荒唐無稽なプレゼンター ~何処でも誰にでもプレゼントできるというクズ能力で異世界を救います~

もるもる(๑˙ϖ˙๑ )

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第14話(新しいクズ能力)

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 股間を押さえて転がりまくるジジイに哀れな者を見るような冷たい視線で見下しながら、仕方なく悶絶が収まるまで待つ。このままだと何も進展しないからだ。無視して先行くと、すぐジジイが襲ってくるし。

「ワシのたまたまが、大事なたまたまが……」
 股間を押さえたまま、滂沱と涙を流しながらエグエグ泣き続けるジジイ。全く可愛くない。

「それで、突き刺さった城を何とかすればいいんだろう?」
 ジジイは股間を押さえてまるで芋虫のようになりながら、涙を流しつつコクコクと首を縦に振る。

「今までの事は、後でしっかりと再び激怒と憤怒を持って対応するとして、今は言う事を聞いてやる。で、放射能汚染はどうなったんだ?あのまま放置すると人が住めないぞ」
 優しい俺が恨み辛みを後回しにして、建設的な対応をしてやろうと話しかける。俺が丁寧に対応してやっているにもかかわらずジジイは、地べたに芋虫のように転がったまま失礼な態度で答える。

「ワシの神・物質変異!!☆キラッで放射性元素は普通の元素に戻しておるから、放射能を心配する必要なないぞ」
 まだ痛みが引かないらしく、瞳に涙をにじませながら答えるジジイ。時折痛みがぶり返すのか、芋虫のように転がった身体がビクンビクンする。本当にジジイの身悶えなんて吐き気をもよおすだけなんだが。

「というか、特定の物質を変異させられるなら、空気にでも変異させればいいじゃねぇか!!」
「あ!そうじゃったのぅ。そういう手もあったのぅ。ワシ気付かんかった!!」
「このジジイ、本当に能力の無駄遣いしかしてねぇよ!!」
 ジジイの頭の悪さに、穏当に嫌気がさして溜息だ出る

「めんどくせぇ、その能力もよこせ。俺が全て消してやる」
「無理じゃ。人の器に能力は一つが限界じゃ。それ以上与えるとバポーンってなるぞ?」
「仕方ないな。じゃぁ、スマフォを充電してくれ。あと、切れるたびに充電頼むのもめんどくさいからソーラー充電器もくれ」
「ぬぅ、めんどくさいのぅ。じゃぁとりあえず…」

 ジジイは悶絶するほどの痛みが少しは引いたのか、立ち上がると俺のスマフォを受け取ろうとする。内股になりながらプルプル震えている所を見ると、まだ痛みが継続しているようだが。

 ジジイはスマフォを受け取らないで、俺の手を取ってゴニョゴニョ口の中で何かを言うと、俺の手が強烈に発光する!同時に俺の中で何かが暴れ周り、心臓の動機が大きくなって体が弾けそうになる!!俺は心臓を押さえながら、地面に膝を付き、脂汗を垂らしてゼイゼイと呼吸を荒げる。俺は身体の中を暴れまわる暴威を鎮めるように、大きく息を吸いながら平常を保とうとする。しばらくそうして安静を保っていると何とかその甲斐あって、身体の中の暴威が静まってくる。

「ジジイ!何しやがった!!」
 俺はまだ違和感や痛みが残る身体を無理に動かして、ジジイの胸倉を掴む。

「え?!『スマフォを充電する』スキルを渡しただけじゃけど?」
「おい!ジジイ!!人の器に能力は一つが限界とかさっき言ってただろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
 俺はそのままジジイの胸倉を掴んだまま、背負い投げの要領で地面に叩き付ける!!

「ごふぅっ!」
 ジジイは肺の中の空気を全部吐き出されてしまうような衝撃と共に、小気味よくバウンドしながらあさっての方向に飛んでいく。

「しかも、『スマフォを充電する』スキルって、何使えないクソスキル渡してんだ!ごるぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 身体がバポーンとなるリスクをおかしてまで手に入れたスキルが『スマフォを充電する』スキルってそりゃないだろ……
 でも折角だからと、スマフォを片手にスキルを発動する。念のためにスキルを発動させる力は弱めにしておく。
 スキルを発動すると、自分の手に平にバチバチする何かが集まり、それがスマフォに流れていくと、あっという間に充電が100%になる。

「確かにスマフォを充電する能力だよ……」
 俺は地面に膝を付き、がっくりと項垂うなだれるのであった。

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