上 下
16 / 58
第2章 岡山県1

03 学校に行こう

しおりを挟む
1日だけの検査入院から戻った俺とソフィーさんは日和を呼び出し、二人で一緒に説教した。
「とりあえず日和さんは直接何かした訳ではありませんが、なりすます行為というのはあまり推奨されるような事ではありません。しかも今回博之君が無事だったけどもしかしたらとんでもない怪我を負っていたかもしれないのですからね?わかりますか?」
理詰めで怒られるのって見てる側でもなんとなくこう…日和の弁護をしたくなるって言うか…
「ソフィーさん、一応俺はこの通りピンピンって感じで、日和もいい加減自分がした事で起きた事ってのは理解できたと思うからそろそろ…」
「お兄ちゃん、『ピンピンって感じ』って言い方はちょっと頭が悪い感じに聞こえるから、できれば『ピンピンしてる』とか、『五体満足』って言い方した方が良いと思うよ?」
「フッ…どうも日和は自分がどんな悪いことをしたのかまだ理解が出来てなかったみたいだな。しょうがないこれを着てこい」
「博之君…本当にそれヤラセルノデスカ?」
「悪い事をしたら反省する姿勢が見えるまで説教か、とっても恥ずかしい思いをさせて絶対に忘れられない状態にする。これは親父と母さんが決めたうちのルールなんだ。俺は幼少の頃にそのルールに則って親父愛用の腰蓑だけを装備させられて真夏の海岸で『ヘイ!リンボー♪』って叫びながらリンボーダンス20往復をさせられたんだ」

「ワーオ…ソコマデシマスカ…」
今ソフィーさんがドン引きしたのが分かった。

「ちなみにお兄ちゃんが言ってた幼少の頃って言うのは1年半ぐらい前の事で、これがその時の映像です『ヘイ!リンボー♪』」
「そんな細かい事はいいんだ!!って言うかなんでお前がそんなの持ってるんだよ!『ヘイ!リンボー♪』消せよ!!」
「それってもしかしたらお母様が教えてくれた涙の『ヘイ!リンボー♪』ドゲザ謝罪エピソードの事ですか?」
「そうそう。お兄ちゃん高校1年の夏にやらかしたの。『ヘイ、リンボー…声が小さい!もっと楽しそうに!!』って言うかこれはお父さんもお母さんも自分のスマホに入れてるから今消してもすぐに送られてくるよ?父さんとか毎日必ず1回以上見てるとか嬉しそうに言ってたし?」
「だからそんな細かい事はいいんだってば!(泣)『ヘイ!!リンボー!!いいぞ!もっとだ!!熱くなれ!!!』っていうかそろそろその動画を止めてくださいお願いします…クッ…『ヘイッ!!リンボ~♪笑顔が良いぞ!最高だぜ博之!』」

ちきしょう…なんで日和が泣く予定だったはずなのに俺が泣いてるの?
親父のとても嬉しそうな声が聞こえてくるたびにあの時の事が臨場感たっぷりに思い出されてしまい涙が止まらない…

「クスン…とりあえずそれ、ソフィーさんのハイスクール時代のユニフォームらしいから汚すなよ」
「まぁ…悪い事したってのは分かったから着るけど…」
日和が渡されたオレンジとイエローとブルーの色彩でちょっとギザギザって感じの派手なミニスカート&ピチピチTシャツ?&ブルースパッツ&ミニキラキラボンボンを持って俺の部屋から出て行った。
ちなみに1日入院が終わって家に戻る時にソフィーさんにド〇キに寄ってもらえるようにお願いしたんだけど、スマホで検索してみた結果、近場のドン〇が片道1時間以上かかる場所に在ったのと、彼女が自分の持ってる服を貸してもイイって言ってくれたのでそれを借りる事になった。
なぜソフィーさんがそんな物を日本に持ち込んでいたのかの説明はまだしてもらってないが、たぶんそのうち毎日のセックスでマンネリ気分が感じられ始めた頃に俺の前で着てくれる気だったのではないかな?なーんて思ってる♡

そして10分ほどして日和がシクシク泣きながら部屋に入ってきた。

「スンスン…お兄ちゃん、このピチTシャツだけは勘弁してくれないかな?もしあれなら上はブラだけでやるから…シクシク」
日和の胸元が、ピチTシャツの一部分だけがおばあちゃんの胸元…たらちねの~…みたいな感じにぶかぶかな状態で余って皺が寄った状態でちょっと垂れていた。

「oh…ちなみにソフィーさんって高校生の頃どんなオッパイだったの?」
「ンーそうですねぇ…そのチアユニフォームを着たのは、ハイスクールの頃…ンーたぶんこっちの2年生?の頃です。確か…その頃は98のHカップぐらいだったかな?最終学年の頃はもう少し大きかったかもですねー。それと…最近…少し前はもうちょっと緩んでいたけどここの所少ーしシェイプアップ出来てスリムになってます♡」

スリム…スリム?

その言葉は日和みたいな華奢な体格の少女が言うなら理解できるが、ソフィーさんの場合はグラマラス♡とかマーベラス♡とかファンタスティック♡って表現の方があってる気がする。

しかし…日和も胸に関しては母さん譲りでそこそこあるはずなんだけど…余るのかぁ…しかも胴の辺りと肩の辺りは普通にピチピチ♡って感じだから落差がすごい事になってる。

さすがにアレは心に来るモノがあるんだろうなぁ…見てるだけで戦闘力の差が感じられてとても可哀そうな気がするもん。

とりあえず日和が泣くほど反省してるのは理解できたので、一応本人が言った様に上は脱ぐ事を許してやった。
その結果、赤黒ギンガムチェック柄の胸元の赤いリボンが可愛らしいブラジャー姿のチアガールが『ヘイッ!オニイチャン♡L♡O♡V♡E♡アイシテル~♡イェエ~~~~~~イ!!』なんて言ってる最後チョットだけヤケクソ気味のラン、ジャンプ、開脚ジャンプ、前ハイキックな動きのソフィーさん監修リアルチア動画(日和ソロVer.)が手に入った。

さすがにこんなのをTwi〇terに上げたら消される可能性が高いって日和とソフィーさんに止められたので、なぜこんな動画を撮る事になったのかの説明を添付して親父と母さんに送っておいた。
「ばあちゃんには送らなくてもいいのかな?」
「お兄ちゃんのあの動画をこの間初めて見たって言ってたから送らなくてもいいんじゃないの?」

もしかしたら日和はいろんな所で俺の『ヘイ!リンボー♪』な動画を見せてるのかもしれない。
なんとかしてあの動画を回収する方法が無いモノか…


俺は色々と悩みながら次の日、半月ほど経てば冬休みになる親父が昔通ったって言う高校にソフィーさんの車に乗って行く事になった。
本当なら、最初の数日の間ばあちゃんの家からばあちゃんの運転する軽自動車で学校まで送迎してもらえる予定だったのだが、昨日の入院騒ぎでこれからも何があるか分からないからできるだけ病院に近い場所に居た方が良いという判断の元、冬休みになるまでの間俺がソフィーさんの家に居候する事が決まった♡
そして当然だが日和はばあちゃんの家に戻った。その結果誰かに見られたり聞かれる心配が無くなった俺とソフィーさんは、本能の赴くまま体力の続く限りメチャクチャセックスした♡

「一応私は保健室に常駐する事になります。もし時間がとれるようなら休み時間にいつでも来てくださいねっ♡」
車から降りる時にそう言って頭を持ってチューしてくれた♡
昨日の頑張りがこうして結果にすぐ結びついたら明日も頑張ろうって生きる活力になるね♡
「うん♡すぐ遊びに行く♡濡らして待ってて♡」
「ふふっ♡さすがにそんな状態で待ってたら別の生徒に見られてしまうかもしれなからイヤよ♡」
「じゃぁがんばって気持ちよくなってもらう~♡」
「楽しみにしてるわね♡」

博之とソフィーはちょっとの間、車の中でお互いの体に手を伸ばしイチャコラ楽しんでから校舎に向かった。
ソフィーの出勤時間に合わせて車で来た博之は少しばかり時間を持て余していた。
とりあえず学校が指定した時間までは少しあったのでひとまず校舎に入らずにグラウンドの周囲や校舎近くの敷地内を散策する事にした。

「さすが親父の母校だ、すっごい田舎だな。確か1学年2クラスって言ってたけど前の学校に比べてもかなり少ないな…」
前の学校は1学年4クラスあった。クラスの人数が男女合わせて20人ぐらいだったので少し少ない感じではあったが、ここもクラスの人数は同じぐらいで総数で半分程度。
もしかしたら田中とか佐々木みたいな心の親友…まぁ悪友みたいなものか、そんな関係になれる様な奴ってできないかもしれないなぁ…こっちにもフルチンでプールにダッシュ飛び込みできるような奴っていればいいんだけどなぁ…

中学生の頃の事を思い出しながら懐かしい思い出に浸りつつ校庭の端の辺りを歩いていたらトラックをランニングしながら追い越していく女の子達の集団が居た。

おっ…あの一番前を走ってる子…10人ぐらいの男とやってるな…なかなかにビッチちゃんじゃん♡
その後ろの子は処女で…大体女の子の半分ぐらいが1人か2人と経験してるって感じなのね。
田舎でもそこそこ経験してる子っているんだなぁ…



んっ?!



今俺…なんで女の子達の経験人数が分かった?!
って言うか女の子達の経験人数が体を見ただけで分かるって何?!
コワイ?!

ジャージに包まれた女の子の体に意識を向けると右目がちょっと熱い感じがして10本ほどの昔の自分のオチンチンと似た様なサイズの形が見えた気がした。曲がり方は色々で太さは前の自分のが若干負けてる気がする。
そして彼女の膣のサイズがセシリアさんに入った俺のチンポサイズよりちょっとだけ小さいのがなんとなく感じられた。
そして彼女は後ろの穴も似た様なサイズを受け入れられる様になってるみたいだ。
なんとなく俺のあのサイズのチンポを同時に2本入れられそうな気がする。

って…なんで俺にあの子のジャストサイズチンポがわかるんだ???
あっ、ちょっと見すぎたかな。先頭を走っていた女の子がもう一回トラックを回ってきて俺の方をチラッと見てちょっと顔を赤くしてまた通り過ぎて行った。

あっ…彼女に歩いて近付いて、おもむろにおっぱいを鷲掴みして頭を片手で押さえながら舌を口にねじ込んだら確実に落ちるんだ…なるほど…って?!

えっ????

俺、もしかしたらあの事故で何かの能力者になったのか?!
女の落とし方が分かるジゴロ能力者?!



…なんてクズ男能力…でも嬉しい♡



って言うか100%の確率で落とせるって断言出来るのがなぜなのかまったく分からないが、これは間違いないって感じる。
足元に転がってる手に収まるサイズの小さな石をこれは手で持ち上げられるって分かる感覚と似た感じに断言できる気がする…なんで?…そもそも俺、どうしてこんな能力に目覚めたの?

それから俺は女の子を見かける度に体に意識を向けてみた。
そして女の子の裸が見えた気がしたのと同時にどうやったら確実に落とせる(セックス出来る)のかが分かる事に気付いた。
どうも右目がそんな何かを見てるらしい。

右目…そう言えば俺の右目…右目と言うか顔の右側か、救出された時に確か火傷を負ってたって聞いた。
でも炎症もおきずにすぐに落ち着いたから、その後は特に処置も何もしてなかったらしいけど、少しの間、目が見え難い感じがしていた。

下半身は特に傷を負ってなかったみたいな事を言われたけど、そう言えばあの時…ヤンキー連中に追われた時だが、今までの走る速さではなかった気がする。
って言うかそもそも俺のオチンチンのサイズが変になってたよな。セシリアさんが乗って楽しんでくれたサイズは長さ30cm+αカリ径5cm以上ってモンスターレベルだった…

右腕と左腕は裂傷と骨折…骨折と言うか左腕は皮だけがつながった状態でほぼロスト状態。

俺の左手だが…昨日からなぜか右手と同じ様に文字が書ける。右腕もなんだか筋肉の付き方がちょっとイイ感じ…というか、あのソフィーさんのたわわな体を片腕で持ち上げて駅弁状態で何分もの間ぐりんぐりん突き上げられるっていうのも今考えてみればかなりおかしい…
もしかしたら俺の下半身も腕同様何か大変な状態になっていた…のか?
病院の奇特な人がチンポ増強マシーンで育成してくれたとばかり思ってたけど…もしかしたら全身に何か異変が…?

おいおい!俺の体で何が起こってるんだよ?!

『き⤴んこ⤵んか⤴んこ⤵ん♪き⤵んこ⤴んか⤴んこ⤵ん♪』

チャイムが鳴ったらしい…とりあえず職員室に行くか。
俺は、この時初めて自分の体の異変に気づいた。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

不撓不屈

現代文学 / 連載中 24h.ポイント:1,292pt お気に入り:1

もどかし遊戯

BL / 連載中 24h.ポイント:56pt お気に入り:2

憂鬱喫茶

ホラー / 完結 24h.ポイント:85pt お気に入り:0

桜の君はドSでした

BL / 完結 24h.ポイント:106pt お気に入り:15

貴方のために涙は流しません

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:37,893pt お気に入り:2,403

メロカリで買ってみた

キャラ文芸 / 連載中 24h.ポイント:106pt お気に入り:10

文化祭

青春 / 完結 24h.ポイント:255pt お気に入り:1

【おまけ追加】攻略対象は、モブ婚約者を愛している【本編は完結】

恋愛 / 完結 24h.ポイント:44,808pt お気に入り:668

さよならイクサ

現代文学 / 完結 24h.ポイント:447pt お気に入り:0

処理中です...