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♡ 私は、とにかく色々なものをウダツの上がらない男どもにぶっかけてやりたいの♡
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佐渡若菜(25)はパッとしない生活を送っていた。その理由について喫茶店で片手間に考えたら、すぐ答えが出た。
「やりたいことをやっていないからだ」
あまりにも単純な答えに飲んでいたコーヒーを吹いた。そのコーヒーが隣に座っていた椎名次郎(48)の顔にかかった。
「これよ、これが私のやりたかった事よ」
若菜が椎名次郎の顔を真っ直ぐに見つめながら言った。
「ぼ、僕もです」
次郎は頬を赤らめながら若菜の瞳をとろんとした眼で見ながら言った。
2人はそれから話し合った。
「私は、とにかく色々なものをウダツの上がらない男どもにぶっかけてやりたいの」
「ぼ、僕はとにかく色々なものをぶっかけられたいです・・・あ、勿論綺麗な人の口から、ですけど」
「それでかけられてどうするの?」
「おっきくなります」
「それで?」
「できればかけられながらこすられたいです」
「私はこすりたくないわ」
「ああ・・・・」
「こすってくれる人を探しに行く旅に出なさい」
「はい」
そうしてウダツの上がらない人生を送っていた椎名次郎(48)は旅に出た。若菜は今日もこの喫茶店で、ウダツの上がらない男どもに色々なものをぶっかけている。
「やりたいことをやっていないからだ」
あまりにも単純な答えに飲んでいたコーヒーを吹いた。そのコーヒーが隣に座っていた椎名次郎(48)の顔にかかった。
「これよ、これが私のやりたかった事よ」
若菜が椎名次郎の顔を真っ直ぐに見つめながら言った。
「ぼ、僕もです」
次郎は頬を赤らめながら若菜の瞳をとろんとした眼で見ながら言った。
2人はそれから話し合った。
「私は、とにかく色々なものをウダツの上がらない男どもにぶっかけてやりたいの」
「ぼ、僕はとにかく色々なものをぶっかけられたいです・・・あ、勿論綺麗な人の口から、ですけど」
「それでかけられてどうするの?」
「おっきくなります」
「それで?」
「できればかけられながらこすられたいです」
「私はこすりたくないわ」
「ああ・・・・」
「こすってくれる人を探しに行く旅に出なさい」
「はい」
そうしてウダツの上がらない人生を送っていた椎名次郎(48)は旅に出た。若菜は今日もこの喫茶店で、ウダツの上がらない男どもに色々なものをぶっかけている。
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