寵愛を受けた"元"公爵令嬢は、帝国で本当の幸せを掴む

１章

真実（前１）

 「みんな、久しぶりだね。ソフィアは元気かい？」
 今日は、帝国で真実が明かされる日..........
 アトゥールは、帝国の執務室へと他の神達を連れて現れた。

 「ええ、もちろん元気ですよ。
 今は、王妃様達と城下に買い物に出かけてます。」
 皇帝は、にこやかに言った。
 
 「そうか!!なら良かった。
 私が、記憶を消したから少し不自由かもしれないけどそこも、よろしくお願いしたい。
 私だけでは、ソフィアを笑顔に出来ないから..........」
 アトゥールは、とても辛そうだった.....

 

 「じゃあ、そろそろ本当のことを話そうか.....」
 アトゥールがそういうと、その場の空気が変わった。

 そしてアトゥールは、まず一緒に来た神達に尋ねた.....
 「君達は、ティアラ.....前全知全能の神を覚えているかい？」

 神達は息をのみ、少したってから、現全知全能の神アルテスがこたえた。
 「覚えております.....私の前の全知全能の神で、アトゥール様を支え、現全知の女神と現全能の神の娘のティアラ様ですよね？
 私よりも、とても優れていましたし、皆の憧れの方でしたよ..........」
 
 「「私達の最愛の娘のティアラですね.....」」
 2人の神は涙を浮かべながら言った。

 そう、この2人とは、現全知の女神トトと現全能の神ククである。


 すると、トトとククに続き次々に神達が、呟きはじめた。

 「いつも笑顔を絶やさず、明るかった方ですよね.....」

 「神界に美しい花で溢れかえらせた、私達の憧れる神1位だった方ですよね.....」

 神達もみんな覚えているようだったが、カイルやエドワード、帝国の者達は知らないので、話についていけなくなっていた..........

 それを、アトゥールも気づいていたが話を続けた。
 「そうだよ。それに、ティアラはソフィアの本当の母であるし、亡くなったメアリーは、記憶ははっきりとなかったみたいだけど、ティアラでもあった。」

 「「「「！！！！！」」」」
 この場にいた皆が息を再びのんだ。



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 遅くなりすみませんm(_ _)m
 長いので一旦切らせていただきます。