魔法のフェノメノンとブツリガク ~20年ぶりに異世界に帰ってきた中年サラリーマンはそこで再び日常を過ごす事を決意しました~
『物理学はこの世の理を構成する全てである。それを突き詰めてしまえばこの世の理はどうなるであろうか』
理論物理学を大学時代に学んだ中年サラリーマン斎藤元は学者になる夢をあきらめ社会人として働いていた。
会社と家との往復の毎日。そして彼に降りかかる社会の理不尽。しかし彼はその全てを受け入れて日常を過ごしていた。
彼にはある秘密があった。かつて異世界に転移していた事。
理論物理学を基礎とした魔法の開発により異世界に多大なる影響を与える存在だった事。
そして彼は異世界や今いる世界さえ消失さえてしまうところまで自らが到達してしまったと言う事。
彼はその事に脅え、絶望し異世界から脱出した。
彼は元居た世界に戻り普通の社会人として今日も生きている。その事から逃げる様に。
そんな時、異世界での知り合いが彼を迎えに来た。
あれからほんの20年後の事だ。
彼は知っていた。彼女が自分の思考を読める事もわかっていたし彼女が『本当』の事を知らないと言う事も。
だから演じた。
知らないふりをした。
彼は思う。もう生きよう。好きな様に。
大好きな異世界で生活しよう。
例え、世界の終わりが見えていたとしてもだ――。
はじめまして。
丘乃内玄です。
これは日常ものです。
おじさんの能力がチートすぎてほぼ戦闘にもなりません。
おじさんは急速に発達していく異世界で輸入業をさせられます。
もちろんこの世界からものを輸出します。
そしておじさんはモテます。
ただ、寄ってくるのは頭のイカれた上級国民の娘? ばかりです。
ではよろしくお願いします。
一話分の長さが少々長かったので読みやすいように小分けにしました。
ご迷惑をおかけしています。
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