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小頭はBL 10
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「もう町とびに未来はない。それが理由。このまま続けていけば土地財産全てつぎ込んでしまう。そのくらいは母さんも姉さんも分かっていると思う。その前に手を打つ、それが廃業」
「廃業してどうするの?尚子と小頭が一緒になり細々とでもやっていこうとなるかもしれないじゃないか。廃業せずとも尚子と小頭に継いでもらえばいいじゃないか」
晶子は先日から聞いていた話だがいざ現実実が増すと不安が募り反論した。既に小松組の不動産全ての登記簿は晃に預けている。
「母さんは俺に協力してくれているじゃないか。今更反対はおかしいよ」
「反対じゃないよ、名義を譲ればいいだけじゃないか。お得意さんもいるし小頭ならうまくやっていけるよ」
「母さん、協力しているってどういうこと?あたし何も聞いていないわ」
尚子が不審に感じた。問われた晶子は晃を見た。
「後藤さん、話は明日にしましょう。これからは身内の話だから」
晃は後藤が邪魔になった。
「ああ、俺も話がある。明日の朝食堂で」
後藤が出て行った。
「廃業するとして小頭や若い衆さんをどうするの?」
尚子が詰め寄った。
「後藤さんには引退をしてもらう。食っていけなきゃ生活保護の申請をさせよう。梨田さんは生コン屋に紹介する手筈をした。あの人はどうせ運転が専門みたいな人だから。康介は実家に返せばいいさ。元々裕福な家庭だから問題ないさ」
「小頭は、小頭はどうするの。お父さんの下十二年もここにいるのよ。うちだけの小頭じゃないわ、この地域の小頭よ。本来お前がしなければならないことを率先してやってくれている。そんな小頭にどうやって説明するの」
尚子は必死である。健司と所帯を持ち、小松組を継ぐことを夢見ていた。晃が大学中退して実家に戻って来た。そして稼業を継ぐと驚きの態度に先代も慌てた。しかし健司は自分が支え役になりますと素直に受け入れた。
「姉さん、姉さんはまだ健司の本性が分かっていないからそんなことを言えるんだ」
「止めなさい晃」
それ以上は確信の取れた話ではない。後藤の予想から始まり、確かに裏付ける事例が多いが本人から聞いたわけではない。許嫁の尚子には切な過ぎる内容だと晃の発言を止めた。
「いやこれは姉さんのためでもある。知るのは早い方がいいさ、遅れれば遅れるだけ姉さんを苦しめるよ母さん」
健司がホモであれば晃の言うことが正しい。娘を不幸にしたくないのが親心である。
「姉さん、驚かないで。健司が姉さんにプロポーズしないのはどうしてだと思う?」
「一人前のとび職になるまでと気遣いに決まってるでしょ」
「あいつはもう立派なとび職だよ、鎌倉で右に出るもんはいない。姉さんが好きならすぐにでも所帯を持っておかしくない。その理由を考えたことある?」
尚子は晃が何を言おうとしているのか分からない。
「健司さんはあたしを嫌っているってこと?」
「姉さんだけじゃない」
「えっ」
「女そのものが好きじゃないんだ」
晶子は尚子を見ていられなくなった。テーブルに肘をついて掌で目を覆った。
「みんな紹介する、西田鉄男君、今日から神輿同好会に参加してくれる」
健司が半纏姿のメンバーに紹介した。
「鉄男君、簡単に自己紹介しよう」
健司が鉄男に振った。
「初めまして、小頭から紹介していただいた西田鉄男です。齢は二十三歳です。鎌倉が好きで新橋から越して来ました。よろしくお願いします」
鉄男が深く一礼した。練習に来ているメンバーは八人と少ない。それも年配が多い。
「そうですか、あなたみたいな若い人が参加してくれると助かります」
小松組の先代と共にこの同好会を立ち上げた一人である中川が鉄男の肩を叩いて労った。
「おめさんは岩瀬のコンビニで働いてるなァ。俺のこと覚えてねけえ?」
秋田から出稼ぎに来て、そのまま居ついて二十五年の菊池が下から覗き込むように訊いた。
「はい、岩瀬のコンビニでアルバイトをしています。みなさん、寄って下さい」
「なんだ、店の営業も兼ねている、まいったなこりゃ。あっちゃあの店長の考えそうなこった」
菊池が言うとみなが笑った。鉄男は打ち解けたことに安心した。
「みんな口は悪いけど根はやさしい人ばかりだから」
健司が付け加えた。
「これを羽織るといい」
健司が半纏を渡した。
「小頭のように長いのはないんですか?」
「ああ、俺のは特注だから。もし欲しければ頼んであげるよ」
「お願いします。それと・・・・」
「何だい、何でも言ってくれ」
鉄男の躊躇いに健司が突っ込んだ。
「私も小頭と同じ赤フンドシを締めたい」
鉄男が健司の半纏の合わせ目を見つめて言った。さっきここに来る途中でハンドルの下側に擦り付けて発射したばかりだがまた反応した。上目を向いて汚いものを思い浮かべた。抑えることに成功した。
「鉄男は問題ないのかな、その、尻は丸出しで前は喰い込んでしまうよ」
健司は小声で訊いた。
「はい、やるからには徹底的にやりたいんです。お神輿に没頭したい」
「ふんどしならあるよ、俺のが、古いけど洗ってあるから」
聞き耳を立てていた菊池が割って入った。
「ありがとうございます、洗って返します」
「ええよ洗わなくても、俺は気にしねから」
菊池も鉄男が性的マイノリティであることを察している。舐めるように鉄男を見つめた。
「小頭、すいませんけど締め方を教えてください」
鉄男にお願いされて動揺した。
「俺が締めてやろうか、ぎゅっと喰い込むぐらい」
菊池が涎を垂らした。
「菊池さん、鉄男を勘違いしちゃ駄目だよ。立派な男だ」
「恐いね、小頭」
菊池が神輿の方に歩いて行った。
「みんな、中川さんの指導で練習していてくれ。俺は鉄男に色々教えているから」
鉄男を連れて奥の事務室に向かった。
「本当にふんどしをするの、俺は考え直した方がいいと思うが」
健司は鉄男のふんどし姿が見たい、見たくて見たくてたまらない。しかしそれを見れば興奮するのは必至である。
「小頭の考え方は性的嫌がらせです。色んな性がある、俺はそれを認めるってさっき車の中で言ってくれたじゃないですか。あれは嘘ですか?」
「嘘じゃない、だけどまだまだそんな文化が認められていない国だと思う。長い物には巻かれろじゃないけど、もう少しみんなが理解するのを待ってもいいと思う。きっと誰かがそういうことを広めてくれると信じているよ」
健司は自分の性の悩みも含めて鉄男を説得した。
「誰かって誰です。誰かが行動を起こすまで隠れて過ごすんですか?その誰かに私がなってはいけないんですか?私達マイノリティ一人一人が訴えていかないといけないと思います。私もこの今泉から発信したい。お神輿を担ぐふんどし姿のマイノリティがいてもいいじゃないですか」
鉄男は大袈裟な議論を展開して健司に反論した。しかし胸の内は違う。健司の特大のモノを握った感触が脳にこびりついている。それに健司が同類であると感じている。その証を確認したい。自分の思い違いなら諦める。
「君がそこまで覚悟しているならいいだろう。でも俺は助けてあげられないよ」
自分がマイノリティでありながらそれを隠して行かなければならない道を歩み始めたのが間違いだった。
「はい、お願いします」
鉄男はジーンズを脱いで女物のパンツを下げた。健司の視線に反応した。
「き、君は」
膨らみながら起き上がる鉄男のモノは意外と大きい。明らかに康介のモノより立派である。それを見て健司のモノが黙っていない。
「何もジーンズの上からでも良かったのに」
「ふんどしは素肌です。ジーンズの上からではおかしいです」
健司の特大のモノはふんどしの中で行き場所を失い角帯の中に潜り込んだ。角帯がピクピクと動いている。それを鉄男は見逃さなかった。
「あっ何か落ちてる」
鉄男はそう言って前屈みになった。半纏の下から尻が丸出しになりさらに足を開いた。尻穴が健司から丸見えである。鉄男の挑発である。
「見えるよ」
健司が照れた。
「小頭の帯が動いていますけど苦しいんじゃないですか?」
「いや、鉄男が元気だからついつられてしまったんだ。彼女のことを想い出しただけだよ」
健司が誤魔化した。
「じゃ教えてください。小頭がふんどしを外してやって見せてください。その方が覚え易いから」
健司は仕方なく角帯を緩めた。赤フンドシを緩めると長半纏の間から飛び出した。
「小頭握ってもいいですか?」
「駄目だよ。先ずはふんどしの締め方を覚えないと」
思わず「ああいいよ」喉元まで出たが呑み込んだ。隣の部屋から神輿を担ぐ『ヨイサ コラサ』の掛け声が響いて来る。
「鉄男がオッタチだから俺もそれに合わせないとな。オッタチの時のふんどしの締め方から教えるよ」
もう言い訳など通用しない。経験のある鉄男の方が余裕である。
「先ずこう持って、後ろに回して」
「こうでいいですか、小頭、後ろの締め方あってますか?触って確認してください」
健司は鉄男の後ろに回り股の間に手を入れてふんどしの締め具合を確認する。ふんどしが緩くて健司の指が股間をなぞった。鉄男は飛び上がるように股間をキュッと締めた。健司の指が挟まった。抜こうとすると尻穴に触れた。
「こ、ここが緩いからうまくいかないんだよ」
「えっ、どこですか、もっとちゃんと触って下さい」
「ここだよ、ここ」
健司が人差し指で擦った。乾いている。
「えっ、よく分からない、小頭のモノでなぞってください。でもそれには小頭の先っぽが濡れていないと駄目です。尻穴が傷ついてしまうからです」
アナルは本来出口専用の機能しかない。それに性欲に欲してバギナのように湿潤を与えない。ローションを塗り指マッサージで受け入れ易くするのが一般的である。ましてや健司の特大モノだとそれを入念にしなければならない。鉄男は経験者だからそれくらいは心得ている。しかし健司は未経験者でそんな知識もない。ただぶち込めばいいとの考えは相手を傷つけることになる。鉄男は今泉に越して来てからは性欲を断っている。しかし健司の容姿と特大のモノ、それに何より同類であると直感してからもう我慢の限界に来ていた。健司が初心者であることはぎごちなさで分かる。鉄男は口の中で唾を溜め、唾にとろみを加えて掌に吐いた。
「小頭モノを突いて」
健司がふんどしの間を縫ってモノを差し込んだ。すかさず鉄男が掌で包んだ。とろみのある唾が健司の先っぽにまとわりついた。
「おおおっ」
思わず健司が声を上げた。
「さあ小頭、ふんどしのどこが緩んでいるか突いてください」
鉄男が尻を突き出す。健司がその尻を両手で抱く。
「しょうがねえなあ、鉄男がそこまで言うんなら教えてあげるよ。ここだよここ」
健司がアナルを擦る。ドアがノックされる。
「小頭、どうかしましたか?鍵なんか閉めちゃって」
同好会の阿部が声を掛けた。
「廃業してどうするの?尚子と小頭が一緒になり細々とでもやっていこうとなるかもしれないじゃないか。廃業せずとも尚子と小頭に継いでもらえばいいじゃないか」
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「母さんは俺に協力してくれているじゃないか。今更反対はおかしいよ」
「反対じゃないよ、名義を譲ればいいだけじゃないか。お得意さんもいるし小頭ならうまくやっていけるよ」
「母さん、協力しているってどういうこと?あたし何も聞いていないわ」
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晃は後藤が邪魔になった。
「ああ、俺も話がある。明日の朝食堂で」
後藤が出て行った。
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尚子が詰め寄った。
「後藤さんには引退をしてもらう。食っていけなきゃ生活保護の申請をさせよう。梨田さんは生コン屋に紹介する手筈をした。あの人はどうせ運転が専門みたいな人だから。康介は実家に返せばいいさ。元々裕福な家庭だから問題ないさ」
「小頭は、小頭はどうするの。お父さんの下十二年もここにいるのよ。うちだけの小頭じゃないわ、この地域の小頭よ。本来お前がしなければならないことを率先してやってくれている。そんな小頭にどうやって説明するの」
尚子は必死である。健司と所帯を持ち、小松組を継ぐことを夢見ていた。晃が大学中退して実家に戻って来た。そして稼業を継ぐと驚きの態度に先代も慌てた。しかし健司は自分が支え役になりますと素直に受け入れた。
「姉さん、姉さんはまだ健司の本性が分かっていないからそんなことを言えるんだ」
「止めなさい晃」
それ以上は確信の取れた話ではない。後藤の予想から始まり、確かに裏付ける事例が多いが本人から聞いたわけではない。許嫁の尚子には切な過ぎる内容だと晃の発言を止めた。
「いやこれは姉さんのためでもある。知るのは早い方がいいさ、遅れれば遅れるだけ姉さんを苦しめるよ母さん」
健司がホモであれば晃の言うことが正しい。娘を不幸にしたくないのが親心である。
「姉さん、驚かないで。健司が姉さんにプロポーズしないのはどうしてだと思う?」
「一人前のとび職になるまでと気遣いに決まってるでしょ」
「あいつはもう立派なとび職だよ、鎌倉で右に出るもんはいない。姉さんが好きならすぐにでも所帯を持っておかしくない。その理由を考えたことある?」
尚子は晃が何を言おうとしているのか分からない。
「健司さんはあたしを嫌っているってこと?」
「姉さんだけじゃない」
「えっ」
「女そのものが好きじゃないんだ」
晶子は尚子を見ていられなくなった。テーブルに肘をついて掌で目を覆った。
「みんな紹介する、西田鉄男君、今日から神輿同好会に参加してくれる」
健司が半纏姿のメンバーに紹介した。
「鉄男君、簡単に自己紹介しよう」
健司が鉄男に振った。
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「はい、岩瀬のコンビニでアルバイトをしています。みなさん、寄って下さい」
「なんだ、店の営業も兼ねている、まいったなこりゃ。あっちゃあの店長の考えそうなこった」
菊池が言うとみなが笑った。鉄男は打ち解けたことに安心した。
「みんな口は悪いけど根はやさしい人ばかりだから」
健司が付け加えた。
「これを羽織るといい」
健司が半纏を渡した。
「小頭のように長いのはないんですか?」
「ああ、俺のは特注だから。もし欲しければ頼んであげるよ」
「お願いします。それと・・・・」
「何だい、何でも言ってくれ」
鉄男の躊躇いに健司が突っ込んだ。
「私も小頭と同じ赤フンドシを締めたい」
鉄男が健司の半纏の合わせ目を見つめて言った。さっきここに来る途中でハンドルの下側に擦り付けて発射したばかりだがまた反応した。上目を向いて汚いものを思い浮かべた。抑えることに成功した。
「鉄男は問題ないのかな、その、尻は丸出しで前は喰い込んでしまうよ」
健司は小声で訊いた。
「はい、やるからには徹底的にやりたいんです。お神輿に没頭したい」
「ふんどしならあるよ、俺のが、古いけど洗ってあるから」
聞き耳を立てていた菊池が割って入った。
「ありがとうございます、洗って返します」
「ええよ洗わなくても、俺は気にしねから」
菊池も鉄男が性的マイノリティであることを察している。舐めるように鉄男を見つめた。
「小頭、すいませんけど締め方を教えてください」
鉄男にお願いされて動揺した。
「俺が締めてやろうか、ぎゅっと喰い込むぐらい」
菊池が涎を垂らした。
「菊池さん、鉄男を勘違いしちゃ駄目だよ。立派な男だ」
「恐いね、小頭」
菊池が神輿の方に歩いて行った。
「みんな、中川さんの指導で練習していてくれ。俺は鉄男に色々教えているから」
鉄男を連れて奥の事務室に向かった。
「本当にふんどしをするの、俺は考え直した方がいいと思うが」
健司は鉄男のふんどし姿が見たい、見たくて見たくてたまらない。しかしそれを見れば興奮するのは必至である。
「小頭の考え方は性的嫌がらせです。色んな性がある、俺はそれを認めるってさっき車の中で言ってくれたじゃないですか。あれは嘘ですか?」
「嘘じゃない、だけどまだまだそんな文化が認められていない国だと思う。長い物には巻かれろじゃないけど、もう少しみんなが理解するのを待ってもいいと思う。きっと誰かがそういうことを広めてくれると信じているよ」
健司は自分の性の悩みも含めて鉄男を説得した。
「誰かって誰です。誰かが行動を起こすまで隠れて過ごすんですか?その誰かに私がなってはいけないんですか?私達マイノリティ一人一人が訴えていかないといけないと思います。私もこの今泉から発信したい。お神輿を担ぐふんどし姿のマイノリティがいてもいいじゃないですか」
鉄男は大袈裟な議論を展開して健司に反論した。しかし胸の内は違う。健司の特大のモノを握った感触が脳にこびりついている。それに健司が同類であると感じている。その証を確認したい。自分の思い違いなら諦める。
「君がそこまで覚悟しているならいいだろう。でも俺は助けてあげられないよ」
自分がマイノリティでありながらそれを隠して行かなければならない道を歩み始めたのが間違いだった。
「はい、お願いします」
鉄男はジーンズを脱いで女物のパンツを下げた。健司の視線に反応した。
「き、君は」
膨らみながら起き上がる鉄男のモノは意外と大きい。明らかに康介のモノより立派である。それを見て健司のモノが黙っていない。
「何もジーンズの上からでも良かったのに」
「ふんどしは素肌です。ジーンズの上からではおかしいです」
健司の特大のモノはふんどしの中で行き場所を失い角帯の中に潜り込んだ。角帯がピクピクと動いている。それを鉄男は見逃さなかった。
「あっ何か落ちてる」
鉄男はそう言って前屈みになった。半纏の下から尻が丸出しになりさらに足を開いた。尻穴が健司から丸見えである。鉄男の挑発である。
「見えるよ」
健司が照れた。
「小頭の帯が動いていますけど苦しいんじゃないですか?」
「いや、鉄男が元気だからついつられてしまったんだ。彼女のことを想い出しただけだよ」
健司が誤魔化した。
「じゃ教えてください。小頭がふんどしを外してやって見せてください。その方が覚え易いから」
健司は仕方なく角帯を緩めた。赤フンドシを緩めると長半纏の間から飛び出した。
「小頭握ってもいいですか?」
「駄目だよ。先ずはふんどしの締め方を覚えないと」
思わず「ああいいよ」喉元まで出たが呑み込んだ。隣の部屋から神輿を担ぐ『ヨイサ コラサ』の掛け声が響いて来る。
「鉄男がオッタチだから俺もそれに合わせないとな。オッタチの時のふんどしの締め方から教えるよ」
もう言い訳など通用しない。経験のある鉄男の方が余裕である。
「先ずこう持って、後ろに回して」
「こうでいいですか、小頭、後ろの締め方あってますか?触って確認してください」
健司は鉄男の後ろに回り股の間に手を入れてふんどしの締め具合を確認する。ふんどしが緩くて健司の指が股間をなぞった。鉄男は飛び上がるように股間をキュッと締めた。健司の指が挟まった。抜こうとすると尻穴に触れた。
「こ、ここが緩いからうまくいかないんだよ」
「えっ、どこですか、もっとちゃんと触って下さい」
「ここだよ、ここ」
健司が人差し指で擦った。乾いている。
「えっ、よく分からない、小頭のモノでなぞってください。でもそれには小頭の先っぽが濡れていないと駄目です。尻穴が傷ついてしまうからです」
アナルは本来出口専用の機能しかない。それに性欲に欲してバギナのように湿潤を与えない。ローションを塗り指マッサージで受け入れ易くするのが一般的である。ましてや健司の特大モノだとそれを入念にしなければならない。鉄男は経験者だからそれくらいは心得ている。しかし健司は未経験者でそんな知識もない。ただぶち込めばいいとの考えは相手を傷つけることになる。鉄男は今泉に越して来てからは性欲を断っている。しかし健司の容姿と特大のモノ、それに何より同類であると直感してからもう我慢の限界に来ていた。健司が初心者であることはぎごちなさで分かる。鉄男は口の中で唾を溜め、唾にとろみを加えて掌に吐いた。
「小頭モノを突いて」
健司がふんどしの間を縫ってモノを差し込んだ。すかさず鉄男が掌で包んだ。とろみのある唾が健司の先っぽにまとわりついた。
「おおおっ」
思わず健司が声を上げた。
「さあ小頭、ふんどしのどこが緩んでいるか突いてください」
鉄男が尻を突き出す。健司がその尻を両手で抱く。
「しょうがねえなあ、鉄男がそこまで言うんなら教えてあげるよ。ここだよここ」
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