悪役令嬢は双子の淫魔と攻略対象者に溺愛される

はる乃

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旧ver(※書籍化本編の続きではありません)

色欲の悪魔・アスモデウス★

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本当に暫くは平穏な日々が続いていた。
それなのに……

ヴィクトリアは眉尻を下げ、困った顔をしながら周囲をキョロキョロと見回し、躊躇いながらも、ゆっくりと歩を進めていく。

嗚呼、どうしよう。
また夢渡りしてしまった。
フィルとナハトにお仕置きされてしまう……

『ここはどこ……?誰の夢?』

いつもなら、すぐに誰の夢か分かるのに。

何処かのお屋敷?
それともお城?
我が家では無いし、私の知ってる王宮とも違うみたい。
長い廊下を歩いて行くと、突き当たりに部屋があった。
いつもなら、自然と開く扉が、何故だか堅く閉ざされている。

そうして、直感した。
この部屋は開けてはいけない部屋・・・・・・・・・・
私は恐らく、夢渡りしたのではなく、ここへ誰かの力で招かれたのだと。

入ってはいけない。
夢渡りではないから、フィルやナハトも、私の精神体が身体に居ないと、気付いてないかもしれない。
何かあったらまずい。

そう思った私は、急いで踵を返そうとしたけれど、突然勝手に扉が開き、中からいくつもの長く黒い何かが伸びてきて、私の身体を拘束し、室内へと引摺り込む。

『いやっ……!離して……!』

抵抗するも、余計にその黒い何かが絡みつくだけで、全く歯が立たない。いつの間にか私の両手は頭の上で一纏めにされていて、両足も片足ずつ拘束されてしまっていた。

どうやら長く黒い何かは触手のようで、ヌルヌルとした粘液を纏っており、粒々とした小さなイボのようなものが無数についている。
そして、まるで己の意思があるかのように蠢く触手はヴィクトリアを拘束するもの以外にも沢山あって、やがてそれらはヴィクトリアの身体中を這っていく。

『やだ……止めて……!』

身体中を這っていく触手の感覚に肌が粟立ち、ヴィクトリアは嫌だと口にするけれど、触手はそんなヴィクトリアを嘲笑うかのように、ネグリジェの上から一番敏感なところを擦り上げていく。
豊満に成長した柔らかな双丘の形を変え、その先にある頂きの上をヌルヌルした触手が何度も這い回る。下半身も、拘束していた触手によって両足をぱかっと開かされ、ショーツの上から秘処の上をイボのついた触手がヌルヌルと上へ下へ這っていき、触手を嫌悪する気持ちとは裏腹に、段々と気持ち良くなってきてしまう。

『やだ、やだ……!そんな風に擦っちゃ……』
『ほぉ。サキュバスなのに、人間のような反応をするのだな』
『……っ?!』

夢なのか、別の精神世界なのかは分からないが、漸くヴィクトリアをこの場に喚んだらしい誰かが声を発した。

『誰……?何処にいるの?』
『見目も可愛らしいな。いや、美しいといった方がいいか。ふむ。……お前、私に会いたいか?』
『え?…………あの、やっぱりいいです。遠慮致します。なので、今すぐ私を解放して下さいませんか?』
『………………私に会いたくないのか?』

ヴィクトリアは戸惑った。
自分をこんな状況に陥れた相手だ。会ったら何をされるか分からない。だが、会いたくないのか?と訊いてくる声は、明らかに落ち込んでいる。
何故そこで落ち込む?
落ち込みたいのは、むしろ自分の方だろう。納得出来ない。

『何故私にこんな事をなさるのですか?それに、どうして私がサキュバスだとご存知なのですか?』

ヴィクトリアがそう問い掛けると、未だ姿の見えない誰かは、自信満々で答えた。

『私には“魔を見透す眼”があるのだ。その眼の力で、新たなサキュバスの誕生を知った。普通はただの眷属に興味など持たないのだが……』
『きゃあっ!』

ズルルルっと、会話の間動きを止めていた触手が再び動き始め、ヴィクトリアの敏感なところを這い回っていく。
身体中が触手の粘液でベタベタで、何故だかとても熱い。

『身体が魔物に転化したにも関わらず、人間の意思が残っているなんて珍しいからな。この触手はお前を歓迎しようと思って用意したものだ。通常であれば、コイツらは獲物を快楽漬けにして精気を搾り取り、最終的に死に至らしめる魔物なのだが、私の命令で今は相手が快楽を感じる度に精気を与えるようになっている。だから安心しろ。それにコイツらの粘液には媚薬効果もあるからな。とても気持ちが良いだろう?』
『……?!』

そんな歓迎要りませんから!!
本当に誰なの、この人?
確かに生粋のサキュバスであったなら喜ぶ……?のかもしれないけど、少なくとも私は喜ばないから!

『か、歓迎して下さるのは有り難いのですが、今すぐ触手から解放して下さい……!』
『何故だ?遠慮しているのか?気にしなくていいぞ。サキュバスは快楽に貪欲だ。現に、お前の身体は悦んでいるではないか』
『よ、悦んでなんか……』
『分からないか?……こんなにも甘い蜜を滴らせているぞ?私のもてなしを気に入ってくれたようだな』
『やっ……!止め……っ……やぁあん♡♡』

ニュルニュルと秘処を滑っていた触手の先端がパカッと割れた。割れた中は更に小さな突起が沢山ついていて、妖しく小刻みに蠢き、ダラダラと沢山の粘液を涎のように垂れ流している。
ヴィクトリアがまさか、と思った次の瞬間、ぱかりと割れた先端部分が、ショーツの上から秘処へと吸い付いてきた。

『ひゃあああんっ♡♡』
『良い鳴き声だ。もっと聞かせろ』

沢山の蠢く突起が、小刻みに震えて振動しながらヴィクトリアの敏感な部分を責め立てる。ショーツ越しに、柔らかな花弁や小さな花芽、蜜口を無数の突起がついた触手の口で擦られ嬲られて、否が応にも高みへと追い詰められていく。

『は、離して……っ!……だめぇ♡♡』
『イキそうか?なら、遠慮なくイっていいのだぞ。イったら褒美として私の姿を見せてやる。ほら、私に会いたいのなら、思いっきりイクがいい』
『別に私は……あぁっ♡♡』

ヴィクトリアの身体がビクンと震えた。
小さな突起だらけの細い触手が、ショーツの隙間から入り込み、蜜口の入口辺りを出たり入ったりちゅぽちゅぽしている。
突起全てがブルブルと振動していて、こんな得たいの知れない触手の魔物に感じたくなんかないのに、ヌルヌルとした粘液に含まれる媚薬のせいなのか、気持ち良くて堪らない。
少しの刺激にも身体が反応してしまう。拘束され、身体が宙に浮いてしまっているヴィクトリアからは、絶え間なく甘い蜜が滴り落ちて、床には蜜溜りが出来てしまっている。

『随分と感度の良い淫乱な身体だな。だからインキュバスに目をつけられたのか?こんなに蜜を滴らせて、床を蜜で汚して、仕様のない奴だ。』
『ひあっ♡♡だめっ、中はだめなのぉ♡♡』
『駄目?……こんなになっているのに、おかしな事を言う。私の前で、はしたなくイってしまうのが恥ずかしいのか?い奴だ。ほら、私にお前の恥ずかしいイキ様を見せてみろ。』
『ひぅっ?!やっ、あっあっ……♡♡』

入口辺りでちゅぽちゅぽしていた触手が、突起をブルブル振動させながら奥まで一気に挿ってきた。
瞬間、ヴィクトリアの頭の中が真っ白に弾ける。


『いけ』


* * *
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