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1章:歓迎会の夜はご用心
猿と犬
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金曜の夜。角実屋フーズ本社近くの居酒屋は、いつにも増してにぎやかだった。
個室に通されると、上座から企画宣伝部長の瀬戸林太郎が声を張り上げてきた。
「遅いぞ、新沼くん!」
新沼晴永は静かに黙礼し、「すみません」と告げると、すぐさま人数と注文内容を最終確認した。
出掛けに取引先から電話がかかってきたから……という言い訳はしない。
鍋の位置、飲み放題のメニュー、そして席順。
上座に部長、その隣が自分。そこからひとつ空けて――小笹瑠璃香。部下たちの配置も整っている。
予定どおりだ。
「課長、氷、多めにお願いしますって厨房に言っときました!」
「助かる。新人たちは甘いのから入るだろうからな」
自分と一緒に幹事をしてくれた部下へ礼を述べながら、晴永は小上がりの奥に視線をやる。
脱ぎ散らかされた皆の靴を脇へ避け、きちんと揃えている影が見えた。瑠璃香だ。
靴を触ったからだろう。一旦外へ出て手洗いをしてきたらしい彼女は、席に着く間もなくトングや取り皿の数まで黙って整えている。いつもどおり、周りが気づく前、誰かに指示されることもなく自然に動いている。
瑠璃香が、彼女を見張るみたいに目を光らせている自分のことを〝鬼監督〟と陰でぼやいていることは知っている。だが、たまたま瑠璃香の席が晴永の席の真ん前なんだから仕方ないではないか。
晴永だって、最初は見ようと思って見ていたわけではない。
目の前にいるから目に入っていただけ。そのせいで、気になることがあるたびつい声を掛けて指摘せずにはいられなかった。それだけのことだ。
(あれだって俺はお前を良くしてやろうと……)
というのは晴永の課長としての上司心みたいなものだったのだが、年若い瑠璃香としては相当にストレスだったんだろう。
配属されて数ヶ月は、チラチラと晴永の方を気にして身を縮こまらせていた。
そんな瑠璃香だったけれど、五年も経った今ではさしてこちらの様子を気にしなくなった。……ばかりか、逆に晴永に対して「課長は言い方がきついんです! 鬼監督ですか! 体育会系ですか!」と言い返すようになってきた。
それは常々上役からも気を付けるように言われていたことでもあったので、晴永としては言い返しようがなくて……。
グッと言葉に詰まるたび、瑠璃香から「そんなことじゃ、パワハラで訴えられますよ?」と吐息交じりに心配されてしまっていた。
彼女のように晴永に言いにくいことをズバズバ言い、周りに対して細かい気遣いを自然にできる社員は多くない。
そんなところを、晴永は好ましく思うようになっていた。
(何より可愛いしな)
まぁ要するに晴永にとって、小笹瑠璃香という女性は好みのタイプなのだ。面と向かって正直に言うのは照れ臭くて無理だけれども――。
「じゃあ、部長、乾杯の音頭をお願いします」
幹事をしてくれた社員の目配せで、晴永がすぐそばの部長へそう促した。
「おお、全員揃ったか。――皆、グラスは手に持ったか? 行くぞ? かんぱーい!」
普段はもう少し威厳のある六〇代の部長だが、飲みの席では割と気さく。そんな上司のダミ声が弾ける。
あちこちでジョッキがぶつかり、泡がこぼれ落ちた。この四月に入社したばかりの新人たちは、緊張と期待で表情を固くしている。
そんな彼らに、瑠璃香が場を和ませるみたいに話しかけているのが見える。
瑠璃香の手元にも、男性陣と同じく生ビールのジョッキが置かれていた。
(今日は飲みすぎるなよ?)
瑠璃香は結構お酒が好きらしく、飲み会になると割と沢山酒を呑む。
それを知っている晴永は、乾杯と同時に中ジョッキの半分くらいを飲み干している瑠璃香のグラスを見て、ソワソワした。
「じゃあ、そろそろ自己紹介いこうか」
幹事の部下の音頭で、新入社員らの自己紹介が始まる。
「夏が丘大学から来ました田貫史郎です。田んぼの〝田〟に貫通の〝貫〟で田貫です。趣味は……カドミくんグッズ集めで――」
田貫が、自宅の鍵につけた〝醤油差しが擬人化された愛らしいキーホルダー〟を見せた瞬間、テーブルがざわついた。
「それ、去年の夏にうちの麺つゆに数量限定で付いてたやつじゃん。懐かしい!」
「可愛いよね、カドミくん! 私も別の商品の販促時についた缶バッジ持ってる!」
「カドミくんのキャラ案出した【サルル】さんってどんな方なんでしょうね?」
口々に上がる声に、瑠璃香の眉がわずかにピクリと動く。
実は角実屋のマスコットキャラクター【カドミくん】を生み出したのは瑠璃香だ。
たまたま瑠璃香がメモの隅っこに落書きしていたのを、晴永が見初めた。
そして『マスコットキャラ選抜の企画会議にかけてみないか?』と打診したところ、瑠璃香は『課長が発案者ということにしてくださるなら使ってもいいですよ』と言い出した。
目立つのはイヤだから、と。
だが晴永は『それじゃあ部下のアイデアを盗むみたいで俺もイヤだ』と拒否し、揉めた末――。瑠璃香が【サルル】というよく分からないペンネームを提案してきた。
『私の名前の中にはサルが潜んでるんです。でも……サルだけだと気付かれそうなので、ルをひとつ付け足しました』
〝こざさるりか〟とメモに書いて、〝さる〟の部分をぐるぐる指でなぞりながら告げてきた彼女に、晴永は思わず『は?』と声を漏らした。
すると瑠璃香は、くすりと笑ってこう続けた。
『知ってますか? 実は課長の名前にはイヌが潜んでるんですよ?』
その下に〝にいぬま〟と書かれ、同じく〝いぬ〟の部分をぐるぐる。
そして――、
『私たち犬猿の仲ですね』
と、にっこり笑われた。
(こら、小笹! 可愛い笑顔でなんてこと言うんだ! 名前が並べられただけで嬉しくなった俺のトキメキを返せ!)
そう心の中で抗議していたら、彼女がさらに斜め上の追い打ちをかけてくる。
『課長が偽名を使いたい時は【イヌヌ】にしたらいいと思います』
どこまで本気か分からない。
だが、その発想ひとつひとつが、悔しくてたまらないが……晴永にはどうしようもなく愛しく思えた。
そんなわけで、瑠璃香と二人だけの秘密を守りたい一心。晴永は知っていて、わざとこの話題に乗らなかった。
***
鍋の具材がいい感じに煮えたころ、瑠璃香が立ち上がった。
「取り分けますね。田貫さん、辛いの平気?」
「あ、すみません、俺、辛いのはちょっと……」
「分かった。じゃあキムチ鍋はやめて、こっちの出汁味のを取り分けるね」
「ありがとうございます!」
「部長はネギ多めでしたよね。課長は……椎茸、どうします?」
聞きながら少しだけ口元をフフッと綻ばせる瑠璃香を見て、晴永は(こいつ、わざとだな!?)と思いながらも、
「嫌いじゃないが……よけてくれ」
と、こちらも素直じゃない答え方をする。
「〝嫌いじゃない〟は好きじゃないとイコールですもんね」
クスッと笑われて、なんだか子ども扱いされたみたいな気がした晴永だったけれど、案外それが心地よくも思えてしまう。
そもそも、鬼課長だなんだと言われている晴永に対して、こんな塩対応(?)をしてくる部下は瑠璃香ぐらいしかいない。それが、何だか新鮮で嬉しいのだ。
(だ、だからといって……俺は断じてM体質というわけでは!)
なんて一人脳内で盛大な言い訳をしながら、晴永にだって分かっている。部長や新人には元より意地悪なんてしなかった瑠璃香が、自分だけ〝特別扱い〟してくれたみたいで顔がにやけてしまいそうなくらい幸せなのだ。例えそれが〝いい意味〟での特別扱いじゃなかったとしても!
そうして、そんな風に思えてしまう時点で結構〝小笹瑠璃香沼〟にハマっていることに晴永はあえて気付かないふりをしている。
「私、椎茸好きなので課長の分も食べてあげますね♪」
調子のいい返しだ。けれど、それすら瑠璃香と食べ物をシェアしている(わけではないが……)感じがして心地よい。
しかも口では晴永のことを邪見にしながらも、瑠璃香の盛りつけはとても丁寧で、皆が食べる様子を見てやっと自分のものに箸をつける、というのも知っていた。その〝皆〟の中にはもちろん晴永も含まれていて、そういう意味では〝大切にされている〟ようで、ありもしない尻尾を振りたくなってしまう。
(飴と鞭のさじ加減が絶妙過ぎるだろ、小笹!)
瑠璃香にそのつもりはないのかも知れないが、いつも瑠璃香を観察している晴永はそんなことにも気付いていた。
見るとはなしに、そんな瑠璃香のアレコレを眺めながら、晴永は箸を止めた。
(オイ、一個だけ、椎茸のクソデカいのが入ってるぞ!?)
絶対見逃さないであろう巨大な椎茸が、まるで白菜に隠すようにして潜ませてあった。
「課長、どうかしました?」
ふふっ。
そんな笑い声が聞こえてきそうな笑顔を向けられた晴永は、「いや、なんでもない……」と答えながら、巨大椎茸をぐさりと箸で刺した。
バクッと口の中に入れて……鼻を占拠しまくる椎茸特有の香りにギュッと眉をしかめる。
個室に通されると、上座から企画宣伝部長の瀬戸林太郎が声を張り上げてきた。
「遅いぞ、新沼くん!」
新沼晴永は静かに黙礼し、「すみません」と告げると、すぐさま人数と注文内容を最終確認した。
出掛けに取引先から電話がかかってきたから……という言い訳はしない。
鍋の位置、飲み放題のメニュー、そして席順。
上座に部長、その隣が自分。そこからひとつ空けて――小笹瑠璃香。部下たちの配置も整っている。
予定どおりだ。
「課長、氷、多めにお願いしますって厨房に言っときました!」
「助かる。新人たちは甘いのから入るだろうからな」
自分と一緒に幹事をしてくれた部下へ礼を述べながら、晴永は小上がりの奥に視線をやる。
脱ぎ散らかされた皆の靴を脇へ避け、きちんと揃えている影が見えた。瑠璃香だ。
靴を触ったからだろう。一旦外へ出て手洗いをしてきたらしい彼女は、席に着く間もなくトングや取り皿の数まで黙って整えている。いつもどおり、周りが気づく前、誰かに指示されることもなく自然に動いている。
瑠璃香が、彼女を見張るみたいに目を光らせている自分のことを〝鬼監督〟と陰でぼやいていることは知っている。だが、たまたま瑠璃香の席が晴永の席の真ん前なんだから仕方ないではないか。
晴永だって、最初は見ようと思って見ていたわけではない。
目の前にいるから目に入っていただけ。そのせいで、気になることがあるたびつい声を掛けて指摘せずにはいられなかった。それだけのことだ。
(あれだって俺はお前を良くしてやろうと……)
というのは晴永の課長としての上司心みたいなものだったのだが、年若い瑠璃香としては相当にストレスだったんだろう。
配属されて数ヶ月は、チラチラと晴永の方を気にして身を縮こまらせていた。
そんな瑠璃香だったけれど、五年も経った今ではさしてこちらの様子を気にしなくなった。……ばかりか、逆に晴永に対して「課長は言い方がきついんです! 鬼監督ですか! 体育会系ですか!」と言い返すようになってきた。
それは常々上役からも気を付けるように言われていたことでもあったので、晴永としては言い返しようがなくて……。
グッと言葉に詰まるたび、瑠璃香から「そんなことじゃ、パワハラで訴えられますよ?」と吐息交じりに心配されてしまっていた。
彼女のように晴永に言いにくいことをズバズバ言い、周りに対して細かい気遣いを自然にできる社員は多くない。
そんなところを、晴永は好ましく思うようになっていた。
(何より可愛いしな)
まぁ要するに晴永にとって、小笹瑠璃香という女性は好みのタイプなのだ。面と向かって正直に言うのは照れ臭くて無理だけれども――。
「じゃあ、部長、乾杯の音頭をお願いします」
幹事をしてくれた社員の目配せで、晴永がすぐそばの部長へそう促した。
「おお、全員揃ったか。――皆、グラスは手に持ったか? 行くぞ? かんぱーい!」
普段はもう少し威厳のある六〇代の部長だが、飲みの席では割と気さく。そんな上司のダミ声が弾ける。
あちこちでジョッキがぶつかり、泡がこぼれ落ちた。この四月に入社したばかりの新人たちは、緊張と期待で表情を固くしている。
そんな彼らに、瑠璃香が場を和ませるみたいに話しかけているのが見える。
瑠璃香の手元にも、男性陣と同じく生ビールのジョッキが置かれていた。
(今日は飲みすぎるなよ?)
瑠璃香は結構お酒が好きらしく、飲み会になると割と沢山酒を呑む。
それを知っている晴永は、乾杯と同時に中ジョッキの半分くらいを飲み干している瑠璃香のグラスを見て、ソワソワした。
「じゃあ、そろそろ自己紹介いこうか」
幹事の部下の音頭で、新入社員らの自己紹介が始まる。
「夏が丘大学から来ました田貫史郎です。田んぼの〝田〟に貫通の〝貫〟で田貫です。趣味は……カドミくんグッズ集めで――」
田貫が、自宅の鍵につけた〝醤油差しが擬人化された愛らしいキーホルダー〟を見せた瞬間、テーブルがざわついた。
「それ、去年の夏にうちの麺つゆに数量限定で付いてたやつじゃん。懐かしい!」
「可愛いよね、カドミくん! 私も別の商品の販促時についた缶バッジ持ってる!」
「カドミくんのキャラ案出した【サルル】さんってどんな方なんでしょうね?」
口々に上がる声に、瑠璃香の眉がわずかにピクリと動く。
実は角実屋のマスコットキャラクター【カドミくん】を生み出したのは瑠璃香だ。
たまたま瑠璃香がメモの隅っこに落書きしていたのを、晴永が見初めた。
そして『マスコットキャラ選抜の企画会議にかけてみないか?』と打診したところ、瑠璃香は『課長が発案者ということにしてくださるなら使ってもいいですよ』と言い出した。
目立つのはイヤだから、と。
だが晴永は『それじゃあ部下のアイデアを盗むみたいで俺もイヤだ』と拒否し、揉めた末――。瑠璃香が【サルル】というよく分からないペンネームを提案してきた。
『私の名前の中にはサルが潜んでるんです。でも……サルだけだと気付かれそうなので、ルをひとつ付け足しました』
〝こざさるりか〟とメモに書いて、〝さる〟の部分をぐるぐる指でなぞりながら告げてきた彼女に、晴永は思わず『は?』と声を漏らした。
すると瑠璃香は、くすりと笑ってこう続けた。
『知ってますか? 実は課長の名前にはイヌが潜んでるんですよ?』
その下に〝にいぬま〟と書かれ、同じく〝いぬ〟の部分をぐるぐる。
そして――、
『私たち犬猿の仲ですね』
と、にっこり笑われた。
(こら、小笹! 可愛い笑顔でなんてこと言うんだ! 名前が並べられただけで嬉しくなった俺のトキメキを返せ!)
そう心の中で抗議していたら、彼女がさらに斜め上の追い打ちをかけてくる。
『課長が偽名を使いたい時は【イヌヌ】にしたらいいと思います』
どこまで本気か分からない。
だが、その発想ひとつひとつが、悔しくてたまらないが……晴永にはどうしようもなく愛しく思えた。
そんなわけで、瑠璃香と二人だけの秘密を守りたい一心。晴永は知っていて、わざとこの話題に乗らなかった。
***
鍋の具材がいい感じに煮えたころ、瑠璃香が立ち上がった。
「取り分けますね。田貫さん、辛いの平気?」
「あ、すみません、俺、辛いのはちょっと……」
「分かった。じゃあキムチ鍋はやめて、こっちの出汁味のを取り分けるね」
「ありがとうございます!」
「部長はネギ多めでしたよね。課長は……椎茸、どうします?」
聞きながら少しだけ口元をフフッと綻ばせる瑠璃香を見て、晴永は(こいつ、わざとだな!?)と思いながらも、
「嫌いじゃないが……よけてくれ」
と、こちらも素直じゃない答え方をする。
「〝嫌いじゃない〟は好きじゃないとイコールですもんね」
クスッと笑われて、なんだか子ども扱いされたみたいな気がした晴永だったけれど、案外それが心地よくも思えてしまう。
そもそも、鬼課長だなんだと言われている晴永に対して、こんな塩対応(?)をしてくる部下は瑠璃香ぐらいしかいない。それが、何だか新鮮で嬉しいのだ。
(だ、だからといって……俺は断じてM体質というわけでは!)
なんて一人脳内で盛大な言い訳をしながら、晴永にだって分かっている。部長や新人には元より意地悪なんてしなかった瑠璃香が、自分だけ〝特別扱い〟してくれたみたいで顔がにやけてしまいそうなくらい幸せなのだ。例えそれが〝いい意味〟での特別扱いじゃなかったとしても!
そうして、そんな風に思えてしまう時点で結構〝小笹瑠璃香沼〟にハマっていることに晴永はあえて気付かないふりをしている。
「私、椎茸好きなので課長の分も食べてあげますね♪」
調子のいい返しだ。けれど、それすら瑠璃香と食べ物をシェアしている(わけではないが……)感じがして心地よい。
しかも口では晴永のことを邪見にしながらも、瑠璃香の盛りつけはとても丁寧で、皆が食べる様子を見てやっと自分のものに箸をつける、というのも知っていた。その〝皆〟の中にはもちろん晴永も含まれていて、そういう意味では〝大切にされている〟ようで、ありもしない尻尾を振りたくなってしまう。
(飴と鞭のさじ加減が絶妙過ぎるだろ、小笹!)
瑠璃香にそのつもりはないのかも知れないが、いつも瑠璃香を観察している晴永はそんなことにも気付いていた。
見るとはなしに、そんな瑠璃香のアレコレを眺めながら、晴永は箸を止めた。
(オイ、一個だけ、椎茸のクソデカいのが入ってるぞ!?)
絶対見逃さないであろう巨大な椎茸が、まるで白菜に隠すようにして潜ませてあった。
「課長、どうかしました?」
ふふっ。
そんな笑い声が聞こえてきそうな笑顔を向けられた晴永は、「いや、なんでもない……」と答えながら、巨大椎茸をぐさりと箸で刺した。
バクッと口の中に入れて……鼻を占拠しまくる椎茸特有の香りにギュッと眉をしかめる。
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