62 / 67
番外編
想いを伝える日
しおりを挟む「エド様っ!」
「なんだい?ソフィ♡」
「こ、これ、プレゼントですわっ…!
お父様に教わったんですの。地球では、〝ばれんたいん〟という日があって、女性が気持ちを伝える日があるそうなんです!
な、なので……いつも、エド様に伝えてもらってばっかりだから……今日は私がと……
調理場の皆に教えて貰いながら、頑張って作りましたの…
私の気持ち、受け取っていただけますでしょうか?」
ソフィアは、頬を紅く染めながらも、チラチラとエドをみつめた。
しかし、エドはその可愛さに少し別世界へと意識を飛ばしていて、返事をしない……
すると、ソフィアは、オドオドしながら言葉を続けた。
「い、いやなら大丈夫ですの……
エド様も手作りなんて、いやですよね、すみません……」
「いやっ。違うんだソフィ。ごめんね……
君が可愛いからつい、意識を飛ばしてしまったんだ笑」
エドはソフィアが泣きそうなのを察知すると、慌てて意識を戻した。
「そ、そうなんですの……?
か、可愛いだなんて……/////////」
「え?ソフィは、世界一可愛いんだよ?
だから、俺が離さないんだよ?ふふっ、それをソフィはまだ分かってないんだね……」
「エ、エドさっ……『チュッ♡♡』」
エドはソフィアの言葉を遮り、小さな口を塞ぐ。
「分かるまで今夜は離さないよ。今はまだ何もしないから一緒に寝ようね~ふふっ♡♡
可愛いソフィと一緒に居られるなんて俺は幸せだな♡♡」
「エド様……は、はずかしいですわっ…/////////」
いつの間にかエドの膝の上にお姫様抱っこされているソフィアは、顔を手で覆い隠し照れていた。
「照れてるソフィも可愛い♡♡」
チュッ♡♡
再びリップ音を響かせながら、エドはキスをした。
「ねぇ、ソフィ?
俺ともっと深いキスしてみよっか♡♡
きっと、気持ちよくなれちゃうよ♡♡」
何故か普通のキスでトロトロになっているソフィアは、エドの誘いにのってしまうのだった。
「き、きもちよく、?
えどさまも、それをすると、うれしい、ですか?」
「うん。もちろん♡♡
ソフィとなら、なんでも嬉しいけど、今からすること出来たら俺は嬉しいな~ソフィの初めの経験貰えちゃうんだもん。
あ、でも、もっと気持ちいいことは結婚してからね?お義父様たちが認めてくれなさそうだからね~だから、キスで今は我慢」
「が、がまんしなくても、私はべつに……「ダメだよ。そこはちゃんとしないと!結婚許可して貰えないかもしれなくなっちゃうからね!だから、ソフィも一緒に我慢しようね♡♡」」
「……わ、わかりま、したわ。
なら早く、もっとしてください……さっきのもう一回…」
「うん。もちろん!言われなくても♡♡」
今日も世界は平和です笑
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【コミカライズ企画進行中】ヒロインのシスコンお兄様は、悪役令嬢を溺愛してはいけません!
あきのみどり
恋愛
【ヒロイン溺愛のシスコンお兄様(予定)×悪役令嬢(予定)】
小説の悪役令嬢に転生した令嬢グステルは、自分がいずれヒロインを陥れ、失敗し、獄死する運命であることを知っていた。
その運命から逃れるべく、九つの時に家出を決行。平穏に生きていたが…。
ある日彼女のもとへ、その運命に引き戻そうとする青年がやってきた。
その青年が、ヒロインを溺愛する彼女の兄、自分の天敵たる男だと知りグステルは怯えるが、彼はなぜかグステルにぜんぜん冷たくない。それどころか彼女のもとへ日参し、大事なはずの妹も蔑ろにしはじめて──。
優しいはずのヒロインにもひがまれ、さらに実家にはグステルの偽者も現れて物語は次第に思ってもみなかった方向へ。
運命を変えようとした悪役令嬢予定者グステルと、そんな彼女にうっかりシスコンの運命を変えられてしまった次期侯爵の想定外ラブコメ。
※コミカライズ企画進行中
なろうさんにも同作品を投稿中です。
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。
半竜皇女〜父は竜人族の皇帝でした!?〜
侑子
恋愛
小さな村のはずれにあるボロ小屋で、母と二人、貧しく暮らすキアラ。
父がいなくても以前はそこそこ幸せに暮らしていたのだが、横暴な領主から愛人になれと迫られた美しい母がそれを拒否したため、仕事をクビになり、家も追い出されてしまったのだ。
まだ九歳だけれど、人一倍力持ちで頑丈なキアラは、体の弱い母を支えるために森で狩りや採集に励む中、不思議で可愛い魔獣に出会う。
クロと名付けてともに暮らしを良くするために奮闘するが、まるで言葉がわかるかのような行動を見せるクロには、なんだか秘密があるようだ。
その上キアラ自身にも、なにやら出生に秘密があったようで……?
※二章からは、十四歳になった皇女キアラのお話です。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
【完結】転生したら悪役継母でした
入魚ひえん@発売中◆巻き戻り冤罪令嬢◆
恋愛
聖女を優先する夫に避けられていたアルージュ。
その夜、夫が初めて寝室にやってきて命じたのは「聖女の隠し子を匿え」という理不尽なものだった。
しかも隠し子は、夫と同じ髪の色。
絶望するアルージュはよろめいて鏡にぶつかり、前世に読んだウェブ小説の悪妻に転生していることを思い出す。
記憶を取り戻すと、七年間も苦しんだ夫への愛は綺麗さっぱり消えた。
夫に奪われていたもの、不正の事実を着々と精算していく。
◆愛されない悪妻が前世を思い出して転身したら、可愛い継子や最強の旦那様ができて、転生前の知識でスイーツやグルメ、家電を再現していく、異世界転生ファンタジー!◆
*旧題:転生したら悪妻でした
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる