審問

『未来の神話、口語訳再び。』

「告知」に続く、「Lucifer(ルシファー)」シリーズの口語体・一人称バージョンです。
ネットで見つけた、黒羽少女のイラストに刺激を受けて書きました。
素敵な画像を描いてくださった方に、感謝します。

神や悪魔に、興味があります。

神や天使、悪魔や怪物は、人間自身の理想像や拡大像ではないでしょうか。
特に悪魔は、災害や疫病、戦争や犯罪といった悪しきものの象徴でした。
しかし人間が神魔の如き技術の力を得た今、それらは全て自己責任であり、
人間自身が〝責任ある神々〟となって自らを助くべし(Y.N.ハラリ)、ともいわれます。

だとすれば、現代の神話とは、人々が自らの内なる悪魔を浄化し、天使の独善を自戒しつつ、
全てを活かして生き抜いていく物語なのではないか?と思います。
昔「泣いた赤鬼」という絵本を読み、
鬼さん達にも幸せになってほしいと思った世代でもありますので……(笑)。

またそんな時代には〝古代宇宙飛行士(古代の宇宙人)説〟のように想像の翼を広げ、
神話や遺跡などの古代史研究と、合理的・先進的な現代の科学研究を結びつけて、
双方への興味をかきたてるような考え方も面白い!と感じます。

文明論にも、興味があります。

なぜなら、文明は、様々な要素からなっているからです。
科学・技術や経済・社会活動、制度・政策だけでなく、
建物や物品のような物的資源、健康や教育による人的資源だけでなく、
それらの基礎となる自然・社会環境だけでもありません。

そして、それら全ての要素からなり、今や世界全体で一体化しつつある人類文明が、
地球上で持続的に発展していけるかどうかを問われているからです。
また人工知能という画期的な技術や、SDGsのように普遍的な政策が現れ、
実際に新しい文明段階を拓《ひら》きつつあるからです。

さらに、地球の外に思いを馳《は》せれば、広い宇宙に他の文明がありそうだ。
まだ見つからないのは不思議だが、いつ見つかってもおかしくない。
見つからなくても、我々自身がいよいよ宇宙に文明を広げていけそう……、
そんな時代でもあるからです。

そんなこんなで、文明全体を題材《モチーフ》にした知的想像(妄想?)も、
エンタテインメントになり得るのではないかと考えました。

よろしければ「〝Lucifer〟断章」など、
関連作品もお読みいただけましたら幸いです。
24h.ポイント 0pt
0
小説 222,470 位 / 222,470件 SF 6,430 位 / 6,430件

あなたにおすすめの小説

『病弱な幼馴染を優先してください』と言った妻が消えた翌日、夫は領地の会計書類が全て白紙になっていることに気づいた

歩人
ファンタジー
侯爵家に嫁いで五年。ルチアは夫エミルの領地会計・社交・使用人管理を全て一人で担ってきた。だがエミルはいつも幼馴染のアリーチェを優先する。「アリーチェは体が弱いんだ、お前とは違う」——その言葉を百回聞いた日、ルチアは微笑んで離縁届に署名した。「ええ、私は丈夫ですから。どうぞ幼馴染様をお大事に」。翌朝、エミルが目にしたのは——税務報告の締切、領民からの陳情の山、そして紅茶の淹れ方すら知らない自分。三ヶ月後、かつて「地味な妻」と呼ばれたルチアは、辺境伯の財務顧問として辣腕を振るっていた。

If太平洋戦争        日本が懸命な判断をしていたら

みにみ
歴史・時代
もし、あの戦争で日本が異なる選択をしていたら? 国力の差を直視し、無謀な拡大を避け、戦略と外交で活路を開く。 真珠湾、ミッドウェー、ガダルカナル…そして終戦工作 分水嶺で下された「if」の決断。 破滅回避し、国家存続をかけたもう一つの終戦 そしてそこから繋がる新たな近代史へ

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

〈完結〉遅効性の毒

ごろごろみかん。
ファンタジー
「結婚されても、私は傍にいます。彼が、望むなら」 悲恋に酔う彼女に私は笑った。 そんなに私の立場が欲しいなら譲ってあげる。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

婚約破棄から50年後

あんど もあ
ファンタジー
王立学園の卒業パーティーで、王子が婚約者に婚約破棄を宣言した。王子は真に愛する女性と結ばれ、めでたしめでたし。 そして50年後、王子の孫の王子は、婚約破棄された女性の孫と婚約する事に。そこで明かされた婚約破棄の真実とは。

今更家族だなんて言われても

広川朔二
ライト文芸
父は母に皿を投げつけ、母は俺を邪魔者扱いし、祖父母は見て見ぬふりをした。 家族に愛された記憶など一つもない。 高校卒業と同時に家を出て、ようやく手に入れた静かな生活。 しかしある日、母の訃報と共に現れたのは、かつて俺を捨てた“父”だった――。 金を無心され、拒絶し、それでも迫ってくる血縁という鎖。 だが俺は、もう縛られない。 「家族を捨てたのは、そっちだろ」 穏やかな怒りが胸に満ちる、爽快で静かな断絶の物語。

もう、いいのです。

千 遊雲
恋愛
婚約者の王子殿下に、好かれていないと分かっていました。 けれど、嫌われていても構わない。そう思い、放置していた私が悪かったのでしょうか?