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第6章・ミュラーゼン連合王国と、王位継承者と
第269話・フェイール・ブートキャンプ、かーらーの?
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ワンツー、ワンツー!!
メルセデス夫人の別荘、その一室を借り切って、私はジュリア・ゴステローザお嬢様のダイエット作戦を敢行中。
あと3日で行われるデビュタント・ボール、そこで華々しく社交界デビューを飾るためには、兎にも角にもお太りになられている体を引き締めなくてはなりません。
そう、勇者語録でいうところのシェイプアップですよ!!
なんでも、勇者の世界では女性たちは常にダイエットを求め、日々の余暇をそれに費やしているというではありませんか。
世はまさにダイエット時代、つまり歴史でいうところの『シェイプアップの乱』とでも申すのでしょう。その余波は、今、このメルセデス邸にも吹き荒れています。
「さぁ、あと1分しかありませんよ!! 楽しい楽しいヨガの時間は、あと60秒です!!」
「はいっ、フェイール先生!!」
「先生はいりません。そのまま体を床に付けたまま腰を上げて、女豹のポーズで右足をグイっと伸ばします!」
ああっ、これは男性には見せられないポーズです。
こんな薄着で、しかも体にぴっちりと張りつくようなボディースーツをつけていては、見方によっては男性を誘う痴女のようにも……いえ、これも試練です!
「フェイール先生。この姿勢をどれだけ維持するのですか」
「30秒です。この時間は大陸一短い30秒に感じるかもしれません。でも、つらいからこそ楽しいのです!! 体脂肪が悲鳴を上げています!!」
「はいっ!!」
うんうん。
ちなみに私も彼女と一緒にヨガを行っていますが、私とジュリアさんではそもそも基礎体力が違います。
日々、旅を生業としている個人商店の私は、常に体を鍛えているようなものです。
ま、まあ、大都市や街に到着したら、ふかふかのベッドに温かい食事と、少しだけ贅沢をしていますので油断をするとお腹周りがきつくなってきますが。
でも、数日前に購入した健康器具の効果は絶大。
それをこれから、ジュリアさんにも体験してもらいましょう。
ということで、1時間ほどでヨガはおしまい。
一旦、汗を流すために浴室に向かって身を清めると、新しいボディースーツを手渡します。
「あの、気のせいか体が引き締まっているように感じるのですが。それに全身がポカポカと熱くて、こう……凄いです!!」
「ええ。こちらのダイエット食品とヨガによる効果は絶大。ですが、ジュリアさまには、これから奇跡を目の当たりにしていただきます」
「奇跡……ですか?」
そう頭を傾げて問いかけて来るジュリアさまに、私は力強く頷きます。
すでにジュリアさまも、私が用意したダイエット食品とヨガの効果は実感しているでしょう。
だって、すでに体のサイズはワンランク絞られています。
新しく手渡したボディースーツもサイズを一つ下げたものですし、それを装着しながらジュリアさまもお腹周りや二の腕、太ももをさすってニマニマしています。
「はい、奇跡です。いいですか、ここから先はフェイールの秘術。何人にも口外してはいけません。もしもそのようなことをしたら……フェイール商店は今後、ジュリアさまとの取引は一切行いません」
「はい、分かりましたわ。ご心配でしたら、契約の精霊にも誓いを立てましょうか?」
いえいえ、そこまでしていただかなくても結構。
「それは大丈夫です。だって、もしも口外した場合、リバウンドで太っても私どもは助けの手を伸ばすことは致しませんから……いいですか、太った女性が短期間で痩せたりした場合、油断してまた生活習慣がだらけてしまったり、美味しいものを食べまくって運動不足になりがちです。そなると、リバウンドと言って、以前よりも超高速で太ります。しかも、痩せにくくなるそうです」
はい、一部は誇張していますけれど、私の言葉を聞いてジュリアさまが真っ青な顔で力強く頷きました。ええ、リバウンドというのは本当に恐ろしいのですよ。これは、私が実家で過ごしていた時代……と、この話は心に閉じ込めておきましょう。
「では、まずこちらを着てください」
私はアイテムボックスから、『シックスパット・ダイエットスーツ』の収められている箱を取り出し、スーツ本体を手渡します。
それを着つける手伝いも行っていましたけれど、なんというか、恐るべし【型録通販のシャーリィ】です。勇者サイズでBWHが140オールだったジュリアさまの体型は、ヨガを経て110オールへと変化。
しかも、ダイエットスーツのサイズが15号であるにも関わらず、すっぽりと体が収まってしまったのですよ。
ええ、無理をして着こんだわけではなく、スポッと吸い込まれるように装着できました。
「……へ? ええええええ、これ、どういうことですか!!」
「まあまあ。今はまだ、スーツによって体のサイズが強制的に変化しているだけですわ。つまりそれを脱ぐと元の身体。ということで、こちら横になってくださいませ」
ベッドの上に大きめのタオルを広げ、そこに横たわって貰います。
あとは電極とダイエットマシーン本体を装着してスイッチオン!
――ヴイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン
「うひゃ、うひゃあひゃひゃ、こ、これこれ、なんだかくすぐったいかも」
なんとなく体をモジモジとしていますが、そんな事では痩せられません。
ここは耐えて頂きましょう。
「我慢してください。今、この試練を越えることが出来たなら、ジュリアさまは以前のような素晴らしい体型を取り戻すことが出来るのです。今あきらめたらすべてが台無しです。頑張るか、超がんばるか、どちらですか!!」
「超がんばりますわ!!」
「よろしい。では、パワーアップです」
――カチカチカチ
スイッチを最大にアップ。
あ、ちなみに自分の身体で試していますので安全は保障されています。
ええ、この状態で30分です。
私はこの間に、お顔と髪の艶を取り戻すケアの準備を行っておきましょう。
『アヒャ・肌育成スキンケア』を用意して、あとは時間が来るのを待つばかり……。
………
……
…
――1時間後
ゆっくりと日が沈み始めました。
大広間の特設会場での販売も無事に終了、今はサロンにてお嬢さまたちがのんびりとした時間を過ごしていると、扉越しにクレアさんからの報告を受けました。
ちなみにジュリアさまはといいますと、すでにすべての行程を終え、今は新品のドレスに身を包んでいる真っ最中。
「……嘘でしょう? こ、この、鏡に映っているのが私なのですか……」
「はい。ジュリアさまがお持ちしたドレスも、普通に着ることが出来る体型まで痩せることが出来ました。最初に申した通り、この件については全て秘密です。いいですね?」
口元に指をあてて、私は涙を流して笑っているジュリアさまにそうお伝えしました。
すると、力いっぱい頷いて、私の手をぎゅっと握って。
「本当は……もう、諦めていたのよ。でも、フェイールさんの商品の凄さをお母さまから聞いて、藁にもすがる気持ちでここに来たの。本当に、ありがとう……」
「これで契約は完了で……あ、あれ、契約ってしていませんか。まあ、お支払いはお気持ちでいいですわ。私もだんだんと楽しくなってきていましたから」
そうお伝えすると、ジュリアさんはお財布を取り出すと、その中から金貨を3枚取り出し、私に手渡してくれました。
「これは、私に奇跡を与えてくれたお礼です。では!!」
そう告げて、ジュリアさんは部屋から出ていきます。
それと入れ違いに、クレアさんとキリコさんが満身創痍の状態で入ってきました。
「さてと、こっちも無事に終わったようね。それじゃあとっとと後片付けをして、逃げる準備をしますか……急がないと、大変なことになるわよ?」
「へ、逃げるのですか?」
いきなり逃げる算段を始めるなんて、クレアさん、何かあったのでしょうか。
「そりゃあ、逃げるに決まっているわよ。いい、あのおデブちゃんがスレンダー美女に変身したのよ、それもほんの数時間で。少しでも体型を気にしている女性なら、その秘密を知りたいでしょうし、私も痩せたいってこの部屋まで来るに決まっていますからね!!」
「ということで、みんなでてっしゅ~!!」
ああっ、キリコさんまで楽しそうに叫ぶとは。
では、最後にメルセデス夫人にご挨拶をして、とっとと逃げることにしましょうか。
メルセデス夫人の別荘、その一室を借り切って、私はジュリア・ゴステローザお嬢様のダイエット作戦を敢行中。
あと3日で行われるデビュタント・ボール、そこで華々しく社交界デビューを飾るためには、兎にも角にもお太りになられている体を引き締めなくてはなりません。
そう、勇者語録でいうところのシェイプアップですよ!!
なんでも、勇者の世界では女性たちは常にダイエットを求め、日々の余暇をそれに費やしているというではありませんか。
世はまさにダイエット時代、つまり歴史でいうところの『シェイプアップの乱』とでも申すのでしょう。その余波は、今、このメルセデス邸にも吹き荒れています。
「さぁ、あと1分しかありませんよ!! 楽しい楽しいヨガの時間は、あと60秒です!!」
「はいっ、フェイール先生!!」
「先生はいりません。そのまま体を床に付けたまま腰を上げて、女豹のポーズで右足をグイっと伸ばします!」
ああっ、これは男性には見せられないポーズです。
こんな薄着で、しかも体にぴっちりと張りつくようなボディースーツをつけていては、見方によっては男性を誘う痴女のようにも……いえ、これも試練です!
「フェイール先生。この姿勢をどれだけ維持するのですか」
「30秒です。この時間は大陸一短い30秒に感じるかもしれません。でも、つらいからこそ楽しいのです!! 体脂肪が悲鳴を上げています!!」
「はいっ!!」
うんうん。
ちなみに私も彼女と一緒にヨガを行っていますが、私とジュリアさんではそもそも基礎体力が違います。
日々、旅を生業としている個人商店の私は、常に体を鍛えているようなものです。
ま、まあ、大都市や街に到着したら、ふかふかのベッドに温かい食事と、少しだけ贅沢をしていますので油断をするとお腹周りがきつくなってきますが。
でも、数日前に購入した健康器具の効果は絶大。
それをこれから、ジュリアさんにも体験してもらいましょう。
ということで、1時間ほどでヨガはおしまい。
一旦、汗を流すために浴室に向かって身を清めると、新しいボディースーツを手渡します。
「あの、気のせいか体が引き締まっているように感じるのですが。それに全身がポカポカと熱くて、こう……凄いです!!」
「ええ。こちらのダイエット食品とヨガによる効果は絶大。ですが、ジュリアさまには、これから奇跡を目の当たりにしていただきます」
「奇跡……ですか?」
そう頭を傾げて問いかけて来るジュリアさまに、私は力強く頷きます。
すでにジュリアさまも、私が用意したダイエット食品とヨガの効果は実感しているでしょう。
だって、すでに体のサイズはワンランク絞られています。
新しく手渡したボディースーツもサイズを一つ下げたものですし、それを装着しながらジュリアさまもお腹周りや二の腕、太ももをさすってニマニマしています。
「はい、奇跡です。いいですか、ここから先はフェイールの秘術。何人にも口外してはいけません。もしもそのようなことをしたら……フェイール商店は今後、ジュリアさまとの取引は一切行いません」
「はい、分かりましたわ。ご心配でしたら、契約の精霊にも誓いを立てましょうか?」
いえいえ、そこまでしていただかなくても結構。
「それは大丈夫です。だって、もしも口外した場合、リバウンドで太っても私どもは助けの手を伸ばすことは致しませんから……いいですか、太った女性が短期間で痩せたりした場合、油断してまた生活習慣がだらけてしまったり、美味しいものを食べまくって運動不足になりがちです。そなると、リバウンドと言って、以前よりも超高速で太ります。しかも、痩せにくくなるそうです」
はい、一部は誇張していますけれど、私の言葉を聞いてジュリアさまが真っ青な顔で力強く頷きました。ええ、リバウンドというのは本当に恐ろしいのですよ。これは、私が実家で過ごしていた時代……と、この話は心に閉じ込めておきましょう。
「では、まずこちらを着てください」
私はアイテムボックスから、『シックスパット・ダイエットスーツ』の収められている箱を取り出し、スーツ本体を手渡します。
それを着つける手伝いも行っていましたけれど、なんというか、恐るべし【型録通販のシャーリィ】です。勇者サイズでBWHが140オールだったジュリアさまの体型は、ヨガを経て110オールへと変化。
しかも、ダイエットスーツのサイズが15号であるにも関わらず、すっぽりと体が収まってしまったのですよ。
ええ、無理をして着こんだわけではなく、スポッと吸い込まれるように装着できました。
「……へ? ええええええ、これ、どういうことですか!!」
「まあまあ。今はまだ、スーツによって体のサイズが強制的に変化しているだけですわ。つまりそれを脱ぐと元の身体。ということで、こちら横になってくださいませ」
ベッドの上に大きめのタオルを広げ、そこに横たわって貰います。
あとは電極とダイエットマシーン本体を装着してスイッチオン!
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なんとなく体をモジモジとしていますが、そんな事では痩せられません。
ここは耐えて頂きましょう。
「我慢してください。今、この試練を越えることが出来たなら、ジュリアさまは以前のような素晴らしい体型を取り戻すことが出来るのです。今あきらめたらすべてが台無しです。頑張るか、超がんばるか、どちらですか!!」
「超がんばりますわ!!」
「よろしい。では、パワーアップです」
――カチカチカチ
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あ、ちなみに自分の身体で試していますので安全は保障されています。
ええ、この状態で30分です。
私はこの間に、お顔と髪の艶を取り戻すケアの準備を行っておきましょう。
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………
……
…
――1時間後
ゆっくりと日が沈み始めました。
大広間の特設会場での販売も無事に終了、今はサロンにてお嬢さまたちがのんびりとした時間を過ごしていると、扉越しにクレアさんからの報告を受けました。
ちなみにジュリアさまはといいますと、すでにすべての行程を終え、今は新品のドレスに身を包んでいる真っ最中。
「……嘘でしょう? こ、この、鏡に映っているのが私なのですか……」
「はい。ジュリアさまがお持ちしたドレスも、普通に着ることが出来る体型まで痩せることが出来ました。最初に申した通り、この件については全て秘密です。いいですね?」
口元に指をあてて、私は涙を流して笑っているジュリアさまにそうお伝えしました。
すると、力いっぱい頷いて、私の手をぎゅっと握って。
「本当は……もう、諦めていたのよ。でも、フェイールさんの商品の凄さをお母さまから聞いて、藁にもすがる気持ちでここに来たの。本当に、ありがとう……」
「これで契約は完了で……あ、あれ、契約ってしていませんか。まあ、お支払いはお気持ちでいいですわ。私もだんだんと楽しくなってきていましたから」
そうお伝えすると、ジュリアさんはお財布を取り出すと、その中から金貨を3枚取り出し、私に手渡してくれました。
「これは、私に奇跡を与えてくれたお礼です。では!!」
そう告げて、ジュリアさんは部屋から出ていきます。
それと入れ違いに、クレアさんとキリコさんが満身創痍の状態で入ってきました。
「さてと、こっちも無事に終わったようね。それじゃあとっとと後片付けをして、逃げる準備をしますか……急がないと、大変なことになるわよ?」
「へ、逃げるのですか?」
いきなり逃げる算段を始めるなんて、クレアさん、何かあったのでしょうか。
「そりゃあ、逃げるに決まっているわよ。いい、あのおデブちゃんがスレンダー美女に変身したのよ、それもほんの数時間で。少しでも体型を気にしている女性なら、その秘密を知りたいでしょうし、私も痩せたいってこの部屋まで来るに決まっていますからね!!」
「ということで、みんなでてっしゅ~!!」
ああっ、キリコさんまで楽しそうに叫ぶとは。
では、最後にメルセデス夫人にご挨拶をして、とっとと逃げることにしましょうか。
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