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♡やっぱり笑顔に谷間、これに限るわ♡
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美奈は大学の講義中暇だったので、ちぢれ毛を抜いてフリマアプリに出品していた。
「N大学2年法学部の女子のちぢれ毛、お値段22222円」
出品してから数分でいいねが50を超えた。だが購買には至っていない。何か決め手が足りないのだろう。美奈は隣の男子にちぢれ毛を持った美奈の写真を撮るように命じた。
「顔の下半分から撮ってね、編集めんどくさいから」
「え、あ…はい…」
写真係の法学部の一年生、戸田明夫は、美奈の命令通り写真を撮った。
「うーん、いまいちね」
「す、すいません」
「ああ、写真の出来じゃなくて、被写体の問題ね、被写体の。やっぱり笑顔に谷間、これに限るわ」
美奈は着ていたニットセーターの胸元をぐいと下げて、少しブラジャーが見える感じにして、ニコッと笑った。
『パシャッ』
「ど、どうでしょう?」
「うん、いいじゃない!」
美奈はその写真を添付して出品した。1分後、売れた。
「何だよコンビニ払いかよ」
「ちょっとー、そこうるさいぞー」
教授の袴田洋次郎が美奈たちを注意した。美奈は先ほどの行動が法に反するかどうかを教授に聞いた。
「法には触れんなぁ、だがマナーには反するよなぁ」
講義が終わり、美奈はちぢれ毛を梱包しに家に帰った。戸田明夫はコンビニに支払いに行った。
「N大学2年法学部の女子のちぢれ毛、お値段22222円」
出品してから数分でいいねが50を超えた。だが購買には至っていない。何か決め手が足りないのだろう。美奈は隣の男子にちぢれ毛を持った美奈の写真を撮るように命じた。
「顔の下半分から撮ってね、編集めんどくさいから」
「え、あ…はい…」
写真係の法学部の一年生、戸田明夫は、美奈の命令通り写真を撮った。
「うーん、いまいちね」
「す、すいません」
「ああ、写真の出来じゃなくて、被写体の問題ね、被写体の。やっぱり笑顔に谷間、これに限るわ」
美奈は着ていたニットセーターの胸元をぐいと下げて、少しブラジャーが見える感じにして、ニコッと笑った。
『パシャッ』
「ど、どうでしょう?」
「うん、いいじゃない!」
美奈はその写真を添付して出品した。1分後、売れた。
「何だよコンビニ払いかよ」
「ちょっとー、そこうるさいぞー」
教授の袴田洋次郎が美奈たちを注意した。美奈は先ほどの行動が法に反するかどうかを教授に聞いた。
「法には触れんなぁ、だがマナーには反するよなぁ」
講義が終わり、美奈はちぢれ毛を梱包しに家に帰った。戸田明夫はコンビニに支払いに行った。
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