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♡あげまん♡
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うだつの上がらない人生を送っている樺島良輔は、休日に近所の山に登るのが習慣だった。
「仕事の疲れを、山に癒してもらうんだ」
山の中腹に差し掛かった時、見慣れない露店があった。
「あれ?こんな所に露店?はじめて見たな」
のぼりには『あげまん』と書かれていた。
「ものは試しだ、買ってみよう」
樺島は『あげまん』を一つ注文した。
「お買い上げありがとうございます!」
そう言いながら中から妙齢の美しい女性が出てきた。樺島はあげまんを渡されるのを待ったが、一向にその気配はない。
「えっと…『あげまん』は?」
「はい、ここにございます!」
そう言って女性は微笑み、自身の『あげまん』を樺島に差し出した。それからだ、樺島の人生が上向いたのは。
「仕事の疲れを、山に癒してもらうんだ」
山の中腹に差し掛かった時、見慣れない露店があった。
「あれ?こんな所に露店?はじめて見たな」
のぼりには『あげまん』と書かれていた。
「ものは試しだ、買ってみよう」
樺島は『あげまん』を一つ注文した。
「お買い上げありがとうございます!」
そう言いながら中から妙齢の美しい女性が出てきた。樺島はあげまんを渡されるのを待ったが、一向にその気配はない。
「えっと…『あげまん』は?」
「はい、ここにございます!」
そう言って女性は微笑み、自身の『あげまん』を樺島に差し出した。それからだ、樺島の人生が上向いたのは。
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