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第7章 新国テンプルム
第354話 不穏な邂逅③
思いがけず、知り合いの女性たち全員が集合してしまった。
かつてない最大のピンチを迎えた気がする……。
「良い機会だ、今日こそ決着を付けようゾディー。将軍であるこのワタシが、貴様に引導を渡してやる」
「おや、アンタだけでいいのかい? 全員で掛かってきてもいいんだよ?」
「ディオーネ、こいつは勇者であるアタシにやらせて! このアタシが、二度とユーリに近付けないようにしてあげるわ」
「いやいや、ネネに任せろ」
「僭越ながら、わたしの空間魔法で異次元に飛ばしましょうか?」
「リノさん、ひょっとして今来たあのお二人もユーリさんの……?」
「そうだよ、ユーリってばどんどん増やしちゃうから、私も大変で……」
「強敵はリノさんだけと思っていたのに……やっぱりあのとき告白しておけば良かったかしら」
ああ、なんかもう全員入り乱れちゃって大変なことになってる。
あの理性的な久魅那まで物騒なこと言ってるし。
エイミーさんやパルレさんまでこんなに豹変させるなんて、ネネが前に言った通り、ゾディーさんはホントにトラブルメーカーだな……。
悪い人じゃないんだけどね。
おっと、そんなこと考えてる場合じゃなかった。なんとか止めないと!
こんなことが頻繁に起きないように、男としてガッツリかましてやるか!
王の威厳も見せないとね。よし、行くぞ!
「みんな、いい加減にし…………いえ、あ、あのですね、こ、こんなところで問題を起こされると、ぼ、僕は大変困るワケなのです。皆さんどうかお怒りを鎮めていただけると、僕は大変助かると思うところなのです……」
こ……怖い………………。
気合いで叱りつけようと思ったら、みんなに睨まれて思わずちびりそうになっちゃった。
よく分からないけど、全員『アンタのせいでこうなってるんだからね』という目つきだったよ……。
あまり余計なことを言わず、大人しく下手に出ることにしよう。
「このテンプルムは建国してまだ3ヶ月ちょっとなので、王である僕の臣下がトラブルを起こすのは本当に困るわけでして、お願いですから皆さん仲良くしていただけたらとても嬉しい所存です……」
なんかもう恐怖で言葉遣いもめちゃくちゃになっちゃった。
こめかみ辺りから出た冷たい汗が、ほほを伝って流れ落ちるのが分かる。
「……仲良くはできぬが、ヒロがそう言うなら矛を収めよう」
「仕方ないわね。決着付けるのはまた今度にしてあげるわ」
「命拾いしたなゾディー」
「ふふん、いずれ坊やを奪って、アンタたちに吠え面かかせてあげるさね」
ふー、なんとか大バトルは避けられたようだ。
でも、このまま僕がここに居るとまた面倒なことになりそうな気がするから、みんなから離れることにしよう。
色々とプレッシャーで胃が痛くなってきたし……。
「そ、それじゃ、僕はちょっと仕事があるので戻ります。エイミーさん、パルレさん、せっかく来ていただいたので、今夜みんなで食事でもしましょう。時間などはあとでご連絡いたしますね。で、では……!」
そそくさと逃げるように離れる僕を、みんなはジトッとした目で見送った。
うう、アピの無邪気な食事姿でも見て癒やされることにしよう。
みんなが見えなくなったところで、ふと僕のことを追うように近付いてくる存在に気付いた。
黒いフードを深く被っているので顔は見えないが、身長と体格から察するに、恐らく女性ではないかと推測する。
僕に何か用があるんだろうか? いったい誰だろう?
一瞬身構える自分に気付いて、ひょっとして僕は女性恐怖症になっているのではないかと不安になった。
うう、またキリキリと胃が痛む……。
一直線に近付いてくるのを見て、やはり僕に用があるのだと確信する。
思い当たる女性の顔を片っ端から思い浮かべたけど、その女性の正体は、僕の予想したどの人でもなかった。
「また会ったな小僧」
んおおおおおおおおおお!?
そ、そんなバカな……!?
フードの奥に見えたその顔は、先日飛び去っていった吸血姫ゼルマラージャだった!
背中の翼は消しているのか、外見上は全く普通の人間と変わりない。
それはいいとして、また会ったも何も、自分から僕のところに来たんじゃないの?
この前、僕とはもう二度と会わないって言ったクセに!?
っていうか、問題はそこじゃない。
なんで昼間なのに、外を出歩けるんだ!?
吸血鬼一族は、日中は絶対に動けない……はず。
いや、僕も正確には知らないけど、伝承ではそうなってる。
そもそも日光は吸血鬼の最大の弱点で、陽に当たると溶けて蒸発するという噂なんだけど、違うの!?
王族である『吸血姫』なら、日中も大丈夫ってこと?
もしくは、着ている服やフードに秘密があるとか?
「ゼ……ゼルマラージャ、キミは日中でも外を出歩けるのかい? 僕が知ってる吸血鬼の特徴と違うんだけど……?」
「ワシが聞きたいくらいだ! 貴様の血を飲んでから、『陽の覚醒者』の力を得てしまったぞ!」
「デ……『陽の覚醒者』? ってなに?」
「陽の下を歩くことができる吸血鬼のことだ! こんな能力、真祖様しか持っておらぬ! いや、突然変異でたまたま『陽の覚醒者』になった者も数人おったようだが、とにかく非常に稀な能力だ!」
そんな体質の吸血鬼なんて居るんだ?
あまりに個体数が少ないから、恐らく人類がその事実を確認できなかったんだろうけど。
「で、それが僕の血のせいだと?」
「そうだ、それしか考えられぬ! 吸血鬼は、夜が明けると耐えきれぬ眠気で意識が無くなる。だが『陽の覚醒者』なら起きていられる。しかし、たとえ『陽の覚醒者』といえども、日中はなんとか動ける程度で、しかも陽の光を直接浴びればダメージは受ける。だがワシはまるで平気なのだ」
「え? じゃあそのフードとか被ってるのは?」
「陽の光というのを見たのは初めてだから眩しくてな。なのでフードで遮っておるが、被らんでも全く問題ない。それどころか、真祖様ですら日中は大幅に能力が下がるというのに、ワシはほとんど能力が下がっておらぬのだ!」
「そ、それは良かったね。何か問題でも?」
「何か問題だと……? こんな吸血鬼は前代未聞なのだ! ワシをこんな身体にしおって……!」
ええ~っ? コレって怒られることなの?
能力が下がらないなら、それでいい気もするんだけど?
恐らくだけど、ゼルマラージャの体質の変化は、僕が推測した通り魔族としての血が薄まった成果な気がする。
「こんな力を与える貴様の血はなんだ? 伝説の『神の血』ではないのか!?」
「この前もそれ言ってたけど、『神の血』ってなに?」
「吸血鬼一族に語り継がれている伝説で、神の力が宿った血だ。それを飲めば、さらに上の存在に進化すると言われておる」
「じゃあ進化したんじゃないの? 僕の血が『神の血』だったらだけど」
「貴様……他人事のように言いおってからに! 久々に起きて血を吸ったら、おかしな体質になってしまったのだぞ! どう責任取ってくれる!」
んー、なんかややこしいというか、どうもイチャモン付けられているような気がしてならないけど、こういうときはあまり逆らわないほうがいいということを経験上知っている。
素直に謝っておこう。
「それは申し訳ないことをしちゃったね。ほかに体調はどう? キミは3000年も封印されてたんだけど、何かおかしなところとかはないかい?」
「ふん、まるで問題ない。むしろ絶好調だ」
じゃあやっぱり文句言われる筋合いはない気がする。得意気にふんぞり返ってるし。
メジェールたちもそうだけど、たまに女の子からの不満がよく理解できないときがあるよ。
女性の心は難しいなあ……。
ところで、いったい何しに僕のところに来たんだ?
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3日連続更新と告知しましたが、3話で終わらなかったので明日も更新します。
かつてない最大のピンチを迎えた気がする……。
「良い機会だ、今日こそ決着を付けようゾディー。将軍であるこのワタシが、貴様に引導を渡してやる」
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「ディオーネ、こいつは勇者であるアタシにやらせて! このアタシが、二度とユーリに近付けないようにしてあげるわ」
「いやいや、ネネに任せろ」
「僭越ながら、わたしの空間魔法で異次元に飛ばしましょうか?」
「リノさん、ひょっとして今来たあのお二人もユーリさんの……?」
「そうだよ、ユーリってばどんどん増やしちゃうから、私も大変で……」
「強敵はリノさんだけと思っていたのに……やっぱりあのとき告白しておけば良かったかしら」
ああ、なんかもう全員入り乱れちゃって大変なことになってる。
あの理性的な久魅那まで物騒なこと言ってるし。
エイミーさんやパルレさんまでこんなに豹変させるなんて、ネネが前に言った通り、ゾディーさんはホントにトラブルメーカーだな……。
悪い人じゃないんだけどね。
おっと、そんなこと考えてる場合じゃなかった。なんとか止めないと!
こんなことが頻繁に起きないように、男としてガッツリかましてやるか!
王の威厳も見せないとね。よし、行くぞ!
「みんな、いい加減にし…………いえ、あ、あのですね、こ、こんなところで問題を起こされると、ぼ、僕は大変困るワケなのです。皆さんどうかお怒りを鎮めていただけると、僕は大変助かると思うところなのです……」
こ……怖い………………。
気合いで叱りつけようと思ったら、みんなに睨まれて思わずちびりそうになっちゃった。
よく分からないけど、全員『アンタのせいでこうなってるんだからね』という目つきだったよ……。
あまり余計なことを言わず、大人しく下手に出ることにしよう。
「このテンプルムは建国してまだ3ヶ月ちょっとなので、王である僕の臣下がトラブルを起こすのは本当に困るわけでして、お願いですから皆さん仲良くしていただけたらとても嬉しい所存です……」
なんかもう恐怖で言葉遣いもめちゃくちゃになっちゃった。
こめかみ辺りから出た冷たい汗が、ほほを伝って流れ落ちるのが分かる。
「……仲良くはできぬが、ヒロがそう言うなら矛を収めよう」
「仕方ないわね。決着付けるのはまた今度にしてあげるわ」
「命拾いしたなゾディー」
「ふふん、いずれ坊やを奪って、アンタたちに吠え面かかせてあげるさね」
ふー、なんとか大バトルは避けられたようだ。
でも、このまま僕がここに居るとまた面倒なことになりそうな気がするから、みんなから離れることにしよう。
色々とプレッシャーで胃が痛くなってきたし……。
「そ、それじゃ、僕はちょっと仕事があるので戻ります。エイミーさん、パルレさん、せっかく来ていただいたので、今夜みんなで食事でもしましょう。時間などはあとでご連絡いたしますね。で、では……!」
そそくさと逃げるように離れる僕を、みんなはジトッとした目で見送った。
うう、アピの無邪気な食事姿でも見て癒やされることにしよう。
みんなが見えなくなったところで、ふと僕のことを追うように近付いてくる存在に気付いた。
黒いフードを深く被っているので顔は見えないが、身長と体格から察するに、恐らく女性ではないかと推測する。
僕に何か用があるんだろうか? いったい誰だろう?
一瞬身構える自分に気付いて、ひょっとして僕は女性恐怖症になっているのではないかと不安になった。
うう、またキリキリと胃が痛む……。
一直線に近付いてくるのを見て、やはり僕に用があるのだと確信する。
思い当たる女性の顔を片っ端から思い浮かべたけど、その女性の正体は、僕の予想したどの人でもなかった。
「また会ったな小僧」
んおおおおおおおおおお!?
そ、そんなバカな……!?
フードの奥に見えたその顔は、先日飛び去っていった吸血姫ゼルマラージャだった!
背中の翼は消しているのか、外見上は全く普通の人間と変わりない。
それはいいとして、また会ったも何も、自分から僕のところに来たんじゃないの?
この前、僕とはもう二度と会わないって言ったクセに!?
っていうか、問題はそこじゃない。
なんで昼間なのに、外を出歩けるんだ!?
吸血鬼一族は、日中は絶対に動けない……はず。
いや、僕も正確には知らないけど、伝承ではそうなってる。
そもそも日光は吸血鬼の最大の弱点で、陽に当たると溶けて蒸発するという噂なんだけど、違うの!?
王族である『吸血姫』なら、日中も大丈夫ってこと?
もしくは、着ている服やフードに秘密があるとか?
「ゼ……ゼルマラージャ、キミは日中でも外を出歩けるのかい? 僕が知ってる吸血鬼の特徴と違うんだけど……?」
「ワシが聞きたいくらいだ! 貴様の血を飲んでから、『陽の覚醒者』の力を得てしまったぞ!」
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そんな体質の吸血鬼なんて居るんだ?
あまりに個体数が少ないから、恐らく人類がその事実を確認できなかったんだろうけど。
「で、それが僕の血のせいだと?」
「そうだ、それしか考えられぬ! 吸血鬼は、夜が明けると耐えきれぬ眠気で意識が無くなる。だが『陽の覚醒者』なら起きていられる。しかし、たとえ『陽の覚醒者』といえども、日中はなんとか動ける程度で、しかも陽の光を直接浴びればダメージは受ける。だがワシはまるで平気なのだ」
「え? じゃあそのフードとか被ってるのは?」
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「そ、それは良かったね。何か問題でも?」
「何か問題だと……? こんな吸血鬼は前代未聞なのだ! ワシをこんな身体にしおって……!」
ええ~っ? コレって怒られることなの?
能力が下がらないなら、それでいい気もするんだけど?
恐らくだけど、ゼルマラージャの体質の変化は、僕が推測した通り魔族としての血が薄まった成果な気がする。
「こんな力を与える貴様の血はなんだ? 伝説の『神の血』ではないのか!?」
「この前もそれ言ってたけど、『神の血』ってなに?」
「吸血鬼一族に語り継がれている伝説で、神の力が宿った血だ。それを飲めば、さらに上の存在に進化すると言われておる」
「じゃあ進化したんじゃないの? 僕の血が『神の血』だったらだけど」
「貴様……他人事のように言いおってからに! 久々に起きて血を吸ったら、おかしな体質になってしまったのだぞ! どう責任取ってくれる!」
んー、なんかややこしいというか、どうもイチャモン付けられているような気がしてならないけど、こういうときはあまり逆らわないほうがいいということを経験上知っている。
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「ふん、まるで問題ない。むしろ絶好調だ」
じゃあやっぱり文句言われる筋合いはない気がする。得意気にふんぞり返ってるし。
メジェールたちもそうだけど、たまに女の子からの不満がよく理解できないときがあるよ。
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