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2章
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しおりを挟む地球でも、ソフィア達のいる世界でもない、はるか別の世界。そこで、亡くなった魂がまた、理によって神に、転生させられようとしていた。
「おい、ここはどこだ…?俺は死んだはず…」
『あぁ、そうだよ○○。君は向こうの世界で死んだ。』
「じゃあ、なぜ生きている。」
『私が君が、あの子に必要と思ったからだよ』
「あの子。とは誰のことだ?」
『(やはり、記憶はないか…)
大丈夫。君ならあの子に会えば誰だか直ぐに思い出すよ。』
「思い出さないかもしれないじゃないか。」
『いやそれは絶対に無い。
なぜなら、あの子は君の、、、大切な○なんだから。』
「おい、聞き取れなかったぞ!!
なんて言ったんだ!大切な…何だよ!!」
『(…そっか……この世界の言葉も覚えていないのか…)
いいや、、知らない方がいいのかもしれない。君があの子を傷つけることのないように、ゆっくりと話して過ごして、思い出すといい。』
「そうか………わかった。
そういえば、その風貌からして神様なのだろうが、名前はなんと?」
『ん?私の名前?私の名前は、コアトリクエだ。この世界の創造神よりも上の地位にいるよ。ちなみに、私の○はとても可愛くてね!この世界の管理者をやってるんだけど、素直じゃなくて愛しがいがあるんだ♡♡
本当に可愛いから君があの子に会えたら、いつかまた私と私の可愛い可愛い○に会えると思うから頑張ってね!』
「そ、そ、そうか…(そんなに、○という存在が好きなんだな……)
俺にはわからんが、余程その○という存在のことを好きとみえた。もし、必要なら俺の記憶を覗くといい。それに、処分されていなければ俺の住んでいた家に男用のおもちゃがある。死ぬ間際まで、そういう行為を男に取っかえ引っ変えにしてやられていたからな。だが、真似しない方がいいのも多いが……こんなもんで最後のお礼になるのなら、使ってくれ。」
『えぇ!本当かい!最近なかなか、新しい行為が思いつかなくて困ってたんだ!!おもちゃまで!?人間じゃないから入手出来なくて困ってたんだ~!
本当にありがとう、○○!君には私の加護を授けるよ。だから、くれぐれもあの子のこと、よろしく頼んだよ。』
「あぁ。ありがとう、コアトリクエ様。
あと、、、言い忘れていたんだが、もし叶うなら僕の大切な愛犬も亡くなったらこちらの僕のところにもう一度来れるようにはしてくれないだろうか?あの子は俺の唯一の家族なんだ…」
『……君の気持ちはよくわかったよ。じゃあその愛犬、って、この子……!?
(ゴホッゴホッ…こいつ神獣じゃないか!ちゃっかり何やってくれてんだ!こちらの世界に来たらもう一度鍛え直さなければ……フフフッ…)
大丈夫だ。鍛え直して君の元へ向かわせるよ。だから、安心しておくれ。』
「????
コアトリクエ様、本当にありがとう。
愛犬にもう一度会えるなんてとても楽しみだ!」
『喜んでもらえてよかったよ!
おっと、そろそろ時間のようだね……あと聞きたいこととかあるかい??』
「いいや、大丈夫だ。自分の力でやってみせる。」
『やっぱり、君はそうでなきゃ!
では、あの子のこと本当に頼んだよ。あの子の大切なこの人の子が幸あらんことを……』
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