68 / 86
仕組まれた厳罰と秘められた厳罰(回想編)〜和彦
のたうつ肉
しおりを挟む
ジリジリとブルーシート上を動く二つの鍛えられた肉体。
互いの隙を狙っている。
和彦は元々、個人で行う競技の選手だ。
戦う相手は己の体と、己の技術、そして、己の精神。
点数を競うライバル、共に点数を稼ぐチームメイトはいるが、競技の最中の敵は自分だ。
だから、対戦競技は得手ではない。
特に肉体をぶつかり合わせる格闘技は。
相手に痛みを与えることをどうしても躊躇してしまう。
そのため、授業や教師課程で格闘技を行う時、防御主体になってしまう。
何度、指導官から攻撃しろと言われたことか。
だが、今は、それが活きている。
どうやら直江は、攻撃主体のようだ。
下手に打って出れば、おそらく格闘系では経験値のある直江に組みされてしまうだろう。
和彦の勝機は、おそらく焦って攻撃に出た時に生まれる隙を突くこと。
脇を固め、いつでも飛び退り、攻撃をかわせるように腰を下ろし、両脚の緊張を保ち、足首を慎重に動かしジリジリと直江との間合いを測り、移動する。
そして、、、
邪な薄笑いを浮かべた風間が、蓋の空いたポリタンクに足を掛ける。
ジリジリと移動する和彦、、、剥き出しのデカい尻が風間の前に近付いてくる。
背後を取ったっ!と思った瞬間、風間がポリタンクを蹴飛ばして倒す。
ドボッ
鈍い音を立て、ドロっとした液体、、、ローションが開いた注ぎ口から勢いよく溢れ、ブルーシートを進み、そして、和彦の両脚の下を濡らす。
そのタイミングを見計らい、直江が上半身の筋肉を浮き立たせ和彦に向け、一瞬、機敏に身体を動かす。
和彦を惑わせるフェイクモーション。
攻めてきたと勘違いした和彦は受け身を取ろうと、素早く足を動かす。
和彦は足元にローションが広がったことに気付いていない。
ズルッ!
和彦は見事に足を滑らせ体勢を崩し、派手な尻もちをつく。
見事な筋肉がブルーシートの上に転がる。
足はおっ広げられ、顔に驚愕が浮かぶ。
体勢を立て直すため、立ち上がろうとブルーシートに体重をかけた腕が再び見事に滑り、ツルンと和彦の上半身が砕けるようブルーシートに倒れる。
脚もバダバタさせるが元々がツルツルした素材のブルーシートの上を滑るだけ。
ギャハハハハ
生徒達はもがく教師の姿を指差しバカ笑いし、スマホにその姿を録画する。
そして、荒木はハアハアと荒い息をしながら、ラグビーパンツの上から股間を撫でている。
その股間はパンパンに張っている。
直江が動く。
おそらくオイルレスリングには慣れているのだろう。
転がる肉の獲物に駆け寄らず、スライディングを鮮やかに決め、和彦の傍らにガッシリとした自身の肉体を付け、そして、片腕を和彦のクビに絡め、そして、自身の片腕を握る。
決まった。
「クェェェェッ!」
甲高い悲鳴。
和彦の喉首が絞められる。
オイルに艶かしく輝く鍛えられた肉体がブルーシートの上で首を拘束されたままのたうつ。
首を絞める直江の腕を掴む太い両腕は厚く盛り上がり、苦しさから逃れようとのたうつ上半身には胸筋、そして、腹筋が浮かび上がる。
そして鍛えられて見事なフォルムの両脚は、逃げようとしても逃げられない苦しさに、動かしてもブルーシートの上を滑り、宙を蹴る無様を晒している。
逞しく美しい脚だからこそ惨めさ、憐れさが際立ち、見るものの嗜虐心を刺激している。
「クゥッ、、、、クゥゥゥゥッ!」
オイルがなければ、すぐさま落ちてもおかしくない。
が、直江の肌を濡らす滑るオイルが絞め技を完璧に決めることを妨げ、さらに、オイルのおかげで摩擦が減り、和彦がのたうつ余地も広がり、技を決めきれない。
それが、和彦にとって良かったのかどうか。
すぐに勝負が決まることはない、が、首を絞められる苦しさは続く。
筋肉に覆われた裸体を和彦は懸命に動かし、隙を作ろうとすることしか出来ない。
が、直江も、負けてはいない。
上半身、下半身は、ブルーシートにつけ、重心を安定させることに専念させ、和彦の首を絞める両腕に意識を集中させている。
和彦の顔色が赤から蒼に変わり始める。
限界が近づいてきている。
ベシャ、ベシャ、、、
とうとう和彦の片手がブルーシートで2度、滑る。
ギブアップのサイン、、、
「お~い、すぎやませんせぇ~、手を滑らしてどうしたんですかぁ~」
「ギブアップするならちゃんと床をたたかないといけませんよぉ~」
バカにする生徒達。
「くえっ、、、、ぎ、、、ギブゥ、、、アッ、、、グガッ!」
和彦の首が強く絞められ、声が途切れる。
「おしいっ!もうちょっとだったのにぃ、、、」
「ギブゥアッじゃ、何のことかわかんねえもんなぁ~」
和彦が残る力を振り絞り、上半身をのたうたせ、首を大きく振り、直江の太い腕を掴む両手に力を入れる。
首と絞める腕との間に少しだけ余裕が出来る。
「ギィ、、ギィブゥゥアァァァ、、、グボゲッ、、、ブホッ!ブォッ、、、」
ギブアップと叫ぼうとする和彦の顔に、ローションがぶちまけられた。
口の中に大量に入ったローションに噎せ、吐き出し、和彦のギブアップは邪魔される。
「ギャハハハッ!見ろよっ!鼻チョウチンっ!」
「なっさけねぇ~~っ!」
和彦の口からはダラダラとローションが、垂れ流され鼻の穴にもローションが詰まり、呼吸に合わせプックリと膨れ上がり鼻チョウチンとなり、パチンと破裂する。
そして、直江の腕と和彦の首との隙間にもローションが流れ込み、拘束するのが難しくなる。
「グゲッ!」
直江が最後に強く和彦の首を絞め、和彦を弱めたところで首のロックを外し、和彦の身体を首から投げる。
和彦の身体が見事にブルーシートを滑る。
その身体に生徒達がさらにローションをぶち撒ける。
どうやら簡単に勝負を付けさせる気はないらしい。
和彦は、勝利はおろか、簡単に負けることさえ許されない状況に追い込まれたようだ。
互いの隙を狙っている。
和彦は元々、個人で行う競技の選手だ。
戦う相手は己の体と、己の技術、そして、己の精神。
点数を競うライバル、共に点数を稼ぐチームメイトはいるが、競技の最中の敵は自分だ。
だから、対戦競技は得手ではない。
特に肉体をぶつかり合わせる格闘技は。
相手に痛みを与えることをどうしても躊躇してしまう。
そのため、授業や教師課程で格闘技を行う時、防御主体になってしまう。
何度、指導官から攻撃しろと言われたことか。
だが、今は、それが活きている。
どうやら直江は、攻撃主体のようだ。
下手に打って出れば、おそらく格闘系では経験値のある直江に組みされてしまうだろう。
和彦の勝機は、おそらく焦って攻撃に出た時に生まれる隙を突くこと。
脇を固め、いつでも飛び退り、攻撃をかわせるように腰を下ろし、両脚の緊張を保ち、足首を慎重に動かしジリジリと直江との間合いを測り、移動する。
そして、、、
邪な薄笑いを浮かべた風間が、蓋の空いたポリタンクに足を掛ける。
ジリジリと移動する和彦、、、剥き出しのデカい尻が風間の前に近付いてくる。
背後を取ったっ!と思った瞬間、風間がポリタンクを蹴飛ばして倒す。
ドボッ
鈍い音を立て、ドロっとした液体、、、ローションが開いた注ぎ口から勢いよく溢れ、ブルーシートを進み、そして、和彦の両脚の下を濡らす。
そのタイミングを見計らい、直江が上半身の筋肉を浮き立たせ和彦に向け、一瞬、機敏に身体を動かす。
和彦を惑わせるフェイクモーション。
攻めてきたと勘違いした和彦は受け身を取ろうと、素早く足を動かす。
和彦は足元にローションが広がったことに気付いていない。
ズルッ!
和彦は見事に足を滑らせ体勢を崩し、派手な尻もちをつく。
見事な筋肉がブルーシートの上に転がる。
足はおっ広げられ、顔に驚愕が浮かぶ。
体勢を立て直すため、立ち上がろうとブルーシートに体重をかけた腕が再び見事に滑り、ツルンと和彦の上半身が砕けるようブルーシートに倒れる。
脚もバダバタさせるが元々がツルツルした素材のブルーシートの上を滑るだけ。
ギャハハハハ
生徒達はもがく教師の姿を指差しバカ笑いし、スマホにその姿を録画する。
そして、荒木はハアハアと荒い息をしながら、ラグビーパンツの上から股間を撫でている。
その股間はパンパンに張っている。
直江が動く。
おそらくオイルレスリングには慣れているのだろう。
転がる肉の獲物に駆け寄らず、スライディングを鮮やかに決め、和彦の傍らにガッシリとした自身の肉体を付け、そして、片腕を和彦のクビに絡め、そして、自身の片腕を握る。
決まった。
「クェェェェッ!」
甲高い悲鳴。
和彦の喉首が絞められる。
オイルに艶かしく輝く鍛えられた肉体がブルーシートの上で首を拘束されたままのたうつ。
首を絞める直江の腕を掴む太い両腕は厚く盛り上がり、苦しさから逃れようとのたうつ上半身には胸筋、そして、腹筋が浮かび上がる。
そして鍛えられて見事なフォルムの両脚は、逃げようとしても逃げられない苦しさに、動かしてもブルーシートの上を滑り、宙を蹴る無様を晒している。
逞しく美しい脚だからこそ惨めさ、憐れさが際立ち、見るものの嗜虐心を刺激している。
「クゥッ、、、、クゥゥゥゥッ!」
オイルがなければ、すぐさま落ちてもおかしくない。
が、直江の肌を濡らす滑るオイルが絞め技を完璧に決めることを妨げ、さらに、オイルのおかげで摩擦が減り、和彦がのたうつ余地も広がり、技を決めきれない。
それが、和彦にとって良かったのかどうか。
すぐに勝負が決まることはない、が、首を絞められる苦しさは続く。
筋肉に覆われた裸体を和彦は懸命に動かし、隙を作ろうとすることしか出来ない。
が、直江も、負けてはいない。
上半身、下半身は、ブルーシートにつけ、重心を安定させることに専念させ、和彦の首を絞める両腕に意識を集中させている。
和彦の顔色が赤から蒼に変わり始める。
限界が近づいてきている。
ベシャ、ベシャ、、、
とうとう和彦の片手がブルーシートで2度、滑る。
ギブアップのサイン、、、
「お~い、すぎやませんせぇ~、手を滑らしてどうしたんですかぁ~」
「ギブアップするならちゃんと床をたたかないといけませんよぉ~」
バカにする生徒達。
「くえっ、、、、ぎ、、、ギブゥ、、、アッ、、、グガッ!」
和彦の首が強く絞められ、声が途切れる。
「おしいっ!もうちょっとだったのにぃ、、、」
「ギブゥアッじゃ、何のことかわかんねえもんなぁ~」
和彦が残る力を振り絞り、上半身をのたうたせ、首を大きく振り、直江の太い腕を掴む両手に力を入れる。
首と絞める腕との間に少しだけ余裕が出来る。
「ギィ、、ギィブゥゥアァァァ、、、グボゲッ、、、ブホッ!ブォッ、、、」
ギブアップと叫ぼうとする和彦の顔に、ローションがぶちまけられた。
口の中に大量に入ったローションに噎せ、吐き出し、和彦のギブアップは邪魔される。
「ギャハハハッ!見ろよっ!鼻チョウチンっ!」
「なっさけねぇ~~っ!」
和彦の口からはダラダラとローションが、垂れ流され鼻の穴にもローションが詰まり、呼吸に合わせプックリと膨れ上がり鼻チョウチンとなり、パチンと破裂する。
そして、直江の腕と和彦の首との隙間にもローションが流れ込み、拘束するのが難しくなる。
「グゲッ!」
直江が最後に強く和彦の首を絞め、和彦を弱めたところで首のロックを外し、和彦の身体を首から投げる。
和彦の身体が見事にブルーシートを滑る。
その身体に生徒達がさらにローションをぶち撒ける。
どうやら簡単に勝負を付けさせる気はないらしい。
和彦は、勝利はおろか、簡単に負けることさえ許されない状況に追い込まれたようだ。
11
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる