小頭はBL

壺の蓋政五郎

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小頭はBL 19

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「母さん、頬に血筋が」
「お前が心配のあまり涙が枯れて血の涙になったんだよ」
 ぷっと後藤が吹き出した。
「後藤さん、棟梁から全部聞きました。ありがとうございます」
 晃が頭を下げた。
「頭が無事で何よりさ。こんなめでたい解決はないよ、なあ姐さん」
 晶子が頷いた。
「尚子姉ちゃんは?」
「お前を帰るのを外でじっと待ってたよ」
 晃が表に飛び出した。駐車場のダンプの横で健司がシャワーを浴び終え着替えていた。
「小頭、済まなかった。小頭の言う通りだったよ。俺は浮かれていたんだ」
 健司がタオルで頭を拭きながら振り返る。
「頭、お帰り、きっと今泉の神様が助けてくれたんだ」
 晃が健司の手を握った。
「もう一度小松組を引っ張ってくれないか。この地で俺を男にしてくれないか」
 晃は握った手を強く振った。
「その気だけで充分です。俺には性癖と言う壁があります。これは今回のこととは関係ありません。価値観の問題はそう簡単にクリア出来ませんよ頭。俺はもう覚悟しています。健円寺塔頭妙義庵の山切を責任持って終わらせ、その後は今泉を出て行きます」
 健司は晃から小松組廃業の理由のひとつに性癖を問われた。それをしっかりと覚えている。ここで安易に晃の話に乗っても何かのはずみに表面化する。価値観が変わらなければ解決しない問題であると理解している。
「実はさっき鉄男君のアパートに寄ったんだ。もしかしたら小頭がいるんじゃないかと。二人に謝ろうと思った。そしたら鉄男が頭を丸めているじゃないか」
「えっ、鉄男が?」
「その理由を聞いて驚いた。小頭を愛してやまないらしい。そこまで愛せるのはどうしてと訊いたら、男の中の男で、何もかも大きくて逞しくいからと答えてくれた。今直ぐには無理だろうが、理解者になって、出来ればそう言う運動にも参加したい。だって、小頭も鉄男君も今泉の大事な仲間じゃないか。それを俺が貶したら、それこそ先代に叱られる。頼む小頭、今泉に命を捧げてくれ」
 晃は涙を溜めて祈るようにお願いした。
「それが俺の使命ですよ頭、俺は今まで自分の性壁を隠し通して来ました。いつかは本来の男に戻って尚子さんを嫁にするんだと心に誓っていました。ですがやっぱり無理なです。鉄男との出遭いでそれがはっきりしました。尚子さんもそれを理解してくれつつあります。頭の気持ちほんと嬉しい。こんな俺で良かったらここに骨を埋めます。なあに、ひとつひとつの工事に無駄を省けば、儲かりはしなくても充分に食っていけます。この神様からの借りを俺達で返して行きましょう」
 今度は健司が晃の手をしっかり包み込んだ。
「ありがとう」
 康介が降りて来た。
「良かったです。俺まだここに居ていいんですね?」
「ああ、小頭の仕事をしっかり覚えて、小松組を反映させてくれ」
 晃が激励した。二人はバンに乗り健円寺塔頭妙義庵に向かった。
「小頭、鉄男君を迎えに行かなくていいんですか?」
「そうだ、うっかりしていた。お前を降ろしてから迎えに行く」
「はい、急がないでいいですよ、俺一人でやってますから」
「ばか野郎、そんなんじゃねえよ」
 照れる健司も満更じゃない。性癖は小松組公認となっただけでも気が楽になった。妙義庵に到着した。裏庭に腰道具を下ろすと縁側に僧侶が立っていた。
「おはようございます。小松組です、今から山切作業を開始するので音が出ます。ご容赦ください」
 健司は見知らぬ僧侶に挨拶した。
「小頭っ、小頭ってば」
 僧侶が声を掛けた。頭を丸め渋茶色の作務衣を来た、まるでテレビドラマの玄奘三蔵法師が抜け出したようである。
「て、鉄男?」
「あたし出家したの」
「頭からあたまを丸めたとはさっき聞いたけど、まさか出家するとは」
 健司は驚いた。しかしその美貌は髪を落として更に増した。
「小頭驚いたでしょ、鉄男君の意思は曲げられない。尼僧の下でお手伝いをしてもらうことにしました。庵での名を『鉄陰』と付けました。先ずは修行、般若心経、色即是空・空即是色、これを体得するのです。さあ悪霊祓いの続きを行います」
「安寿様、山切はどうすれば。俺には責任があります。例大祭までに終わらせたいと考えています」
 健司は切実に訴えた。
「だまらっしゃい」 
 安寿が一喝した。
「小頭は人の命運と工事の期日、どちらが上であるか分かりませぬか、悪霊に呪われて苦しむ者を放っておくことが出来るでしょうか。小頭も今泉の世話役であらせられる。尼僧に協力していただけないでしょうか?」
 安寿は一刻も早く悪霊祓いを始めたい。
「小頭、安寿様のお言葉に間違いありませんよ。僕に憑りついた悪霊ももう少しで追い出すことが出来るんだから、小頭、お願いします」
 康介が膨れた股間を健司の尻に押し当てて言った。
「お前、もう」
 膨らみを見た健司も感じて来た。さっきは寸前で晃に邪魔された。
「安寿様のご指導なら喜んで協力させていただきます」
「そうですか、それは良かった、鉄陰、準備を」
「はい、安寿様」
 千寿観音の前に衝立を用意した。
「昨日までに康介殿の悪霊は尼僧の胎内に閉じ込めました。一旦胎内から吐き出します。そして呪文を掛けてまた尼僧の胎内に閉じ込めます。この繰り返しで悪霊から力を抜き取るのです」
 山門の鈴が鳴った。鉄陰が出迎える。
「安寿様、小松組の方がお出でになりました」
「裏に回るようお願いします」
 尚子を先頭に晶子と晃、そして後藤までもが付いて来た。
「どうしたんですか尚子さん?」
「色々あったからお祓いを受けようって思いまして」
 尚子が安寿に伝えた。
「それは宜しい、ちょうどこれから悪霊祓いを行います。尚子様、あなたに憑りついた悪霊もまだ退治しておりませんよ。さあ晶子様、頭、後藤様、お上がりください」
 全員が本堂に上がる。庵の本堂は狭い。晶子は健司のすぐ隣に正座した。健司のモノは乗馬ズボンを持ち上げている。晶子は後藤とは数回関係を持っている。康介とは先日、食堂で関係した。しかし比べ物にならない健司のモノが欲しい。
「安寿様、俺等素人には悪霊祓いなんてさっぱり分からねえ」
 後藤は安寿と関係がある。安寿の企みを暴こうとしている。
「それでは見本を示しましょう。鉄陰、衝立の前に立ちなさい」
 鉄陰が千手観音と衝立の間に立ち上がる。
「小頭、鉄陰の後ろに回りなさい。健司が立ち上がる時にモノが晶子の顎にぶつかった」
「凄い、でかいし固い」
 晶子は想像するだけで湿って来た。
「さあ、小頭、鉄陰の作務衣を獣のように剥ぎ取りなさい。悪霊が嫉妬するぐらい荒々しく剥ぎ取るのです」
「あっはい、こんな感じかな」
「もっと激しくやって」
 余所余所しい健司に鉄陰が喝を入れた。健司は鉄陰の作務衣を破り千切るように脱がせた。
「ふんどし」
 鉄陰はふんどしを締めていた。
「ええ、小頭に締め方教わったから。でも家に晒がないから浴衣の帯で締めてみたの。少し短いと思うけどどうかしら?」
「どうかしらって尻に喰いこんでいるよ。それに前は」
 健司が前を覗くと成長途中であった。健司のモノもそれに反応して成長していく。
「さあ、二人共立ち上がりなさい」
 衝立の向こうから安寿が言った。二人は立ち上がる。反対側からは二人の胸から上だけが見える。
「尚子さん、裏に回って小頭の衣服を剥ぎなさい」
 尚子が衝立の向こうに行く。鉄陰のモノは帯ふんどしの間からはみ出してピクピクしている。
「小頭こっち向いて」
 尚子がダボシャツのボタンを外すと後ろに回りダボを脱がせた。後ろからズボンのベルトを緩めると健司が腹をへこました。乗馬ズボンがストンと踝まで落ちた。健司のモノは既に最大になり、ブリーフの腰ゴムから上に飛び出している。
「小頭」
「あたしも」
 尚子が先っぽ、鉄陰が根元、二人で健司のモノをしごいた。それでも拳と拳の間はまだ二拳半空いている。
「欲しい」
「あたしも」
 二人は交互にしゃぶりっこをした。
「何が起こっているんですか?」
 晶子は衝立の向こうから聞こえる卑猥な言葉に我慢がならない。
「それでは今度は衝立のこっち側で儀式に入ります」
 安寿が立ち上がり空衣を腰までたくし上げた。下着はピンクのナイロンパンティだったのに晃は驚いた。
「こちらの四名は初めての悪霊祓い、さぞ驚いていると思いますがこれも人の為、淫らな行事とお考えなら悪霊を退治することは出来ませぬ。尼僧が魁となり進めてまいります」
「悪霊祓いってか」
 後藤は安寿の男好きを昔から知っている。後藤自身も安寿と重なっている。安寿が欲のために空々しい御託を並べているのがおかしくなった。
「たわけがっ」
 後藤には正体を知られているので安寿もやりにくい。しかしここはねじ伏せてでも快楽を貪りたい。後藤にアイコンタクトを送った。
「ははあっ」
 後藤は大袈裟に土下座して頭を畳に擦り付けた。
「お分かりなら宜しい。それでは頭、母親の前ではあるが尼僧の股間を舐めなさい。これは悪霊祓いに携わる初めの一歩なのです」
 晃はまだこの場の空気が読めていないが安寿の指示とあらば仕方ないと晶子に頷いた。
「いいんだよ、お前の好きなようにやるのが母さんも嬉しい」
 晶子が後押しをした。晃はススッと臭いを嗅いだ。これぐらいならまあいいだろうと舌先を這わせた。ナイロンのざらっとした感触に吐き気を催した。
「そうでしょう、尼僧の胎内には康介殿の悪霊が入っております。もがき苦しみ悪臭を放っているのです。もっと強く這わすのです。その湿った筋に沿って強く刺し込むように、そう、そう、悪霊が苦しんでおりますうう~ん」
 初めは気がのらなかった晃もそれなりに興奮してきた。母親に見られている羞恥がおかしな欲望となりつつあった。
「お母さん、俺、興奮して来ちゃったよ」
 安寿の股間から一旦顔を離して言った。その顔を安寿がすぐに引き戻す。
「いいんだよ、しっかりとおやりよ、晃はいい子だねんねしな♪。お母さんも感じて来たよ。お前のモノを見せておくれよ」
「始まった」 
 後藤は晶子の性欲の深さを笑った。
「後藤殿、貴殿は悪霊祓いの邪魔をするおつもりか?」
「いや、そうじゃありませんけどね、はいはい、分かりましたよってんだ。ほら頭、ベルトを弛めるよ。ママのお願いだから仕方ないでちゅよねー」
 後藤は晃のベルトを緩めズボンを膝まで下げた。
「はい、右足上げて」
 晃が上げる。
「今度は左足でちゅよー」
 交互に上げさせズボンを脱がせた。
「姐さん見たい?倅の倅?」
 晶子が頷いた。
「ほら出た」
 後藤がパンツを一気に脱がせた。
「成長したねえ、中2の時に見たのとは違うねえ、どれお母さんにしっかり見せてごらん」
 晶子は仰向けになり晃の股の下を潜りモノを見上げた。その晶子のスパッツを後藤が脱がせる。
「ほら姐御、腰」
 晶子がさっと腰を浮かせた隙にスパッツを引き下げた。
「おうおう、もうぐじゅぐじゅじゃないか。よしさっきの続きと行こうか」
 後藤が晶子に突っ込んだ。衝立の向こう側では健司のモノを尚子が咥え、健司の尻穴に鉄陰のモノが突き刺さる。衝立のこっち側では、安寿の股間に晃の舌が這い、その晃のモノを晶子が頬ばり、晶子に後藤のモノが入れポン出しポン状態である。

 
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