寵愛を受けた"元"公爵令嬢は、帝国で本当の幸せを掴む

天音 翔

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1章

独占欲

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 ~お知らせ~
 ☆金剛騎士団→金龍騎士団に全て統一して変更させていただきます。

 ☆キャラクターのお名前まだまだ募集中です(❁´꒳`❁)ニコ
 ある程度登場人物を書き出しましたので、なにか付け足して欲しいなどあったら、気軽にコメントください。

 天音 翔

ーーーーーーーーーーーーーーー


 ソフィアは、朝から何かに抱きしめられている感覚で目を覚ました。

 「んぅ.....えっ!エド様?なぜここに?」
 
 「うぅん?ソフィ起きたのぉ?
 寝起きのソフィもやっぱり可愛いなぁ♡♡(ナデナデ)」 
 エドワードは、ソフィアを抱きしめながら、撫でていた。
 
 エドワードの変わりようにソフィアは、驚いていた。

 それは、誰だってびっくりするだろう.....
突然こんなに甘々な姿を見せられたら..........

 「エ、エド様.....恥ずかしいですわ.....///////」

 「ソフィ.....♡♡ソフィ.....♡♡
 あぁ.....かわいぃ♡♡俺のソフィ♡♡」
 エドワードは、獣のようにソフィアを自身の腕の中に閉じ込めた。

 「ねぇ、ソフィ.....
 俺のこと、〝エド様〟じゃなくて、〝エド〟って呼んで?」
 エドワードは、どうしても〝 エド〟と呼んでほしくて、ソフィアにとびっきりの笑みを浮かべた。

 「(キュゥゥ~ン♡♡エド様が、かっこいい♡).....エ、エ、エド?」
 ソフィアは、顔を真っ赤にしながら仕返しとばかりに、エドワードの耳元で囁いた。

 すると、案の定エドワードの暴走は始まってしまう..............

 「ソフィ、これからはそんなに可愛い顔を他の男にぜぇ~ったいに見せちゃダメだよぉ?
 ソフィは、俺だけのものなんだからねぇ♡♡」

 突然、そんなことを耳元で囁かれたソフィアは、さらに顔を真っ赤にして、熟れたリンゴのように甘そうだったらしい..........
 (エドワードの後日談)

そんな感じで、朝からとっても甘々な時間を過ごしていた2人は、昨日のことなどすっかり忘れていた..........


 主神のアトゥールは、おぞましい国の存在とそこで育ったという記憶を消し、帝国で生まれ、皆に愛されて育ったという記憶に書き換えていた。

 それはどうかと思う国民もいたらしいが、
 「その記憶があることでソフィアが、心を閉ざさないようにしたい」という主神であり、父であるアトゥールの想いを皆がくみ取った.....

 ソフィアを想う全員が、辛い過去を覚えていて欲しくない、そう思った。

 アトゥールは用事の合間に現れ、丁寧にソフィアの記憶を書き換えた。

 〝 もう二度と思い出さないようにいらない記憶を取り除きながら.....〟

 だからソフィアは、今まで以上に笑顔を浮かべられるのだ。

 もう、怖いことも、苦しいことも、二度と訪れることはないのだから.........

 
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