​【罠】聖域・忠犬先公達の檻

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五月:体育倉庫

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藤崎竜之介は人心の掌握術を心得ていた。

恐怖で縛るのは得策ではない。

いつか反乱が起こる。

絶望の淵にいる人間に、たった一筋の“偽りの光”を掴ませ、自らその光、、、竜之介の存在へとへと縋り付かせるのだ。

恐怖よりも絶望、、、

「お前達っ!さっさと教室へ戻れっ!」

竜之介の凛とした声が、体育館を静まり返らせた。

「お前ら、杉山先生に何をしたか分かっているのか。後でちゃんと謝罪しろっ!そして、今この場で行われたこと、撮った写真はすべて消せっ!いいか?もし誰かに漏らしてみろ、俺が黙っていないぞ」

竜之介の圧倒的な威圧感に、生徒たちは顔を見合わせ、蜘蛛の子を散らすように去っていった。

出ていく時に、結城、梶山らとは、意味ありげな視線を交わす。

そして、鞍馬の横でヒクヒクと剥き出しの身体を震わせる教師の横へと近づく。

「杉山先生……大丈夫ですか?もう、僕がついています」

竜之介は、床に崩れ落ちた和彦の、コブのように盛り上がる筋肉が惨めに震える肩に、自分の制服のジャケットを脱いで、優しくかけた。

「あ、ああ、、、藤崎、、、くん、、、」

和彦は涙に濡れた顔を上げ、この場を納めてくれた竜之介を救いの騎士のように見詰めた。

竜之介は和彦の身体を支えるように抱き寄せる。

和彦は震えながら、なすがままとなる。

「先生、誰か来たらマズいから、一度、体育倉庫の方へ行きましょう」

和彦の背に手を当て、立ち上がるように促す。

和彦の脚は産まれたての子鹿のように震えている。

股間のイチモツだけが硬さを保ち、天を突いている。

二人は薄暗い体育倉庫の中に入り、扉を閉める。

跳び箱やマットの独特の匂いが鼻をつく。

和彦はジャケット一枚を羽織っただけの全裸で、今なおビンビンに屹立したままのイチモツを晒しながら床にへたり込んだ。

「もう、ダメだ、、、僕は、、、教師失格だ、、、あんな、あんな姿を、、、」

和彦は両手で顔を覆い、子供のように号泣し始める。

そんな彼を、竜之介は背後から包み込むように強く抱きしめる。

「そんなことないですよ。先生は、誰よりも一生懸命な立派な先生です。悪いのは、先生を追い詰めたあいつらだ。悪ふざけにも程がある。後で、謝らせますよ、、、」

竜之介の指が、和彦の髪を優しく梳き、耳元で甘く囁く。

「大丈夫ですよ、、、杉山先生、、、僕が付いています。僕だけは、なにがあろうと先生を支持する味方ですよ。信じてください。何かがあったら、僕だを頼ってください、、、先生、、、」

「ふ、ふじ、、、さき、、くん、、、ありがとう、、、」

先程、自分が晒した痴態、生徒の仕打ちにボロボロになった和彦は心の底から救いを感じ、竜之介の身体に身を寄せる。

その瞬間、竜之介の手が、和彦の猛り狂うイチモツに、熱い掌を重ねた。

「ひっ!、、、だ、ダメだよ、そんなところ、、、っ」

和彦の筋肉に覆われた身体が反射的に跳ねる。

だが、竜之介は、グイッと和彦の身体に回した手に力を入れ、引き寄せる。

そして、イチモツへの愛撫を続ける。

その指の動きは、驚くほど丁寧で、慈しみに満ちていた。

「ダメじゃないですよ。こんなにパンパンになって、、、このままの姿で体育館を出るつもり? 誰かに見られたら、ヤバいでしょ、、、だから僕が、鎮めてあげますよ、、、任せて、、、杉山先生、、、」

耳元で囁く。

甘い竜之介の声に、和彦の脳みそが痺れる。

「あ、ぁっ」

竜之介の巧みな指使いが、敏感になりきった裏筋から、狩首へと丁寧になぞる。

その突き抜けるような快感に、和彦の防波堤は音を立てて崩れ去った。

和彦は、生徒の胸に顔を埋め、自ら重厚な筋肉の鎧に包まれた肉体を委ねる。

竜之介の熱い掌が和彦の猛り狂うイチモツを握り、根元から先端にかけ力強く扱き出す。

「クッ!クオッ!」

たまらず和彦は喘ぎ声を上げる。

瘤のような固い筋肉の塊に覆われた身体が快感にのたうち、筋肉の形が浮かび上がる。

それを満足げに竜之介が見下ろす。

和彦が縋るように、甘えるように竜之介を見上げる。

竜之介は、その半開きになっている教師の唇に、己の唇を重ねる。

「ふっ!ん、むぅ……っ!?」

和彦は目を見開いたが、鼻先をくすぐる少年の清潔な匂いと、裏筋を執拗に攻める巧みな指の動きに、瞬く間に思考が白濁していく。

和彦は抗うのを止め、自ら竜之介の首に腕を回すと、激しく舌を絡め合わせた。

激しく舌を絡めながら、竜之介はパンパンに膨れ上がった先端を、親指でじっくりと、円を描くように練り上げた。

「あ、ぁっ、ぁああッ!」

和彦は、甘い悲鳴を上げた。

これまでに体験したことのない、狂おしいまでの快感。

それは、尊敬し、愛する純一と身体を交わし、最高の喜びだと感じたあの行為が、子供の遊びに感じるほどだった。

薬のせいだとは知らない和彦。

竜之介の温もりが、指の動きが、舌の絡みが、純一との行為を上書きしていく。

「先生の身体、、、鍛えられていて逞しい、、、」

竜之介が、和彦の筋肉を愛撫し始める。

盾のように厚い胸板をさすり、乳首を摘む。

「ん、あ、あぁぁあッ! ふ、ふじさきくん、、、だめ、、、ダメだよぉ、、」

和彦は、ダメだと言いながらも拒まない。

竜之介の指使いが速度を増す。

和彦の肉体は限界へと近づく。

イチモツを握った竜之介の掌の動きが激しくなる。

「あっ、あおあぁぁぉあおぉぅぅぅぅ~~~っ」

吠えるような叫びとともに、和彦の重厚な筋肉の鎧が波打つように痙攣し、次の瞬間、純白の熱い精が宙を迸る。

「はぁ、はぁ、はぁっ!」

竜之介の上半身に身体を預け、和彦は激しく喘いだ。

「気持ちよかった?先生、、、」

そう言いながら、射精の余韻に震える和彦の額に竜之介は慈しむようにキスをした。

和彦は濡れた目で生徒の整った顔を見上げる。

そして、寵愛を求めるように唇を上げる。

竜之介は優しい目で和彦と唇を重ねる。

和彦は褒美のお菓子でも味わうように竜之介の唇を激しく吸う。

それが、“飼育”の始まりであることも知らずに。
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