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勘違いかもしれない
「まず、私はレイハルのことが好きでした。今はそういう感情ではありませんので堂々と宣言します」
「うむ、俺も幼馴染としてシャーリャは大事だしこれからも良き関係を築きたいとは思っている」
「はい?」
あれれ。
レインハルト様の言い方がおかしい。
無意識にレインハルト様のお顔を拝見したが、相変わらずのかっこいい……じゃなくて、嘘を言っているような顔ではない。
「正直に言うと、レイハルとお姉さまの婚約はどうしても納得ができなくて、何度も終わってくれれば良いのにと思っていたくらい悔しかったです」
「……それも知っている」
ここで、『俺も納得がいかなかった』とでも言ってくれれば私はすぐに身を引く準備はできている。
おそらくレインハルト様と密着していられるのはこれが最後だろう。
「私はお姉さまに対して『レイハルがミリアナさんのことを嫌いになればいい、そうすれば婚約破棄をしてもおかしくはないでしょう』などと言った上に、『しっかりやらなければ王女として考えもあるぞ』と脅迫までしてしまいました。本当に申し訳ありません!」
シャーリャ王女が深々と頭を下げてきた。
先日、同じようなことを私に謝ってきたが、まさかレインハルト様の前で謝罪するなんて……。
これではレインハルト様がシャーリャ王女のことを嫌いになってしまうかもしれないではないか。
「シャーリャよ……。おまえがそんなことをしていたとはな」
レインハルト様は深々とため息をはいた。
だが、シャーリャ王女は変わったのだ。
なんとか穏便に済ませてしまいたいと思っていたのだが……。
「すまなかったな。俺にも責任はある」
「レイハル……」
「ミリアナの前で言うのも酷ではあるが、この際ハッキリと言っておかなければならないだろう。君と婚約する前まで、何度もシャーリャに告白を受けていた。だが、俺はシャーリャのことはどうしても妹としてしか見れなかった。もっとはっきりと断っておけば良かったのだよ」
「ん!?」
レインハルト様、今なんと言った?
妹としてしか見れない?
あれ……。
シャーリャ王女のことを好きだと言っていなかったっけ……。
「いえ、私がわがままで諦められなかったのがいけないのです」
「俺がとった行動は、諦めてもらうためにもしばらく会わないことを選択した。だが、そのせいでミリアナにまで迷惑をかけてしまったようだ」
「あの……私は──」
頭が混乱してきた。
レインハルト様がシャーリャ王女のことを愛しているならば、こんなことを言うはずがない。
もしこれが小説だとしても、このあとレインハルト様とシャーリャ王女が大逆転するような展開が想像つかないくらいだ。
「だがな、シャーリャよ。俺とミリアナの関係はそんなことを言われたくらいで破局するようなものではないのだよ……。現にミリアナは俺に対して嫌われるような行動を一度もしてきたことがない!」
「は!?」
「なにを驚いている? むしろ照れ隠しか」
レインハルト様はそう言いながら私の頭をよしよしと撫でてきた。
このなでなでは間違いなく好意によるものだとしか思えなかった。
「うむ、俺も幼馴染としてシャーリャは大事だしこれからも良き関係を築きたいとは思っている」
「はい?」
あれれ。
レインハルト様の言い方がおかしい。
無意識にレインハルト様のお顔を拝見したが、相変わらずのかっこいい……じゃなくて、嘘を言っているような顔ではない。
「正直に言うと、レイハルとお姉さまの婚約はどうしても納得ができなくて、何度も終わってくれれば良いのにと思っていたくらい悔しかったです」
「……それも知っている」
ここで、『俺も納得がいかなかった』とでも言ってくれれば私はすぐに身を引く準備はできている。
おそらくレインハルト様と密着していられるのはこれが最後だろう。
「私はお姉さまに対して『レイハルがミリアナさんのことを嫌いになればいい、そうすれば婚約破棄をしてもおかしくはないでしょう』などと言った上に、『しっかりやらなければ王女として考えもあるぞ』と脅迫までしてしまいました。本当に申し訳ありません!」
シャーリャ王女が深々と頭を下げてきた。
先日、同じようなことを私に謝ってきたが、まさかレインハルト様の前で謝罪するなんて……。
これではレインハルト様がシャーリャ王女のことを嫌いになってしまうかもしれないではないか。
「シャーリャよ……。おまえがそんなことをしていたとはな」
レインハルト様は深々とため息をはいた。
だが、シャーリャ王女は変わったのだ。
なんとか穏便に済ませてしまいたいと思っていたのだが……。
「すまなかったな。俺にも責任はある」
「レイハル……」
「ミリアナの前で言うのも酷ではあるが、この際ハッキリと言っておかなければならないだろう。君と婚約する前まで、何度もシャーリャに告白を受けていた。だが、俺はシャーリャのことはどうしても妹としてしか見れなかった。もっとはっきりと断っておけば良かったのだよ」
「ん!?」
レインハルト様、今なんと言った?
妹としてしか見れない?
あれ……。
シャーリャ王女のことを好きだと言っていなかったっけ……。
「いえ、私がわがままで諦められなかったのがいけないのです」
「俺がとった行動は、諦めてもらうためにもしばらく会わないことを選択した。だが、そのせいでミリアナにまで迷惑をかけてしまったようだ」
「あの……私は──」
頭が混乱してきた。
レインハルト様がシャーリャ王女のことを愛しているならば、こんなことを言うはずがない。
もしこれが小説だとしても、このあとレインハルト様とシャーリャ王女が大逆転するような展開が想像つかないくらいだ。
「だがな、シャーリャよ。俺とミリアナの関係はそんなことを言われたくらいで破局するようなものではないのだよ……。現にミリアナは俺に対して嫌われるような行動を一度もしてきたことがない!」
「は!?」
「なにを驚いている? むしろ照れ隠しか」
レインハルト様はそう言いながら私の頭をよしよしと撫でてきた。
このなでなでは間違いなく好意によるものだとしか思えなかった。
感想
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注意)ほぼコメディです。
軽い気持ちで読んでいただければと思います。
※無断転載・複写はお断りいたします。