリした三人は、他に何か罠がないか注意しながら、アロイスが創成魔法で創り出した分厚い木の橋を渡って先へと進んだ。
罠の先は本当に細い道が続き、その足場のすぐ横を見れば、遥か遠くの真下の地面に、木々の緑が生い茂っているのがよくわかる。それほど高いところまで来たのだということを、いつでも容易に確認できた。
落ちないように注意しながらゆっくりと進んで行くと、おそらく山の八合目といったところで、明らかに怪しい光景が見えてきた。山自体に沿うようにして螺旋状になっている道の、ギリギリ立っていられるような足場しかない場所で、何者かバッタリと倒れているのだ。どう見ても死体に違いないが。
しかもその横の岩肌には、角度が悪いと見えないようなところに、人が通れそうな大きさの穴がポッカリと口を開けていた。普通であれば物を投げるなどして倒れた人物とその横の穴からの反応を見るのが最適だが、アロイスにはもっと良い解決策がある。
「私の体を見ていてもらえますか。あの体に憑依して、横穴を覗いてみますよ」
「あなたならではの方法ね。わかったわ」
ザルムと協力してアロイスの体を支えると、ふと彼の体の力が抜けた。そして数秒もしないうちに、倒れていた方の体が動きだした。
その首が横をむいて穴の中を覗いたとき、突然その体は倒れて、アロイスが元の方の体に帰って来た。
最悪です……と彼が言った直後、何かの唸り声が聞こえてきた。三人はすぐに身構える。かくして横の穴から出てきたのは、ライオンとよく似た見た目をした魔物で、その尻尾の先には大きな毒針が見える。
人を簡単に食い物にしそうな大きさのこの魔物は、ここに出没する魔物の中でも危険度ナンバーワンのマンティコアだった。
たった今目を覚ましたらしい獰猛な魔獣は、目の前の人間の死体を見るとすぐさま豪快に四肢を食いちぎる。そして肉の鮮度が悪いとみると、そのまま崖の下へと投げ捨てた。
この山で一番遭遇したくない魔物だが、人間の死体が用意されていたことを考えると、これも相手の策の一つだろう。人間の死体に反応して無警戒に近づけば、すぐさまマンティコアの餌食という寸法だ。
たとえそうでなくても、マンティコアの嗅覚を欺いてそのまま進むのは困難であるし、知覚魔法を使えば挟み撃ちさせることも可能だろう。
と一見盤石に見えた相手の策は、アロイスの持ち込んだ非常に便利なポーションによってあっさり破綻した。
彼は前衛二人に声をかけて下がってもらうと、紫色の小瓶をマンティコアの足元に投げつけた。もちろんその効果はテキメン。いつぞやの軽快な音と共に広がった紫色の煙を吸ったマンティコアは、即座に睡眠状態へと逆戻りした。
これを食らえば数時間は目を覚まさないということを身をもって体験しているアロイスは、そこはかとなく安心した様子で仲間と共にマンティコアを跨ぎ、再び先を急いだ。
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